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おとぎ話のような世界

昨日ホテルでテレビを見ていたら世界の色んな国クイズといった番組をやっていた。土曜の夜でどこも混んでいるので部屋で番組を観ることにし、内容を女房にいちいち通訳していたのだが、その内容のあまりの酷さに筆者は途中で呆れてしまい、さらには女房も笑い始めてしまうほどであった。

その番組は世界の独裁国、つまり民主主義でない国家特集と言うテーマであったが、独裁と言えども立派な国家は沢山あるのだ!という内容である。そしてその立派な国の最初に登場したのがなんと旧ソ連の構成国であるトルクメニスタンであった。

ニュースを丹念に追われている方ならこの国家が立派な国として出て来る事に多大な違和感を持たれるであろう。前ニヤゾフ大統領は就任後にマフィアなど犯罪組織を撲滅はしているが、憲法を無視して終身大統領を名乗り始め、ついには世界で最も腐敗した国家ランキングトップ10に常時入る国まで自国を堕落させてしまったのである。

ところが解説員として登場した元産経新聞の記者というオッサンは「彼は戦争を永久に放棄し衛星中立国を名乗り出た立派な政治家なのだ!」と褒めたたえ始めたのである。衛星中立国が立派だと?そりゃ宗教や政治体制の違う国がモザイクの様に散らばっている複雑な地域だからあくまで外交安全保障政策の選択肢の一つとして採用しただけだろうが・・。

しかし番組では「えーっつ!それは立派!」というテンポで終始し、前ニヤゾフ大統領がいかに国民を弾圧し政敵をどういう形で葬り去って来たのかは一切触れないまま聖人に祭り上げられていったのである。どうもフジサンケイグループは金正恩が永世中立を宣言すればアジアの聖徳太子とでも故障しかねない様である。





続いて出てきたのはカタールの王様で、石油・天然ガス収入で潤っているから税金も医療費も教育費もただなのが素晴らしい!、さらに天然資源の枯渇に備えてイギリスのハロッズ百貨店やシンガポールのラッフルズを買収したのは賢明な選択である!という呆れた一本調子で終始し、ペルシャ湾岸諸国特有の一部王族による富の偏在については全く説明が無いのである。

そして最後に登場したのはお馴染みのブータンの王様で、GDPやGNPではなくGHPという総国民幸福指数を国家目標に掲げていると言う説明は良いけれども、2008年に国王親政から立憲君主制へ切り替えた理由について番組では「国民の幸福を考えた結果、王様は政治に口出ししない方が良いと考えた」と説明し始めたのである。

これは全くの過ちというか致命的な偏向報道で、実際はブータンの隣国ネパールの王政が同じ2008年に廃止させられたことが原因なのである。王宮内での王子による国王一家暗殺と不人気な弟君が王様に着いたことで発生したゴタゴタ、そして王宮を明け渡す国王一家の映像はご記憶に新しいはずだ。

同じことがブータンで起こることを恐れた国王は国民の怒りが膨らむ前に譲歩しておいただけなのに、この番組はそういう事実は一切無視して王様万歳!で本当にお終いなのである。そしてこの番組を最後まで観た女房の感想は「これはおとぎ話みたいだけど、こんな番組見てる日本人ってどうかしてるんじゃない?」という全く当を得たものだけに筆者は思わず赤面してしまったのだ。

もちろん番組に登場した芸能人たちも自分たちが相当バカな台本に乗せられているな・・と思っているのだろうが、テレビ局のプロデューサーやディレクターがここまで幼稚化していたとは思わなかった。そのうち池田大作や文鮮明は平和を愛する神の子でした!と礼賛するクイズ番組でも作り始めるんじゃないだろうか・・。






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都合の悪い所はすべてカット、テレビ番組を信用したらダメ!
でも、Eテレとか飯食いながら眺めてたら、結構勉強にはなる。

ピリピンの歌って踊って、マハールキタ!のタガログドラマとか
あと銭になるクイズ番組よりはマシでしょうな。

 

一般的な日本人にとって、前述の国なんか、どうでもよいわけで。

スイスかどこかで、高齢になれば働かなくても、それなりの生活が送れる制度ができるかも?みたいなニュースの方が私的には気になりますね。

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