巣を作り始めた居候女

求職活動中の姪イナの就職先が決まった。会社名は筆者も聞いた頃があるアメリカ系のコンサルティング会社で、公認会計士の資格保持者でもないイナがよくこんな会社に入れたな・・と驚いたが、良く効いてみるとこの会社には巨大なコールセンター部門があって、イナはそこの経理部門に配属が決まったのだそうだ。

勤務場所を聞いたところマカティのど真ん中で、小学生の頃に香港に来てウンコを漏らして泣いていた娘がビジネススーツを着てオフィス街を闊歩するようになったとは全く人間とはつくづく不思議な生き物だ・・と感慨にふけっていたのだが、そのうちに何だかガタゴトと居間で音がし始めた。

ドアを開けると運転手代わりの従兄弟ラフィーがスーツケースとプラスチックの大箱を運び込んでいる最中であった。あれ?半年前まで住んでたタイタイの家からは荷物はあらかた持ってきたはずだけど・・と思った筆者はラフィーに荷物のついて聞くと、「これはイナの持ち物だよ」という答えとともに、何であんたはそんなことを聞くのか?という表情をした。





あのアマ!この家に住み込むつもりだな!と激情にかられた筆者は外出中の女房に電話をかけて問いただしたところ、「マニラ中心部の下宿が決まるまでウチから通いたいって言うから了解したんだけど・・」と悠長な答えである。お前なあ・・この荷物の分量を見る限り1週間とか1か月なんて短期間の滞在じゃないぞ・・。

フィリピン人に「短期間ならウチに居てもいいわよ!」と言おうものなら彼らの脳内では5W1Hが自分に都合よく解釈されてしまい、1年でも2年でも居座るなんてのは序の口で、下手すると自分だけでなくそのうち自分の恋人まで住ませるようになりかねないのだ。

おそらくイナの頭の中ではトレンディードラマの様なOL生活が連鎖反応的に膨らんでいっているに違いない。そしてそこに登場する人物はイナと恋人と友人と気の好い叔母だけで、おそらく筆者は全編通じて一度登場するだけの通行人とか、ハナから存在してないんだろうな・・。






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居候はフィリピン人の特技 

一旦、入り込んだら食費・光熱費はタダ、こりゃええわ!(笑)
マニラのアパートとかでも、すぐに親戚とかが田舎から出てきますわな。

 

生活水準層によって、同居もイロイロありますよね。
部屋貸ししている人も居るし、表向きは無料でも、家事を手伝ったり、家賃や光熱費を分担したり、お米や食料品をローテーションで買ったり、給料日には、給料の一部を居候?先に渡すのは、普通だと、フィリピン人同士の場合ですけど。

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