カジノと麻薬と北朝鮮

5年ぶりのマカオなので筆者が良く通っていたリズボアカジノを訪問したのだが、あまりの閑散ぶりに呆然としてしまった。アメリカ系カジノが多数進出したとはいえ中国人にとってカジノと言えば昔からリズボアで、莫大な札束と客引き娼婦が乱れ飛ぶここは鉄火場と言う言葉そのものの熱さがあったが、今や見る影も無いのである。

香港に戻った後でバクチ好きな旧友に聞いたら、リズボアはここ数年カジノ業界での凋落が止まらないのだそうだ。シェアはすでにアメリカ系カジノに握られていて、かつて無敵を誇った賭博王スタンレー・ホーは自分の帝国が崩壊するのを見るのが先か、あるいは本人がくたばってしまうのが先かの秒読み段階だそうである。

以前の日記にも書いたがリズボアのオーナーであるスタンレー・ホーは賭博王の他に麻薬王の異名も持ち合わせていて、これはカジノがマネーロンダリングに最適な業種であるだけでなく、第二次大戦中に日本人アヘン商人の下で麻薬ビジネスのイロハを学んだ時から一貫して続いているのだ。これは香港・マカオ人ならだれでも知っている事である。

例えば現在アジアで麻薬を生産している国と言えば北朝鮮が頭に浮かぶが、ピョンヤンの羊角島ホテルでカジノを経営しているのはスタンレー・ホーの会社だし、金正日の長男で今年暗殺された金正男が居を構えていたのもマカオ、そしてアメリカの金融制裁に引っかかったバンコ・デルタ・アジアもマカオの銀行だ。マカオは北朝鮮の違法ビジネス拠点だったのである。





さて筆者が香港にいた頃は北朝鮮のフラッグキャリア高麗航空がピョンヤンとマカオ、バンコクを結ぶ便を週一度飛ばしていて、マカオ・バンコク両空港でこの飛行機をじっと観察しても降り立った人間は多くて数人というトンデモなく不採算に見えたのだが、しかしこの路線を維持する目的は人ではなく積み荷にあったのだ。

ピョンヤンを出る際には機内には合成麻薬や覚せい剤がぎっしり積まれていて、戻る時には大量のドル札や軍事物資、それと金正日閣下のお好きな山海の珍味が積まれていると言われていたのだ。麻薬のバイヤーは中国系マフィアで、決済はリズボアカジノを一旦通した後でマカオの銀行へプールされていたのである。

そして当然マカオとバンコクには税関や保税職員、それに警察に鼻薬を効かせることが出来る大物がいるわぇで、マカオの場合だとこれはスタンレー・ホーだったのだが(タイの場合は王族の一員だという噂がある)、肝心のカジノビジネスがここ数年で凋落したことと、マカオ=北朝鮮コネクションへの監視の目が強まったことからこのビジネスモデルも終わりに近づいている様である。

「スタンレー・ホーの失敗は北朝鮮と商売したことだよ。麻薬はともかく偽ドル作ってる国をアメリカが許すはずがないだろ。だからアメリカ系カジノの進出を招いてしまったんだ」と言い切る香港人の旧友。筆者の理解ではマカオ政府とのカジノ出店独占契約権が2001年に切れただけだと思っていたが、どうも表向きとは別の裏事情があるようだ。





で、肝心のマネーロンダリングの方もマカオ行政府ならびに習近平主席の厳しいお達しでほとんど出来なくなってしまったそうなのだが、しかし金融工学の発展で手法はいろいろ広がったとはいえカジノを使うケースは依然として続いているのだ!と旧友は言うけど、でも・・マカオじゃもう出来ないんだろ?

だからカンボジアとか新しいカジノがあるだろ!と訳知り顔でいう旧友。なるほど確かにタイのカウンターパートは今でも健在だし、タイ=カンボジア間にはノーチェックなルートが数多くある。でもポイペトのカジノって莫大な額のロンダリングを帳簿のどこかに絞場せるほどの規模ってあるのかね?

それでなんか規模は一桁も二けたも小さそうに思えるんだが‥と言うと、この旧友は「だから一か所だけじゃなくていろんな国でやるんだよ!だいいちお前の住んでる国にだってあるじゃないか!と返事が返ってきたときに・・あるニュースが脳裏によみがえった。

マニラに最近オープンした○○〇カジノである。ここは他と違ってフィリピンでもアメリカ資本でもなく、オーナーはかの国の血筋のはず・・。それに本業の方がそのものズバリな方たち相手に資材設備を提供する事であり、たしかマニラのカジノ設立を巡って本社でかな~りゴタゴタしてるような覚えが・・。まあここらへんで止めとこう。






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なんでコイツを叩かないのか?

日本は選挙モードに突入したが、下馬評では希望の党の小池百合子は戦略ミスが祟って予想外に票が伸びず、一方枝野幸男は男をあげた格好になったため立憲民主党はかなり健闘する見通しらしい。筆者の目から見ても枝野は政治家としての筋を通しているから、外交安全政策では全く意見は違うものの筆者は立憲民主党に投票しようかと迷っているくらいだ。

しかしこうした枝野の人気に危機感を感じたのかネット右翼たちは「枝野は革マル派」というフレーズを盛んに喧伝し始めた。極左暴力集団の人間を日本の総理に選べば北朝鮮みたいな国になってしまう!と言いたいようだが、実際この噂をたどっていくと800万円の政治献金をJR労連(革マル派系労組)から受領していた事が根元らしい。

弁護士時代の枝野は革マル派運動家の裁判を引き受けたことがあり、それ以降何やら不穏な付き合いが続いているというだが・・。まあ元々民主党左派だから左翼には違いないのだが、しかし革マル派は神戸児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖徒の事件)に介入をするなど奇妙な動きするから、政治献金イコール革マル派というのもちょっと短絡的すぎる気がする。

それに「Zの研究」を書いた野村旗守が発言した通り革マル派は情報戦略に秀でているからも(試しにツイッターで中核派と革マル派を見てみると良い。情報に関する両派の違いが一目瞭然で判るはずである)、もし枝野幸雄が政界に送り込んだ隠れ革マル派なら、わざわざ足が付きやすい形で政治献金などするはずがない。だから筆者は枝野革マル派説はガセだと思っているのだ。





それに政治家を叩きたいのならなぜ世耕弘成(現経産相)を叩かないのだろう?。この男が早大在学中に原理研究会、つまり統一教会の学生組織に属していたことはちょっと調べれば判るはずだ。統一教会は韓国人文鮮明を神と崇めるカルト教団、洗脳テクニックを駆使して多くの人間を破滅させた邪悪集団、多宝塔や印鑑を高額な値段で売りつける霊感商法の元締めである。

ただし世耕弘成は叔父が国会議員だった事から統一教会は悪徳活動には関与させず、NTTでしばらく勤務させた後に叔父が死んだタイミングで議員ポストを世襲させることにしたのだが、面白いのは当選後に叔父が属していた旧田中派ではなく天敵の旧福田派(現安倍派:清和会)に鞍替えさせたことである。

統一教会がアジア各地の反共勢力を呼応して勝共連合を結成し、日本では岸伸介(安倍晋三の祖父)がそのカウンターパートだった事はよく知られているが、さすがの統一教会も自分たちが国会に送り込んだ回し者を別派閥にそのまま置いておくことは躊躇したのであろう。まあそのおかげで世耕弘成は今大臣やってられるんだけどね。

さてさて筆者みたいな危ない話が好きな方はよくご存じだと思うが、冷戦崩壊によって反共活動の意味がなくなったことから統一教会は存在意義が薄れてしまい、その結果としてこれまでの天敵だった北朝鮮にすり寄って今じゃ北の委託外注、有体に言うと対米対日工作のための下請け会社になってしまったのだ。





世耕弘成はその信者なのである。安倍晋三の側近にして元官房副長官、今じゃ経済産業大臣閣下になられた男が実は霊感商法の統一教会の信者でございました・・。これだけでも相当なインパクトのあるニュースになるはずだが、実はこの教会は今は北朝鮮の下請け謀略機関になっていてピョンヤンへ情報が筒抜けになっています・・となぜ言わないのだろう?

まあ確かに金日成=文鮮明対談以降の統一教会の立ち位置が左右逆転してしまったものの、その一方で日本の右派勢力とは過去のしがらみがあってずっと続いているから、ある意味左右両陣営にとっては敵でもないし味方でもないが取引はある・・というヌエみたいな存在になっているのかもしれない。

例えば小泉首相訪朝と拉致被害者奪還を介在したのは実は統一教会であることを自民党は表沙汰にして欲しくないのだ!とか、その一方10年前から世界中で突如活発になった反日運動のマスタープランを作り出したのが実は統一教会なため、その活動に共鳴している日本の左派は表立ってこの教団を批判できない・・となんて事だ。

しかし統一教会が右の顔や左の腕を見せようが、教団成立以来一貫してやって来たのは日本人からカネをむしり取り、日本人に贖罪意識を植え付けて未来永劫朝鮮民族の精神的奴隷(将来的には本物の奴隷)にしていく事である。このように邪悪な集団の一員である世耕弘成をなぜ誰も叩かないのか?日本のメディアはちゃんと機能しているのか首を傾げてしまう。






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いんちきウィスキーに見る儒教人種のメンタリティー

ふだん半島人との悪口ばかり書いてる筆者だが、実は韓国人の女と付き合ったことがある。それは今から23年前に香港に赴任したばかりの頃で、日本で付き合っていた女と決別したばかりだから寂しくて仕方がない。それで飲み屋で韓国人ホステスと話しているうちに深い仲に陥ったのだが、ある時彼女が「これ韓国のお土産だよ!」と言ってウィスキーを手渡した。

確かインペリアルという名前だったと思うが、韓国ではシーバスやバランタインよりもっと格上のウィスキーで、酒飲みたちの間で絶賛される逸品なのだと言う。ウィスキー党の筆者はそれじゃ早速!とグラスと氷を持ってきて琥珀色の液体を注いだところ、上質なウィスキー特有のあの豊潤な香りが・・漂ってこない。

そして味の方もごく普通の12年物ブレンドウィスキーと同じかそれ以下のレベルである。まあ愛国心が強い民族だから大げさに言ったんだろう・・と思った筆者は、「うん!旨いね!」と愛想を言った後で「この蒸留所は何処にあるのか?」と聞いたところ、予期した○○北道みたいな韓国内の地名では無くスコットランド・・という答えが返ってきた。

は?それどういう事?と聞いたら、う~ん、あたしも詳しくはないんだけど、樽ごとスコットランドから仕入れてるみたいよ・・と言う彼女。ああ、そういう事ね。だったらこれはスコットランドのウィスキーなんだな・・と言ったら、違う!これは韓国のウィスキーなのだ!と言い張って聞かないのだ。





あのねえ、取り扱ってる会社は韓国でも、樽詰めされたのはスコットランドだろ!仮に原液をタンクに入れて持ってきて韓国製の樽に入れたとしても、オリジナルはあくまでスコットランドじゃないか。それにこの会社だってスコットランドの名を出して宣伝してるんだろ!と反論したのだが、これが全く理解されなかったのである。

実はそれから十数年後に取引先の韓国人と話していて同じ事が起こったのだ。当時日本のウィスキーが海外で賞を取り始めた事がニュースになっていて、筆者がその話をしたところ、生来の反日思想が鎌をもたげてきたのかこの韓国人社長は「日本のウィスキーなんかよりも韓国製の方がよっぽど美味い!」と言い出したのである。

来たなチョン公!と内心舌打ちをする筆者。しかし一応客だから表立ってケンカするわけにはいかないので、だったらその韓国製ウィスキーを呑ませてもらおうじゃないか!と言ったところ(書き忘れたが場所はソウルのフグ料理屋であった)、この社長は店員に何かを呼びかけるや数分後に目の前にウィスキーボトルが置かれた。

ウィンザーという名前が書いてあることから結論がどうなるかは明白だが、念のため「蒸留所は何処にあるのか?」と聞いたところ案の定「スコットランドだ!」と答えやがった。こいつも同じか・・と呆れたが、折角だから「だったらそれは韓国製じゃなくてスコットランド製でしょう?」と言い返したら、なんと・・この社長は笑ったのだ。





お前は全然わかってない!とでも言いたげな表情で、これは韓国人がプロデュースし、韓国人がブレンドしたメイド・イン・コリアのウィスキーなのだ!と真顔で言う社長。この男は若いころスイス製時計エンジンを買ってきてニセモノをこさえて財を成したくらいだから、脳内には原産国とかオリジナリティという概念がそもそも欠如しているらしい。

いや無いのは筆者の元彼女やこのインチキ社長だけでは無く朝鮮民族、いや中国も含めた儒教文化圏出身者全体に言えるのである。多くの日本人は誤解しているが儒教の本質、儒教信者たちの究極の人生観は「徳が高い人間は手を汚さずに花鳥風月を愛でるのだ」という事なのだが、一見風流なこの発想に諸悪の根源があるのだ。

これ簡単に言うと「あくせく働く奴は徳が低い」「遊んでいる人間が一番偉い」と言っているだけで、そこから思考が枝分かれしていくと、仮にウィスキー業者に例えるなら「アルコールと発酵臭の漂う醸造所なんかで働く奴らは下等民だ」と「高貴な民はそういう下等民どもに作ったもの献上させて儲ければ良いのだ」へと発展していくのだ。

ふつう他国なら「そんな自分に都合の良い話が通じるはずがない」と思うところだが、困った事に儒教信者は中華思想みたいな「自分たちは世界の中心」と本気で思い込んでいるから常識の歯止めがかからず、会社の社長から出稼ぎホステスまで全員が全員とも自分勝手な理屈が世の中に通じると本気で思っているのだ。





ニセモノ時計にニセモノハンドバック、偽ドル札など「ニセ」が付く品物を作ってるのは大抵が朝鮮人か中国人な事を不思議に思われた方もいると思うが、なぜ両民族だけが躊躇せず違法行為に手を染められるのかと言うと、本物とかニセモノの意味や各国の刑法を知覚できる出来ない云々以前に、連中の脳内にこの儒教というとんでもなく歪んだ価値観が深く刻み込まれているからである。

他人が苦労して築き上げた名声なり信頼をいかに自分たちが盗み取って自分たちだけが儲けてるか・・。中国・朝鮮人の頭の中にはそれしかないのだが(蚊とかダニみたいな吸血生物を思っていただくと良い)、それを自分の中で正当化するために他人のモノは自分のモノで、自分のモノは自分のモノというヘンテコな論理が脳内で成立しているのである。

で、話をソウルのフグ屋に戻すが、目の前に出された自称韓国産ウィスキーを一口味わったところ、どうやらスコットランドの民は自分たちの最上等の酒をこの盗人民族には回してない事が判った。さすがは権謀術数の女王メアリー・スチュアートの国である。スコットランド万歳!東芝やソニーはスコットランド人を見習ってればあんな凋落せずに済んだのだ。

それで根が正直な筆者は率直な意見を返事したところ、この韓国人社長は怒り出してしまい、以降この会社とは商売は続いたものの一緒に酒を呑む関係ではなくなってしまった事は言うまでもない。ここで一言。けっ!こんなインチキ酒呑むなんてこっちから願い下げだわ! この盗っ人民族!






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オクトーバーフェスト

サラリーマン時代ドイツと取引が多かった筆者は何度かミュンヘンを訪れたが、この都市の名物と言えば皆さんご存知の通りオクトーバーフェストである。市内の大きな広場に超巨大なブースを構えているのは地元のビール醸造所たちで、期間中には数百万人もの人間で賑わうドイツ屈指のお祭りだが、しかしまだドイツに行き始めたばかりの頃の筆者には素朴な疑問が湧いてきたのだ。

9月中旬から10月頭は結構涼しいのに、何で冷たい飲み物の代表格であるビール祭りをやるんだ?という疑問である。どう考えても7月末から8月中旬あたりの一番暑い時期に開催した方が客だってもっと集まりそうではないか?。しかしそういう筆者の疑問に対して冷たい批判を浴びせたのが当時フランクフルト駐在員だった山田氏である。

お前はビールの事を何一つ判ってない!という厭味ったらしい前置きの後、ビールには上面発酵と下面発酵があるのを知っているか?と理系出身の筆者に対して大変侮辱的な発言をしたのだ。そんなの知ってますよ!常温(15~20度くらい)で発酵するため完成時に酵母が浮かんでいくのが上面発酵、それに対して低温(5~10度くらい)で発酵するので酵母が沈むのが・・。

そうか気温か・・。冷蔵庫のある現代と違って昔は寒い時期しか下面発酵ビールが出来なかったはずだ。だからオクトーバーフェスト(10月祭)とは「ついにビールを仕込む涼しい時期が来ましたがな!」を祝うのが目的だったのだ。(書き忘れたが下面発酵とはラガービール、ピルスナーなどの現在世界の主流を占めるビール、日本人が大好きなビールの事である)。





まあそういう事だ・・と言った後、何事も几帳面で論理的なドイツ人にはいちいち歴史的な理由付けがあって、暑いからビール祭りなんていい加減な理由なんかじゃないのだ!ビール祭りは発酵に適した時期に合わせているんだよ!お前は第二外国語でドイツ語を選択したのにそんなことも知らんのかー!とかなり強引な論理を持ち出して筆者を非難したのである。

前から嫌な野郎だとは思っていたがここまでとは・・。でもまあ10歳年上だから適当に相槌を打ってその場はやり過ごしたのだが、さてその翌年だか翌々年に再びドイツを訪れた時に、確かニュルンベルグだと思うが別のビール祭りに巡り合ったのである。ただし10月では無く6月に・・。

ミュンヘン同様に地元のビール醸造所がいくつもブースを構えていて、ドイツ人たちがソーセージ片手にジョッキを飲み干していたのだが、はて山田さん、アナタはビール祭りは仕込みに最適な涼しい時期が来たことを祝うのが目的だ!と言われていたが、この地域だけはこれから暑くなる時期にビールを作るのか?と聞いてやったのである。

明らかに動揺しているが、さすが営業で長年人を喰ってきただけあって「ここは上面発酵ビール(常温発酵)の本場なんだ!」と言う。なるほど・・。上面発酵ビールは常温、つまり15~20度以上で醸造されるから、確かに6月に生産開始というのは理にかなっている。





まあせっかく祭りに巡り合ったんだから一杯飲もうじゃないですか!という事で、多くの人間で賑わっているブースへと向かい、ずいぶん長い事待たされてやっと席に着くことが出来たのだが、「(上面発酵の代表格である)ペール・エールを2つ!」と頼んだら、金髪碧眼のウェイトレスは流ちょうな英語で「うちは(下面発酵の)へレスだけよ!」とのたまったのだ。

のっけから外したものの「この地方にも下面発酵(低温発酵)ビールだって少しはあるのだ!」と山田先輩はあくまで自分の説が正しい事を主張したのが可笑しかったが、お互い大酒呑みで大食いだから1杯だけで満足するはずも無い。そしてその次、その次の次、その次の次の次に訪れたビール醸造所ブースで出てきたのは下面発酵ビールばかりな事が分かってきた。

いや!昔のビールは全部が上面発酵だったから6月にビール祭りを行うことは伝統・・!と言うけれど、だったら冬が終わって気温が上がり始めた春から作り始めた方が経営上都合が宜しいのではないですかね?という筆者の嫌味に思わず黙り込む山田先輩・・。そしてダメ押しは隣の席に座った気の良いドイツおやじの「ビールが美味くなる暑い時期を祝うための祭りだよ!」の一言だった。

その後この男は一旦日本に帰国してから上海に赴任し、そしてついに本社からはお呼びがかかることなく昨年同地で定年を迎えたのだが、きっと上海でも間違いだらけの紹興酒のウンチクを騙っては日本人主張者を煙に巻いていたに違いない。ただ・・底が浅いから相手に論破されて随分苦虫を噛んだだろうけど・・。






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値付けがおかしいマッサージ屋

慢性的な肩こりに悩まされている筆者は近所にあるマッサージ屋に週一のペースで出向いているのだが、もしもアナタがこの店に入ったら数秒後には「おやっ?」と首を傾げるはずだ。マッサージ料金が書かれたプレートに1時間300ペソ、1.5時間500ペソ、2時間700ペソと書かれているからである。

時間当たりの単価が後に行くほど上がっていく。普通の店なら2時間500ペソくらいに設定するものだし、ケチなオーナーでもy=300xの関数上の価格にする筈なのにこの店は逆なのだ。しかし筆者の肩こりは1時間じゃほぐれないので初めて訪問した時は2時間コースを頼んだのだが、それを申し出るやマッサージ嬢や一瞬イヤな顔をしたのである・・。

さらに1時間が経過した当たりからマッサージ嬢は明らかに手を抜き始め、1時間半が経過したころには「エクスキューズ・ミー」と言って個室から出て行ったきり戻ってこなかったのである。普通ならマネージャーをドヤしつけるところだが、その時は引っ越したばかりでもめ事は起こしたくなかったから黙って帰ったのである。

ところが・・その後数か月して別の行きつけの店が潰れてしまったのでこの不快な店に渋々行ったのだが、30分を経過した当たりでマッサージ嬢(前回とは別である)がモゾモゾと筆者の下半身をゆっくりと撫で始める・・。そして腰の上にかけたタオルに突如現れた筆者の生理的兆候を見ながらニヤッといやらしい笑いを浮かべて「500ペソでどうかしら・・」と囁いたのだ。





そう、実はこの店は表向きはごくごく普通のマッサージ屋を装っているが、実態は紳士諸君のためのストレス発散センターだっただ。ここに集う客たちはマッサージ嬢の手や○○によってリラックスする事だけが目的だから、肩や腰をゆっくり揉まれてまったりなんかせず手早くシュコシュコ済ませて帰りたいのである。

一方売り手側も仕事が終われば早く帰って欲しいし、稼ぎ時で客がどんどん入ってくるのに「肩をもう一時間」なんて客に言われれば重大な機会損失だ。それと中には純粋なマッサージ屋だと思って入店してしまう筆者みたいなバカ客もいるから、店の方としても「出したら早く帰ってくれ!」「出さない客は早く帰れ!来るな!」という本音を客に伝える必要がある。

その結果長くいればいるほど時間当たりの値段が上がっていく変な価格表になっているのである。そして当然この手の値付けとは真逆の経済感覚を持つ女性陣が店に入ってくれば「まあ!何よこの店!」とだけ言って帰ってしまう訳だが、これこそ全くお呼びでない客を追い返すのには実に効果的な手段だな・・と筆者はオーナーの知恵に舌を巻いたのだ。

と言う訳で筆者は表向きマトモな看板を掲げながら女性陣が絶対に来ないマッサージ屋で毎週一回治療を受けているのである。なおこの日記は「慢性的な肩こりに」という書き出しで始まっているけれど、筆者が揉み解されているのは肩よりももっと別の部位であることは言うまでもない。






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