エイズ感染率が意外と低いフィリピン

テレビを見ていたらフィリピンでのエイズ感染が急増しているとのニュースが流れていた。統計は国際連合のエイズ合同計画(UNAIDS)のもので、2010年には年間4300件の感染だったフィリピンが現在は10500件へと増加し、アジア太平洋地域における新たなエイズ感染の90%以上を占める8カ国の1つになっている!と言うのである。

こう聞くとフィリピンはエイズで滅亡の危機に瀕しているような気がしてくるが、この「新たな・・8か国の1つ」というのがミソで、要するに現時点では感染者人口比率は低いけれど、この状態を放置していくと将来危ないですよ・・と言う意味なのである。

えっ?フィリピンってエイズ人口が少ないの・・。大部分の方はそう思われたに違いない。蔓延する売春に麻薬、バクラと呼ばれるホモセクシャルの多さに不衛生な環境とフィリピンの全てがエイズ蔓延国の条件を満たしているのに、国連統計によればタイの感染者が人口の1.1%、ミャンマー0.8%、ベトナム0.5%、インドネシア0.5%、マレーシア0.4%に対してフィリピンは0.1%以下なのだ。

あれだけ生でスコパコやって子供がバンバン産まれるフィリピン人でも、エイズのリスクがあると知ればコンドームを使うのか・・ともしもアナタが考えているとしたらそれは大間違いで、フィリピンのエイズ感染人口がASEAN随一の低さにとどまっている理由はコンドームなんかよりも麻薬の接種方法の違いからである。

これは2年前にエイズ関連の日記を書いたときにある方から「フィリピンは注射器ではなく炙り中心だから感染しないのだ」とコメントを戴いたので、さっそくヤク中の姉一家と同居していた従姉妹ジュミ女房の実家の隣に住むヤク売人に聞いたところどんぴしゃりの答えが返ってきたのである。





まずフィリピンでヤクと言えば十中八九覚せい剤で(フィリピンでもSHABUと呼ぶ)、日本だと注射器で摂取する方が多いらしいが、日本に比べると相対的に安いからか大部分の人間が炙り、或いはコカインみたいに鼻から吸い込む方法が主流であり、注射器はごくごく少数派だったのである。

一方タイなどインドシナ半島は以前ほどではないもののヘロインが一定の地位を占めていて、いったん精製してしまえばアヘンみたいに煙で吸引することは出来ぬから、方法はただ一つ注射、それも仲間たちと一緒に注射器を使いまわすケースがいまだに後を絶たず、これがエイズ人口の爆発に拍車をかけてきたらしい。

つまり諸条件は十分備えていながらも、たまたま麻薬の接種方法の違い「だけ」でフィリピンはエイズ人口を抑制してこれた‥と言う事なのだが、しかしだったら国際連合なりWHOはこの事実をもっと声高に喧伝しないのか?と疑問に思ってしまったのである。だって連中のいう事は啓蒙活動とエイズ特効薬とコンドームの3つしかないじゃない。

これは突飛な話だけれど、注射で摂取するよりも経口、胃酸と融合することで宇宙の彼方までぶっ飛んでいく麻薬を作れば良いではないか。しかもこいつは常習性が高くて一度やったら他の接種方法なんて子供だましにしか思えないほど強力かつ常習性が高ければ治安や家庭崩壊はさておきエイズ感染は激減するはずだ。

ちなみに筆者にだって最低限の人道意識はあるが、アフリカ人にいくら麻薬を止めましょう!と言っても無駄であろう。だったら他人に迷惑かけずに自己完結する麻薬を与えたほうが人類のためには遥かに有意義だ!と思いついたのだが、案の定テレビを見ると「コンドームの無料配布が最も効果的・・」とアナウンサーが話していた。だからもうそれ言うの止めろって!






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フィリピンで禁煙令が発布、だけど・・。

一昨日7月23日からフィリピン全土で禁煙令が発令され、公共施設や公共機関内では全面禁煙、また飲食店や商業施設では指定された場所以外での喫煙も制限され、違反した人間には初回は500ペソ、2回目は1000ペソといった段階別のペナルティーが課されることになったらしい。

法律の内容をよく見ると2007年に施行された香港の禁煙令によく似ていて、ある日以降暖かいオフィスから寒風が吹く屋外へとタバコを吸いに行かねばならなくなった自分自身の苦労を思い出したが、しかし筆者は5年前にタバコから卒業しているからフィリピンの禁煙令ではもはや何の被害も無い。

それにレストランの隣の席でスパ~と無神経に煙をふかしている輩が居なくなるのは望ましいけれど、しかし保健相(DOH)のお役人らしき男がしたり顔で「肺がんを激減させるため・・」と話しているのを聞いたときには「そんなら他にもっと禁止すべきことがあるだろうに・・」と呆れてしまったのだ。

排気ガスである。マニラ首都圏のオフィス街や高級住宅街じゃトヨタや三菱あたりの低排ガス車しか走ってないから気にならないかもしれないが、筆者の住むパッシグ下町とそれ以下の所得レベル地域、つまりフィリピン国土の98%は煙を濛々と吐き出す粗悪な車両、ジープニーにトライシクル、それと古いトラックで溢れかえっているのである。





これらの車がそばを通ろうものならゲホ!ゲハ!ウゲ!と咽てしまうほどの酷さで、フィリピン政府も一応は段階的に毒ガス車両の登録を廃止していく方針を出しているものの、そこは運転手のストライキとか代替交通手段が無いとかの理由で大気汚染が今後どう改善していくのかさっぱり見えないのだ。

タバコなら吸っている人間から離れれば良いだけだが、道路で車待ちしている時なんか排気ガスから逃れることは不可能である。だから国民の健康を考えるのなら禁煙令よりもまずは排ガス規制の徹底、それも煙モウモウの車両を発見したら即逮捕くらい厳しい法律を発令すべきなのだ。

もちろんタバコと排気ガスは別問題だが、日本でも香港でもタイでも国民の肺を汚染から守るにはタバコよりもまずは排ガス規制が先!という前提で法整備していったのに、フィリピンの場合は順番が逆なのである。それに厳しい禁煙令を発令したことで「どうだ!俺たちは進歩的だろう!」とどや顔しているだけの底の浅さが透けて見えるのだ。

「これで肺がんに怯える人たちの・・」とニュース番組で今回の法律をヨイショするバカ女司会者。一応ジャーナリストの端くれなら実は煙草と肺がんの相関関係には疑問点が多く、むしろ排ガスやアスファルト粉塵など車が原因となるケースが意外に多い事も付け加えろよ!と思ったが・・・。まあ無理だろうな。






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火の海になるのはソウルではない

緊張の度を増している北朝鮮情勢に関して、世の識者たちは①北朝鮮が核実験を実行し、②アメリカがピョンヤンを爆撃し、③北朝鮮がソウルを砲撃し、④北朝鮮が日本の在日米軍基地をミサイル攻撃し、⑤戦闘が本格化し北朝鮮滅亡する、という順序で話しているが、筆者はこれはちと違うのではないか?と思う。

北朝鮮のスタンスから見れば5月9日の南朝鮮選挙で親北政権が樹立されるのが対米直接交渉と並ぶ最優先事項だし、あるいは仮に何らかの混乱で選挙が実施されないとしても、合法手段による南北統一のチャンスを今後半世紀は摘み取ってしまうソウル砲撃(=韓国人の北への深い怨嗟蔓延)には踏み切らないと思うのだ。

それとアメリカ相手に直接反撃すればこれは100%間違いなく亡国への近道だからこれも手を出すとも思えない。しかしその一方で北朝鮮国内情勢に詳しいジャーナリストの話だと核実験に踏み切らなければ金正恩は権力維持もままならないくらい脆弱になってしまったというから今さら引くに引けない。

となると一旦核実験を実施してアメリカから空爆を受けるまでは大方の予想通りだが、そこで金正恩はソウル砲撃やアメリカへの反撃、あるいは在日米軍基地にも豆鉄砲一つ撃つことなく別のカードを切ると思うのだ。これは前回の日記でも書いたけれども、やはり日本の都市で大規模なテロを起こす事なように思える。





日本人を万単位で殺害する。手段はサリンガスをドーム式球場で散布する、リュックサック内の中性子爆弾を都心部で炸裂させる、あるいは前回書いた様にガスタンクにバズーカ砲をぶち込む・・などなどであるが、仮に筆者が金正恩なら一番足跡が付きにくくて最大の効果を上げる方法、例えば東京駅や羽田空港など交通の要所に天然痘ウィルスをばらまく方法を選ぶと思う。

もちろん誰もがこんなのは北朝鮮政府の仕業だと見抜いているが、訳の分からない組織が犯行声明を出す、在日韓国人が犯行を名乗り出る、特攻兵はアラブ系であるなどインチキを散りばめて誤魔化そうとするだろうし、それにこのケースだとアメリカは思ったほど大規模には北朝鮮攻撃をしないのではないか・・と思うのだ。

もちろん日米安保条約はあるしシリアが化学兵器を使った代償として59発の巡航ミサイルを撃ちこんだくらいだからアメリカは何らかの軍事行動には出るだろう。しかし嘉手納やグアムの米軍基地が攻撃を受けて米兵が死ぬ時の報復攻撃に比べればかなり手ぬるいものになるのではないだろうか。

韓国にしてみれば日本人が万単位で死ぬことは微笑ましい出来事だから、昨今の韓国人の狂った脳内では金正恩に対するシンパシーはむしろ高まりそうな気がするし、それにアメリカにとっては自国民や韓国人が死ぬよりも日本人がたくさん死んでくれた方が戦略的にはメリットがあるように思えるのだ。





軍事費の相次ぐ削減で世界展開でのプレゼンスが落ちていくアメリカにとって、自分たちの命令で命を落としてくれる日本人兵士が増えていくのは喜ばしい事なのである。特にアメリカが着々と準備している将来の中国との戦争のためには日本の軍事力増強と長らく米兵に守ってもらったお返しとしての手駒化は何が何でも実現したいからだ。

日本人が万単位で死ねば国民の深層心理にしみ込んだ平和憲法順守のムードなど一気に吹き飛んで危機意識が高まり、防衛費もGDP1%どころか4%あたりまで増加しそうだし、アメリカ製の武器を徹底的に買わせて将来中国と日本を直接戦わせ、我々アメリカは決着がついた後で分け前をあずかりに行こうじゃないか・・というのが本音ではないだろうか。

となると・・これはうがった見方だが、何も日本国内でテロを起こすのは北朝鮮である必要はないわけで、もしも仮に筆者自身がアメリカの軍事産業の社長であればブラックウォーターなど民間軍事会社の連中にやらせれば良いわけで・・・。と、まあここまでいくと陰謀論の世界だからこれ以上の想像は止めときますね。

でも米中首脳会談の習近平の複雑な表情を見ると、トランプが脅かしていたのは北朝鮮の斬首作戦なんかじゃなくて、「東京で大規模なテロが起これば日本が再び首をもたげて来るが、中国はそれでもいいのか?」という日本脅威論だったんじゃないか・・などと脳内妄想をつつい働かせてしまう一日でした。それで案外と中国軍は日本防衛へと手助けしてくれたりしてね。






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日本のココが危ない

動画サイトに毎日アップされる「朝鮮の声放送」を聞いていると、ここ1か月ほどの北朝鮮の公式見解がかなり攻撃的になってきた。「敬愛する金正恩元帥が国営ナマズ養殖工場を指導した」といったのどかな話題が影を潜め「前線567戦車部隊を視察した」「我が民族の尊厳を守るため敵陣を踏み潰し!」といった勇ましい話が滅茶苦茶多いのだ。

4月15日の金日成誕生日と30日の健軍記念日を控えている事もあるのだろうが、やはりこのスタンスの変化は米韓軍事合同演習が実施中であることと、トランプ政権が北朝鮮攻撃を示唆していることに対する反応であろう。しかしこの勇ましさをそのまま「戦争準備完了」と捉えるのは間違いで、背後ではアメリカと直接事を構えずに生き残る作戦が進行中と考えた方が良さそうである。

1995年にもアメリカと北朝鮮は戦争直前までいったが、あの時はクリントンが100万人の死者が出るという予測にすっかり恐れをなしたのと、カーター元大統領と金日成がギリギリのタイミングで妥協にこぎつけたから戦争が回避できたのだ・・と巷間言われているが、実はオウム真理教の不気味な動きが重要な役割を果たしたことは陰謀論の世界では有名な話である。

オウム真理教の実態は韓国のカルト統一教会の子会社であり、ご存じのとおり冷戦の崩壊により北朝鮮と統一教会がそれまでの敵対関係をかなぐり捨ててこの時期同盟関係を結んだのだが、米朝交渉が巧く行かず最早戦争は避けられない状況下で北朝鮮は日本国内でのテロ計画を進めていったのだ。(詳しくはここを参照)。





北朝鮮が米軍を撃てばアメリカは100%爆撃してくるが、日本国内の狂った組織が日本人を何人殺そうが(もちろんアメリカと日本は背後関係を知ってるけれども)表向きは米軍の攻撃理由にはならない。こういう連中があちこちにいるんだぞ!我々を爆撃すれば動き出すぞ!という不気味な恫喝がカーターの妥協ラインを下げさせたと言われている。

で、今回も1995年と似たような状況である。北朝鮮は当然ながらアメリカとの直接対決の他にも曲がりくねった謀略工作を用意していて、アメリカを躊躇させて交渉テーブルへ付けさせようとするのだろうが、その際に何処をどう攻撃したら最も効果的なのか?と考えると、やはり日本国内でのテロだろう・・というのが筆者の結論である。

アメリカ本土でテロを起こせばトランプは平壌への徹底的場爆撃をするだろうし、韓国国内で下手に事を起こせば次の選挙で新北候補者が負けてしまう。しかし日本で大規模テロが起きても韓国国民はむしろ大喜びするだろうし、アメリカも当事者じゃないからそんなにシリアスには受け止めず、それに日本人はすっぱりビビッてしまい反阿部の機運がるかもしれない。

それで北朝鮮が具体的にどういう手段にいって出て来るかだが、今現在日本国内には神社の木を枯らしたり仏像を盗むような連中やシールズにのりこえねっとがいて、こいつらの別動隊が東京や大阪の地下鉄や水道局に毒を混ぜるといった方法が頭に浮かぶが、これをやられたらマズいなあ・・と思うのはガスタンクだ。





村上龍の小説そのままで申し訳ないが、都市ガス会社のガスタンクにバズーカ砲をぶち込むのだ。原発と違ってガスタンクは大都市、例えば東京都内だと南千住に高島平、芦花公園、横浜なら磯子、大阪ならドーム前みたいな大きな集合住宅が立ち並んでいる地域にあるし、それに警備もたいして厳重ではないし、1キロ離れた高速道路からでも丸見えである。

ガス管はここから周囲数百万戸の各家庭と商店、事業所にまで網の目の様につながっているから、一旦ガスタンクがさく裂すると(ガス会社は一応安全装置はあると言っているが)爆発がガス管を伝って波状に広がっていき、下手すると数十万世帯を破壊してしまうのだ。これだと小型核爆弾を落としたのと同じくらいの効果である。

それとは別に火力発電所の側にあるLNGガスタンクも危険である。都市ガスタンクとちがって場所的には埋め立て地とか遠方僻地にあるから殺傷人数はそれほどでもないが、港湾施設や関門海峡などの戦略的重要拠点が破壊されれば国内輸送に重大な影響が出るし、それに発電所がやられれば復興するまで数か月間にわたって日本中停電状態なる可能性がある。

朝鮮総連の青年部や旧赤軍派にリクルートされた極左学生らが北朝鮮に頻繁に入国して、射撃ツアーならぬ軍事訓練の実習を受けている事は警察も掴んでいるそうだが、北朝鮮が本気になればサリン事件なんか比じゃない広島・長崎級の大損害を日本に与えられるのだ。かくなる上は戒厳令でも敷いて北朝鮮に関係する危険人物を万単位で拘束するしか手が無さそうだ。






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ずれてる東芝

倒産に向かって走っている東芝の株主総会が開催されたが、社長はじめ取締役たちの会社統治能力の無さ、責任感の欠如に株主たちの怒りが噴きだし、「もはや東芝は駄目だ!」「来年会社があるかどうかも判らない!」との気分が蔓延しているらしい。

原子力事業で単年度7000億円もの赤字を生み出し、さらに天然ガス取引で将来1兆円を超える赤字が出続けた上に虎の子のメモリ事業を売却すれば東芝本体に残るのは赤字だけ・・。実質この会社は解散価値算出のための事務局となるのは明白であろう。

さて筆者の友人たちも何人かこの会社で働いているのだが、そのうちの一人S君の消息について共有の友人が連絡してきた。二人が属していた商学部ゼミのOB会開催を伝える傍ら「最近はどうだい?」と言った感じで先々月に話をしたそうなのだ。

「それがさ、Sの奴はあんまりこたえてない感じなんだよ」という友人。Sは台北支社の赴任を終えて今現在は東芝本社のメモリ部門で課長を務めているそうだが、まあ成るようにしかならんよ・・と案外さばさばしていたそうなのだ。





メモリ事業はこのままだと外国企業に買収されて骨と皮だけにされるはずなのに屈託なく笑えるというのは何か変だ。それに今から20年前にお互い駐在員として香港で飲み明かしていた頃のSは筆者の目から見ると相当愛社精神にあふれる男だったのである。

電子部品業界の方ならご存じのとおり、クソ真面目だが中身は案外と柔らかい日立やエゲツない松下と違い東芝の社員は「我が社は日本の経済界を担っているのだ!」という独特のプライド、自分と国家の結合意識が他の会社に比べておしなべて高いのだ。

これは石坂泰三や土光敏夫といった日本を代表する財界人を輩出してきた事や、家電や半導体など各時代の主要輸出産品と重電・インフラなどお上相手の事業をしてきたことが関係しているのだろうが、東芝の社員と話をするたびに「国策企業」のラベルが彼らの顔に貼ってあるかのような錯覚にとらわれたのである。

ふつうの会社なら自社(Company)の立ち位置を顧客(Company)と競争相手(Competitor)の3C関係で考えるものだが、東芝の場合はここに国策とか国家(Country)が入っていて、香港支店でも一番下っ端社員だったS君からも「自分は国策企業の人間」というプライドをひしひしと感じ取ったのだ。





まあどの会社でも「我々は××社と違って伝統ある・・!」などとお題目を唱えるものだけども、それが行き過ぎると儒教的な選民的優越感に囚われてしまい、いつの間には自分たちが他の人間より一段背の高い椅子に座っている気になってしまうのが困りものである。

だから・・ここから先は筆者の推測なのだが、東芝の社員って上から下まで「まあ最後は国が救ってくれるよ」と思っているんじゃないだろうか?そう考えると株主総会で東芝役員たちに全然当事者意識が無かったことや、課長のS君が案外とあっけらかんとしているのも何となく頷けるのだ。

いくら財務内容が絶望的であろうとも、メモリ事業の売却に踏み切ろうとも、ウエスティングハウスが破産しようが現実を直視せずに「東芝は日本を担っている」と言う最早崩壊寸前の仮想現実に逃げ込む、東京電力や日本航空の様に一時期の嵐が過ぎ去ればまた元の東芝に戻れると思い込もうとしているのではないだろうか。

S君の消息を知らせてくれた友人にその話をしたところ、「確かにSの奴と話していても将来の不安とか悲壮感は微塵も無かったし、それに何というかアイツの頭の中に全く別の音階のメロディーが流れている感じだったな」との答えが返って来た。やっぱり相当ずれちゃってたか・・。






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