一寸先はどん底

豪華クルーズ船の料理人をしているスプークが久々にフィリピンに戻って来たので我が家で一杯やる事にした。コイツが契約しているのはアメリカにある船員紹介組合のような組織で、イタリアの船会社だと3か月間契約で幾らだけど行くかね?とか、アラスカ航路で急に欠員が出たから来週バンクーバーに向かえるか?などと言った形で仕事を取っているらしい。

それで彼から船内での様子やカリブ海の意外な穴場など愉快な話を聞いていたのだが、酒が進むにつれて思った通りスプークの実兄クリス(同じく船の料理人である)の離婚話へと話題が流れていった。クリスの妻ミシェルは2人の子供の育児を放棄して若い間男へと走り、さらには最近シャブにどっぷり嵌まっていることが発覚して周囲を驚かせたばかりだからだ。

「ミシェルは最初からああなると思ってたよ」と言うスプーク。は・・?あんたもミシェルに誘惑された口なのか?と誰も笑わない冗談を筆者が言ったがために場がちょっと白けてしまったが、スプークはさっきまでとは違った真剣な顔つきになって「違うよ!ミシェルは昔から自分は特別だ!って思う性質だからな」と言いだしたのだ。





筆者には娘も居ないし姉も妹もいないから女の子の気持ちと言うのは正直判らないのだが、ミシェルは小さい時から全然美人でもないのに何故だかお高く留まっていて、近所に住んでいたスプークにとってはいけ好かない女だったというのである(書き忘れたがスプークと兄クリス、それと兄嫁ミシェルは幼馴染同士でもある)。

ああいう風に自分は他とは違うんだ!という女は現実と折り合いが付けられないからね。いつでも何かに不満を感じていて隙だらけだから悪党に付け込まれやすいんだよ!と言うスプーク。フィリピンじゃ女はちょっと愚鈍でシンプルでなければマトモな人生は歩めないのさ・・と30過ぎたばかりなのにまるで老人みたいなことを言う

ところが意味が分からずにいる筆者を尻目にこのスプークの意見に真っ先に賛同したのが従兄弟のジェンである。このジェンは実の妹メイと女房の姉という2人のシャブ中がいる気の毒な男なのだが、このシャブ中の二人もミシェルと全く同じように少女時代は「アタシはアンタ達とは違うのよ!」というタイプの女だったと言うのである。





兄妹3人のうちジェンとジャネルの男二人はパンパンガ出身の父親から素朴な性格を引き継いだが、妹メイは見栄っ張りで野心家なイロカノ州出身の母親を色濃く引き継いでしまい、学校を出てからも服やバッグに金を掛けるものの貯金通帳の残高はいつも0かマイナスで、周囲でも一番ハンサムな男しか付き合わないわ!という青春時代を過ごしてきたらしい。

それからジェンの女房ジュミはレストランよりも自宅で料理を作った方が・・と質素をモットーとしているのに対し、シャブ中になってしまったジュミの姉は昔から外食好きで社交的、さらに子供時分から父親の仕事場であるクラブの楽屋に入り浸っては同僚のミュージシャンや歌手たちにチヤホヤされるのが好きで好きで仕方が無かったらしい。

しかしメイとジュミの姉も外見的には十人前な上に特別高い能力があるわけでもないからごくごく普通のOL職に就いたものの、そこで見てくれは良いが頭も懐もからっぽの男に嵌まりこんで子供を産んだ挙句に直ぐ離婚、そしてまた別の男に嵌まりこんで・・を繰り返すうちにシャブにまで手を出してしまうというお決まりの転落コースを歩んでいるのだ。





重ね重ね申し訳ないが筆者は女の姉妹も娘もいないので彼らの話している内容はあんまり理解できないし、これまで書いてきた文字言葉ではスプークやジェンが言いたいことを十分に説明できているのかどうかは疑問なのだけれども、要するにフィリピンで能力以上のプライド、あるいは見当違いなプライドを持った女は人生を踏み外してしまう!という事らしい。

もちろん日本でも同じ様な勘違い女はクラスに1人や2人はいたが将来シャブ中にまで堕ちるのはごくごく少数派で、大部分の人は結婚相手や結婚自体への折り合いをつけられずに一生独身になってしまうパターンなのだろうが、何びとも男女の関係に陥りやすいフィリピンではゴロツキ男に引っかかって人生まっ逆さまになってしまうのが定番なのだそうだ。

さてフィリピン人との間に娘を設けたお父さん、あなた寿司でもウナギでもメニューに上中並とあると娘の前では格好つけて上とか特上頼んで悦に入っていませんか?。そういうのを積み重ねていると娘の中に「アタシは特別なんだ・・」という思い込みが出来てしまうかもしれないよ。今度レストラン言ったら迷わず並を1個だけ頼んで皆で分け合ったほうがいいかも・・。






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パンパンガフィリピーナ 

友人のフィリピーノからパンパンガのフィリピーナは無駄にプライドが高く、パロパロやお金目的が多いから、パンパンガだけはやめておけとよく言われます。

 

同じ予算なら、市場や日本食材店に買出しに行って、自分の家で料理して食べるとか。

こういうお父さんなら、娘もしっかり育つかも。

ウナギ、どんぶり、重、関西風・関東風、名古屋風は別にして、日本でもおいしい店は数少ないと。


フィリピン産生ウナギを調理している店もあるそうですが、結局、冷凍品(上、並)。これに1000ペソも出す勇気は私的にはありません。(貧民ダカラ。涙)

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