シーバスリーガルは格下の酒?

2013/10/31 02:05:08 | フィリピン雑学帳 | コメント:0件

親戚や友人の集まり(ウチ飯)がある度に筆者は酒類を用意するようにしている。女性陣にように料理を作れるわけでもなく、また若い男たちにように配膳やら小間使いをやるような年齢でもないが、長老のように何もしないのも気が引けるのである。最初は「いつも悪いわね」と遠慮していた親戚たちも、毎回ウィスキーやビールを抱えて会場に現れる筆者を見慣れてきたのか、最近は「ビールはレッドホースじゃなくて(上等な)サンミゲールライトにしてくれない?」とか「女性陣はアップル味のサンミゲールじゃないとね」等いろいろ要求するようになってきた。
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こっちの飲み会は通常ビールで始まりビールで終わるのだが、ある一定の年齢以上の男性陣のみ途中でハードリカー系(ウィスキーかプンタドールというブランデーの一種)に飲み替えることになる。なので最初の頃は筆者はシーバスリーガル12年かジョニーウォーカー12年(ジョニ黒)とプンタドール(フィリピンでは締めはこれに限る)を持ち込んでいたのだが、従弟たちから何回か「シーバスは止めてくれないか」と言われたので最近はジョニ黒だけ買うことにした。(ちなみに同格のバランタインやオールドパー、ディンプルなんかは店に置いてない)。理由はシーバスが格下の酒だからだというのだ。
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最初にこの意見を聞いた時には耳を疑ったものだ。シーバスが格下・・?確かに大量生産で昔に比べて味が粗雑になったとはいえ、今でもホテルのバーではストレートで提供されるスコッチである。それに言っては悪いが日本の1/5程度の所得のフィリピン人ではないか。値段だって両ブランドとも1リットルボトルで1600ペソ(3600円)と同じである。ところが他の従弟たちも「ジョニーウォーカーの方が格が上」だと自信を持って言い張るのだ。へ~・・アンタたちは随分舌が肥えておられますな・・。ところで何でジョニ黒の方が上なんですか?と聞いてみると「シーバスは18年物が一番上だけどジョニーウォーカーは30年とかいろいろあるじゃないか!」と何を今さらという表情で言った。理由ってたったそれだけ・・?
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あの~・・。君はシーバスの25年とかロイヤルサルートって知ってる?と聞くと「知らない」と首を振る。じゃあマッカランやボウモアという名前は聞いたことある?との問いにも首を振る始末。なんだよ・・物凄く狭い知識の範囲内でピントハズレな格付けしてるだけじゃないか・・。「あのさぁ・・。ジョニーウォーカーにはシーバスには無いジョニ赤という廉価版があるから実はシーバスの方が安物を作らないという意味では格上なんじゃないか?」と問い返したのだが、従弟は「ノー!高い商品カテゴリーがある方が格上だよ」と自信を持っているようだ。まあこの連中の間違った思い込みを是正しても意味がないので(それにシーバスの社員でもないし)以後はジョニ黒だけ買うことにしたのだ。
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ところが最近になって彼らの格付け基準が思い込み以外にもう1つある事に気付いた。ある時に従弟たちがジョニ黒よりもジャックダニエルの方が格上と言ったからである。余りのアホな意見に思わず笑ってしまったが頭の中にある単語が閃いた。これはひょっとして・・。「ところでヘネシーとかマーテルのVSOPってどういう格付けになるの」と聞いてみると全員が口を揃えて「オー!ジョニ黒やジャックダニエルよりも全然格上だよ」と言った。そうだ・・この連中は甘い酒が好きなんだ!。確かにシーバスの方がジョニ黒より辛めの味だしな・・。バーボンはどのスコッチより甘いと言える。なるほどだからフィリピンではシングルモルトなんて全然お呼びでないわけだ。それに最後の締めはいつも地元ブランデーのプンタドールなのをすっかり忘れてたよ。長いスペイン統治で料理も味覚の方も甘めの酒を嗜好するようになっているのだ。
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どうも筆者もウィスキーは全ての男たちに好まれるという思い込みがあったようである。次回からはレミーマルタンのVSOPでも持ち込むことにしようと思う。しかし香港じゃジョニ黒もVSOPも同じような値段なのに、フィリピンでは何故か1000ペソ高い2600ペソ(6000円)の値付けがされていた。最初から値札を見れば一目瞭然だったってことか。
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