猥談のある食卓

フィリピン人たちは血族の繋がりが非常に強く、誰かの誕生日だとか子供が生まれた!などと用件を作っては誰かの家に集まってお祝いをしているのだが、フィリピンに来た最初の頃に筆者が戸惑ったのはその頻度の多さとは別に彼らの会話の中にエッチな単語がポンポン飛び出すことであった。

例えば昨年亡くなったボウイ叔父は目の前に娘のボーヤやフィリンが居ると言うのに「女は10代後半に限るよ」などと言いながらグフフフグフフフといやらしい笑いをいつまでも続けていたし、エド叔父さんは息子ジェンと娘メイがいる場で筆者に「日本製の良く効く勃起薬はないか?」などと真面目な表情で聞いてくるのだ。

これは何も男性陣に限った話ではなく、今年37歳の義妹などもダニー叔父が酒の飲みすぎで手が震え出したのを見て「あら!叔父さんがバテバテをはじめたわ!」と男の自家発電用語を大声で叫ぶし、従姉妹フィリンも「そんなに沢山ニンニクを食べたらぺぺが臭くなるわよ!」女性器を示す単語を5歳の娘に言ったりするのである。

それにリサール州の女房の実家に行けば毎回必ずと言って良いほど義父の苦学生の女との目くるめく体験話が始まるのだが、これは日本で言うと海外出張から戻って来たお父さんが「3Pやったら赤い玉が出てもうたわ・・」なんて夜の自慢話を大学生の息子や娘が「お父さん、今度バイブ持ってかなあかんで!」と笑いながら聞いているのと同じようなものである。





まあ世界中の人は基本的には猥談が大好きだし、特に何気ない会話の中にお色気話をさりげなく混ぜて相手の心をリラックスさせるのは紳士の嗜みではあるけれど、フィリピン人のエロ話と言うのはエスプリのきいた冗談というよりも自分の個人的体験をかなり生生しく語るのが常なので最初の頃はどう反応したら良いのか戸惑ったのだ。

しかも従兄弟相手ならともかく親兄弟でも気にしないのだ。。ふつう人間には血縁者へのタブーという原始本能があるし、脳みその方も倫理観とかに縛られている筈なのだが、何事もオープンなフィリピンでは「お父さん!アスパラガス食べるとあっちの方が強くなるみたいよ!」なんて会話がポンポン飛び出るのである。

筆者もエロ話は大好きなので、親戚との会合にすっかり慣れたこの頃はでは「同じ中国人種でも香港女と違って中国大陸の女のアソコがプーンと臭うのは粗悪な食用油を使っているからである」などと教養溢れるウンチクを騙るように心がけているのだが、時々脳裏にフッとある疑問が浮かんでくる。

オレは自分の血の繋がりのある人たちに対して同じ話が出来るだろうか・・?。そう何度も自分に問答してあれこれ考えてみるのだが、いつも答えはNOのままだ。やっぱりオレは常識によって自分の自然な感情を押さえつけられているのだな・・と、筆者のエロ話を嬉しそうに聞いてる義妹や従姉妹たちの顔を見る度に確信してしまう。






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