憐みの目で見られてしまった

香港が旧正月休みに入ったためノエミーやグレースなどの女房の遠い親戚たちが続々とフィリピンに戻って来た。総勢7人の彼女たちは全員とも住み込み家政婦で、3年前に筆者がフィリピンに移住するまでは毎週日曜になると香港の中心部にある我が家に集まっていたのである。

今年のこの一族のファミリーリユニオン(一族会合)は何年に一度かの拡大版で女房の属する枝葉一族も全員招待されていたのだが、筆者はこんな退屈極まるイベントに参加する気はさらさらないので女房だけ行かせて一人パッシグの自宅でグーグー寝ていたのである。

それで本日夕方に女房はリユニオンの会場であるリサール州の田舎からパッシグに帰って来たのだが、香港から来た親戚たちからは「なんでアンタの旦那は来ないのよ?」と聞かれた後で必ずと言って良いほど「やっぱり相当追い詰められてるのね?」と奇妙なことを言われた・・と説明し始めた。





どうやら彼女らは筆者が株で大損こいたと思っている様である。確かに世界の株価は下降局面に突入していて投資好きな香港人たちは頭を抱えているし、彼女たちの雇い主は金融機関に勤める欧米人が多いから、芸能ニュースしか興味の無い住み込み家政婦と言えども世界が大変なことになりつつあることは食卓の雰囲気で伝わるはずだ。

それに筆者が昨年8月に香港を訪問しノエミーたちと会った際には「株で儲けた!」と言っていたから、どうも彼女らの脳裏にはパソコン画面を見てはハー・・とため息をついているか、目がどっかに飛んでしまった筆者の姿が浮かんでいて、筆者の女房に対しても「これから大変ね・・」と憐みの表情で見ていたようである。

ちなみに筆者は持っていた株の大部分を一昨年9月に高値で売り抜けており、残っていた有象無象の株も昨年半ばに全て売却しているから、世界の株がマイナス局面に入ろうが筆者の懐は1円たりとも痛むことは無いし、むしろ円高になるから株価はもっと落ちろ!と祈っているくらいなのだ。





さて女房が今日の午後リサール州を出発する際にノエミーの妹で同い年のグレースから「あさってラグナ州まで遊びに行くから、アンタの旦那も連れてきて!」とお誘いの言葉と共に「お金はこっちのおごりよ」という香港人が良く使う広東語を言われたそうである。

ずっと株価ばかりみていると気が狂ってしまうから気分転換をさせるべきだ!。それに  香港にいた時はいつも奢ってもらっていたから、ここは借りを返すべきだわ!と彼女らなりに気を利かせたつもりらしい。本来なら彼女らの心の善良さに目頭を熱くするべきなのだろうが、しかし正直言ってラグナ州って大して面白くも無から行くのは億劫でもある・・。

だったらノエミーらが勘違いしてくれるのは好都合ではないか・・。それで女房には「いいか!夫は真夜中にアメリカFRBの発表を聞くや否やウィスキーをラッパ飲みし始めてグデングデンに・・」と欠席理由を伝授しておいた。そう聞けば彼女たちは「本当にお気の毒ね・・」と筆者が来ない事も不快に思わずにいてくれるだろう。。






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