クルーズ会社で職探しだと?

サウジアラビアから帰国後しばらく恋人と旅に出ていた従兄弟ジャネルと酒を酌み交わすことになった。ジャネルは約2年ほど商都ジェッダで建設会社のアシスタント・マネージャーを勤めていたが、昨年秋から突然ビジネス自体が凍り付いてしまい、ついに給料自体が全く払われなくなったためにサウジに見切りをつけたのである。

「新しい王様の取り巻き達はとんでもないクズ野郎ばかりでね!工事代金を踏み倒しやがったんだよ!」と怒り顔で内情を明かすジャネル。石油価格の下落がどうのこうの以前に賄賂を渡していた役人が王様の交代で失脚してしまい、後釜から徹底的に掘られたジャネルの上司は金庫の中の有り金を持って故国フランスにトンズラしたのだそうだ。

そうか、そりゃ災難だったな・・と慰めの声をかける筆者。そして「今度は何処で働くつもりだ?」と一番気になることを聞いたところ「クルーズ会社から色よい反応を貰ってるんだ」という返事だった。は?船会社?あんた用船契約の営業マンかなんかやるのか?と聞き返したところ、「そうじゃなくてクルーズのアテンダント(乗務員)だよ」と言いかえすジャネル。

まさか・・。このジャネルは大学で経済学の修士号を得た後にしばらくマカティの銀行本店で小難しい仕事をしていたホワイトカラーなのである。それにサウジアラビアで建設会社と言っても上半身裸で鋼材を運んでいた訳では無く、事務所でいくつものプロジェクトの進捗管理や新規プロジェクトのコスト計算などをしていたのだ。





それがクルーズ会社のスチュワードだと・・。しかも笑いながら「ショータイムで子供と踊ったりするんだって・・」と言うのを聞いて思わず呆れてしまった。大学院で修士課程を修了したホワイトカラーがピンポンパンのお姉さんみたいな事をやらされるなんて、お前それ本当に受けるの?というか恥ずかしく思わないの?

筆者の中にはホテルやレストランなど接客に携わる仕事はまだしも、水族館でイルカに載ったり着ぐるみを着て子供たちと戯れたりする仕事は男にとって最下等の仕事!という偏見があるのだ。筆者の知人のプリンクリンという女もクルーズ会社に勤めているのだが、彼女の場合は失礼ながらうら若い娘だし元々学校でHRM(ホテル&レストランを学んだくらいだから文句は無い。

それで船内での庶務や機関エンジニア、あるいはセキュリティー管理ならともかく、いくら何でもピンポンパンはひどすぎないか?とジャネルにご意見申し上げたのだが、これがまるっきりそうとは思ってないらしく、筆者の発言に対してもジャネルはキョトンとしたままである。

「クルーズ会社の給料はすごく良いんだよ。それに世界中を旅できるなんて素敵じゃないか!」と嬉しそうに言うジャネル。まあ本当は全ての仕事に貴賤は無いのだろうが、なんかこいつは感覚がずれてるなぁ・・という思いが晴れぬまま筆者は一人グラスを傾け続けた。






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身内に居りますバイ 

嫁の弟の息子がIT関連の仕事がしたいとか言うとってですな
コンピューター何チャラ専門学校とか行っとったので、PCとプリンター買ってやりました。
ところがギッチョン、卒業してもそんな学校出てても高給な仕事があるわけもなく、チョン経営のホテルでこき使われて6ヶ月でファイヤードラゴン。(笑)

今度は、離婚していた母親の援助で船会社で働くためにコックの専門学校に入り直して、3年位タダ飯喰ってましたかの、やっとこさ出稼ぎ1年目ですたい。父親は出稼ぎに行く行くと言いながら50歳にもなっちょるとですが、もうオファーがないじゃろね~

追伸 

オマーンで働いている義弟から電話があっとりましたが
向こうも景気が悪いそうで、契約期間途中で南の楽園に御帰国だそうばい。
嫁が帰ったら節約しないとねとか言うとったらしかばってんが
どうせ、ブタの嫁とパッパラパーの娘が散財して蓄えもないじゃろてね。
触らぬフィリピンの親族に祟りなす~

 

長いようで短い人生、色々な経験をする。仕事を楽しむのは、よいことでは。
生きるための手段で、仕事をする。仕事のために生きているわけではないですから。家族のために、頑張りましょう(笑)

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