懐かしいけど恥ずかしい四人組

2016/06/12 11:58:05 | 日記 | コメント:0件

昨日BS放送を見ていたところ懐かしい番組を見つけた。ベストヒットUSAである。筆者は高校生から大学生にかけてこの番組を貪るように見ていて、あっ!今週ついにマドンナの新しいミュージックビデオが公開されたぞ!とか、ついにミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイが一緒に曲を歌ったぞ!などと喜んでいたのである。

だいぶ老けてしまったがDJは昔と同じく小林克也で、彼の口からカルチャークラブなんて30年以上忘れていたグループが今月末に日本で公演するなんて話が飛び出したりする。いやいやこれは全く高校生の時代に戻ったような気分になったが、この日の特集がABBAだと聞いて筆者は急に恥ずかしくなってしまった。

ABBAは筆者が小学生から中学生の頃に流行った男女4人組グループで、実際筆者が生まれて初めて買った洋楽レコードはABBAのベストアルバムなのだけれども、同じ時代に活躍したクイーンに比べると「自分はファンだった」と名乗り出るのをかなり恥ずかしく感じてしまう存在でもあるのだ。

ABBAを同じ時代の日本の音楽に例えるなら(大変失礼ながら)ピンクレディーみたいな子供から爺ちゃん婆ちゃんまで楽しめる大衆歌謡曲であり、後年ABBAよりも少し前の時代のジミ・ヘンドリックスや同時代のセックス・ピストルズが好きになった筆者としては、ABBAの唄にあわせて踊ってまして・・とは永遠に封印したい黒歴史なのだ。





そういう訳で筆者はABBAなど遥か昔に記憶の中に封印してしまったのだけれど、昨日たまたま彼女らの唄を聞いたために赤面してしまうような過去の思い出が甦ってくるとともに、その一方ABBAのプロモーション戦略について小林克也氏が説明しているのを聞いて「えっ?そうだったの?」と一人ごちてしまったのだ。

スウェーデンと言う非英語圏出身のためアメリカやイギリスで成功するのは絶望的なABBAは同じく非英語圏をターゲット市場にする。そのためには人々に口ずさんでもらえるよう歌詞は簡単で分かりやすい英語にするとともに、アルゼンチンなどのラテンアメリカ諸国に入り込むためにはスペイン語の詩も用意する。それから北欧という地の利を生かして共産圏にも売り込みをかける。

さらにこの二組は夫婦であるため、セックス、ドラッグ、反体制など当時のロックミュージシャンにありがちな反社会性とは完全に隔絶し、BBCら公共放送からスウェーデン王室、さらにはバチカンまでもがお墨付きを与える健全な存在として独自の地位を確保する。今ならわかりがこういうのは差別化戦略と言うべきだろう。

確かに欧米2国出身者しか成功しない音楽界で70年代を代表する世界的なグループになるのは並大抵な事ではない。彼らの音楽というのは正直言って今ではあんまり好きではないけれど、マーケティング的な手法には確かに目を見張るものがあるようだ。そう考えると「当時の市場性を考えれば・・」なんてウンチクを加えれば自分の中の黒歴史もカミングアウトしやすくなるかも・・、いやそれは無いな。






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