フィリピンらしいおバカな一日

先日近所のジョー爺さんの喜寿のお祝いに行ってきたのだが、その際起こった些細だけれどもフィリピンらしいエピソードがあったのでご紹介したい。

パーティー会場になったのはパッシグの公園内にあるレストランで、東京でいうと井の頭公園とか小金井公園の池のほとりにある食堂のようなものらしく、招待状には食事だけでなく公園内を散策することもできますよ!と書かれてあった。

どうせ時間通りに来る人間などいないから筆者ら夫妻は1時間遅れていったのだが、これは全く正解でちょうど皆が席について今からビュッフェを食べ始めるところである。しかしその日は朝から蒸し暑い日で、さらに食事会がスタートしたのは午後の一番暑い時間帯、しかもこの店にはエアコンが無いときた・・。

席に着くなりウエイターが飲み物を聞いてきたので暑さに参った筆者は「ビール!」と頼んだところ、申し訳ありませんがアルコール類は置いてありません・・と言う。なんとここは公共の場だから酒の販売だけでなく喫煙もダメなんですよ、サー!と言うのだ。

そんな・・。ジョー爺さんは真昼間から酒を呑むのを習慣としている男だし、だいいち筆者の座ったテーブルにいるのは全員とも爺さんの酒飲み仲間ばかりなのだ。それでみんな何となく手持無沙汰な感じでいるし、おまけに奥方たちにもタバコ吸いが多いから皆ソワソワしているのだ。

「爺さんの息子は気が回らないからね」と広東語でこっそり言う女房。たしかに人は良さそうだが一目見てバカだと分かる息子は本日の幹事であるにも関わらず気の強そうな奥方と、デブンと太ったこれまたバカそうなガキとのお喋りに夢中になっているばかりで、傍にいるジョー爺さんはなんだか取り残されたようにポツンと座っているだけだ。





さて小一時間経過してトイレに行きたくなった筆者はウエイターに場所を聞いたところ「公園内のトイレを使ってください、サー」と言う。この店にはエアコンだけじゃなくトイレも無いのか!とムカッと来たが、園内地図を見て探したたった一つのトイレに行くと、なんとそこには青いシートが掛けられていて工事中であった。

頭上では溶接工事をしていて火花がパチパチ落ちて来る中を無理矢理トイレに向かう筆者。この大きな公園にもかかわらずトイレは一カ所だけで、さらに便器もたった一つだけなのである。おかしいな、今日は土曜日で大勢の人間で賑わっているのに何で人が並んでいなかったんだろう・・と思ったが、帰り道でガキどもがそこら辺で立小便をしているのをみて納得した。

店に戻るとジョー爺さんが筆者らのテーブルに来て酒が出せないことを詫びていたのだが、傍にいた爺さんのバカ息子は「パッシグはグリーン・シティ(環境都市)ですからね」と阿呆な言い訳を抜かす。おまえなあ・・、単にお前が店選びを失敗しただけだろーが!。それと環境はいいけどトイレに便器が1つしか無くて、おまけにこの休みの日に工事してるから、皆あちこちで立小便、野グソしてんだぞ。

この他些細な事で鬱憤が溜まることもあったが、開始から3時間が経過してジョー爺さんの喜寿の祝いもお開きとなり、自宅へと帰る途中にもう一度トイレに行こうとしたら、なんとトイレはモクモクとした煙に包まれているではないか。アッ!溶接の火花が引火しやがったな!と思ったが、よく見ると薄汚い恰好をした労務者がたき火をしているのである。

公園にはただ一つのトイレしか無くし、しかも今日は土曜日で人が溢れているのにトイレは工事中で、さらに労務者が焚き木を始めたために近くに寄ることも出来なくなってしまった・・。それでみんな木陰で用を済ませるしかないので木陰は糞尿で溢れてしまうが、公園の入り口には市長の写真と共に「グリーンシティを心掛けるパッシグ市」の看板が掛かっている。

フィリピンに住むという事はこういう何気ないおバカな出来事に巡り合い続けるという事である。






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大統領選挙と同じようなポスター 

御題目だけは立派なアメリカ指向の国

もうすぐ、大統領選挙だか、どうなますか?

 

今日から、フィリピンはとまります。電車ない。飛行機ない。銀行ない。モールない。TVない。暑さと戦って下さいね。今時メトロマニラに居るのは、お金の厳しい人だけかも。皆さん海外やリゾートに脱出してるようで。

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