恋人と引き裂かれたお祖母さん

朝起きて居間に行くと義妹の親友マアンが遊びに来ていた。以前の日記でも書いたがこのマアンは35歳にして祖母になってしまった女で、10年前に旦那と別れてからはコールセンターに勤務して二人の娘と1年前にできた孫の3人を養っているのである。

さてお早うの挨拶した時にマアンの顔を見てハッ!と驚いてしまった。目が真っ赤に充血していて目の下にクマが出来ているのだ。どうもさっきまで泣きはらしていたらしい。まさか・・あんたの孫が死んだのか?と声をかけたところ、傍にいた義妹が「違うわ、マアンは失恋したの?」と言った。

失恋?35歳のお祖母ちゃんがか?と耳を疑ったが、なんでもマアンは年下で独身の男と付き合っていたが、両親の反対に遭い昨晩ついに別れてしまったと言うのである。両親の反対で別れを決めるなどなんて情けない男だ!と一応は同情を示したが、しかし年上で2人の子持ち、さらに孫までいる女じゃ相手の両親が反対するのも無理はない。

ところがマアンの話を聞いているうちにこの両親という単語の前にMYが付く、つまり男の両親ではなくマアンの両親と聞こえる気がしてきた。それで何かの聞き間違いかと思って「男の両親は随分と厳格なんだね」と聞きなおすと、「NO!彼の両親は私を受け入れてくれてるのよ!」と言い返すマアンを見て筆者は思わず唖然としてしまった。

15歳で出産して今や孫までいる恋愛を親が反対って・・、それってなんか20年くらい時間軸がズレてないか?。それにマアンも今やコールセンターの中間管理職としてそれなりの社会的地位と収入を得ているのである。しかも孫から見ればお祖母ちゃんに新しい男が出来て、曾お爺さんとお婆さんが反対してるって・・、まるでモンティパイソンのギャグのようだ。

フィリピンの女は灰になるまで恋愛体質で居続けるのは判るけれども、マアンの恋愛レベルはまるで女子中学生並みのセンチメンタルさである。これは50代のジジババが演じているロミオとジュリエット、いや!70年代のビニ本のように三十過ぎの経産婦がセーラー服を着て恥じらいのポーズを浮かべているのを眺めている感じだ。

「私は彼と別れたくなかったの・・」と鼻を鳴らしながら語るマアンを慰めている女房とこれまた16歳で最初の娘を産んだデブンと肥えた義妹・・。お前ら女子中学生時代にタイムスリップしてるぞ!と筆者は言いかけたが、マアンと女房、義妹の中年女3人が醸し出す異様なオーラに筆者は気分が悪くなり、そのまま自室へと籠ってしまった。






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