冷たい冷たい目線

2016/06/29 10:00:30 | 日記 | コメント:2件

日本で買ってきたステーキ肉があるから我が家に食いに来い!と従姉妹フィリンを呼んだところ、これがどういう手筈なのか他の従兄妹たちも押し掛けてきてしまった。一人を誘うと別の人間を誘い、そいつがまた別の人間を誘うというフィリピン式連鎖である。

その中に従兄弟ジェンと嫁のジュミ、そして今年7歳の娘オレンジもいたのだが、このオレンジは我が家に入るなりジーッとあたりを見回しはじめ、やがてベッドルームに入るやベッドの上に座り込んでぞのままずっと黙り込んでしまったのである。

そうか、オレンジは1年前までこの家に住んでいたんだからな・・。そう、この家は当時破産寸前に追い込まれていた従兄弟ジェンから居ぬきで買ったのである。家具や電気製品の大部分はジェンが使っていたモノがそのまま残っているから、壁の色以外はオレンジが住んでいた頃とほぼ同じだ。

筆者は生まれてから成人するまでずっと同じ家に住んでいたので、家への懐かしさという感覚はあんまり無いのだけれど、オレンジにとって生まれ育った家には何がしかの思いがあるに違いない。それでみんなステーキ肉にがっついているというのにオレンジだけはベッドルームに入ったままなのだ。





オレンジも早く食わないと肉が冷めちまうぞ!とジェンとジュミに言ったのだが、この二人は「好きなようにさせてあげて!」と言った後は何だか神妙な顔をしている。しょうがねえな・・じゃあ俺が呼びに行くか!とベッドルームに入ったところ、筆者の方向を振りむいたオレンジの表情にあってはならない感情が読み取れたのだ。

もの凄く冷たい目だったのである。もともとオレンジは実に朗らかな小娘で、筆者の前ではアメリカの何とか言う女性歌手の歌を歌ったり奇妙な踊りを演じてみたりと中々かわいい女の子なのだが、この時のオレンジは昔の怪奇映画オーメンのダミアンにような異様な表情をしていたのだ。

おい!ステーキが出来たぞ!日本のビーフだぞ!と声をかけてもオレンジは凄く冷たい目で筆者を見るだけである。ど・・どうしたの・・と狼狽する背後から突然オレンジの母ジュミの巨体が現れ、オレンジに「%&#P@Gバア」と声をかけたらこの小娘の表情は急に朗らかになったのである。

気まずい雰囲気になったのかジェンとジュミ夫妻はオレンジを連れて早々に我が家を持してしまったのだが、「俺なんか嫌われるようなことしたかな・・」と記憶を手繰ってみても何も思い当たらない。それで場がお開きになっても我が家に残ってムシャムシャ何かを食い続けてきた従姉妹フィリンに聞いてみたところ意外な話が発覚したのだ。





あの家は日本人が欲しい!欲しい!って何度も何度も言うからあげちゃったのよ・・。なんとジェンとジュミは娘オレンジに対してそう説明していたと言うのである。オレンジはこのアパートが大好きで引っ越しの時には尋常じゃないほど泣き喚いていたことは筆者も知っていたが、まさかこういう説明をしているとは思いもしなかった。

ジェンとジュミにしてみれば自分たちが文無しになってしまったとは娘には言えなかった事は判るけれども、筆者を悪者にするというのは幾らなんでも酷すぎないだろうか?。だいいち筆者はこのアパートを買う気は全く無かったのに、頼むから買ってくれ!でないとオレたちは破産する!と泣きついて来たのは彼らの方なのだ。

住宅ローンの滞納が続いてこのままじゃアパートを差し押さえられる!というから結構な額の金を貸したら、その1年後には勤めていたコールセンターが倒産してしまい再び滞納額を膨らませてしまう。それで今度はアパートを買ってくれ!と言うので1ドル120円の円安にもかかわらず渋々購入したら今度は娘に恨まれる・・。

相手の事を思って施しをしたら結果的に恨まれてしまう・・。こういうのって無間地獄とでも言うのだろうか?。筆者を冷ややかに見つめるオレンジの目を思い出すたびに、この連中に施しをすることは無意味なんだな・・との思いを強くする。はっきり言って何一つ報われません。






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コメント

2016/06/30(木) 06:13:30 | URL | starchild #/9hBKkrU
むけん地獄、今風に言えば、ライフタイムセンテンスの罪をおかした罪人を収容する、脱走不可能な特別刑務所。(フィリピンは楽しいけど(笑)仏教は陰湿だから)


なんといいますか、キリスト風にいえば、神様は見ておられます。ですから、あの世では、天国で楽しい第二の人生を楽しめます。

子供のしつけに、おまわりさん 怖い。と同じで、日本人=違う常識の中で生きている/自分勝手

って事で、子供を説得・納得させやすいのでしょうね。

そのうちオレンジがママレードになる頃には、真実を理解するようになりますよ。

今、フィリピンで話題になっている、代理出産(SURROGATE MOTHERFOOD)関連用語の「telling」 ですか。

いつ本当のことを子供に教えるか?

ということで、気になさらないように。

オレンジの親も親だよね。ステーキ食いたさに、いやがる子供を無理してつれてくる。「家に帰ろう」といわれたら、喜んで帰ったわけでしょう。どうせ、招待を断ると、日本人怒るから、ママも嫌だけど行かなければならない。だから、我慢してね。 そんな言い訳をしてるのでしょうね。

お疲れ様。

2016/06/30(木) 07:49:08 | URL | starchild #/9hBKkrU
一般論ですが、フィリピン人と言うのは、後先考えないその場限りの嘘(アリバイ、言い訳、正当化するための)つくから、嘘を隠すためにさらなる嘘を、そしてもし追求すれば、すぐに切れる。

あと、日本的に解釈すれば、「嘘をつく」 と 「秘密を話さない」との違いかも。確かに、秘密を話さない ことは 嘘をついたことにならない。(汗)だって聞かなかったから(笑)


今日は、ドテさんの就任式。前代未聞の、正副大統領別々で(笑)

昨日、マルコスは、最高裁に選挙不正(開票ミス)として、再カウントを数億円の供託金をそえて、提出。
ドテさんは、暗殺恐れて、お忍びで昨夜パシッグ?(多分。マカティかもしれない)のホリデーインに家族と共に宿泊。
副大統領も、就任式前の暗殺をおそれて、厳戒態勢。(可能性は非常に低いけど)

就任式を終えて、やっと精神的にホッとするのでは、両陣営は。

それにしても、ドテ大統領の就任式の海外からの参加者も含めた、要人たちへの会食メニューも型破り。

普通のフィリピン庶民料理。よく言えばダイエットメニュー。

サバ(料理用バナナ)のフライとか、飲み物はマンゴージュース、カラマンシージュース。(爆笑)

おいしいものを毎日喰いまくっている高官にとっては、結構受けがよかったりして。日本のサミットとは正反対ですね。

結構面白いですよ。


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