危ない鍋に首ったけ!

ケシの実を使った火鍋を供したとして中国・安徽省や広東省にある35店のレストランに強制捜査が入ったと言うニュースをCNNが流していた。これらの店は元々あんまり美味しくなくて儲からなかったため常習性のあるケシを料理に混ぜることで顧客のリピート率を上げていたという話である。

このニュースを見た多くの人は「まったく中国人はどうしようもない!」「奴らは儲かるためにはどんな悪事だって働くんだ!」と極悪人を見るような目つきをするが(実際そうなのだけれど)、20年前に毎週のように深センや広州に通っていた筆者は「でもあの鍋美味しいんだよね」と不謹慎な感想しか浮かばないのだ。

クーロン黒沢氏の著作「裏アジア紀行」に、どう見ても精神の状態が危ない雲南省在住の日本人が火鍋料理屋のウエイターに金をこっそり渡すと、ポケットから不思議な調味料をサッと取り出したと言うエピソードが書かれているが、これと同じ事が中国・広東省でも大っぴらに行われていて、筆者もお客から危ない火鍋というのを何度もご馳走になったのだ。





レストランの個室に入ると取引先の社長はニッコリ笑いながら今から美味い火鍋を食うぞ!と言い、呼ばれて来た支配人にコソコソ何やら耳打ちすると向こうも何だかウンウン肯いている。そしてポケットの中に赤い100元札を数枚忍び込ませると支配人は「ハオダ(好的)!」と言ってニコヤカに部屋から出ていくのである。

そして待つこと数分でチャイナドレス姿のウエイトレスがあらわれ、赤いスープがたんまり入った大きな火鍋をテーブルにドンッ!と置くのだが、よく見ると表面に白っぽい種の様なものが浮かんでいる・・。それでこれはゴマの一種ですか?と大げさに聞くのだが、実は筆者は過去何十回もこの種の鍋を食べていて正体は知っており、ここはあえて知らないふりをしているだけなのである。

さて味の方はと言うと四川風の唐辛子と山椒の強烈な味に隠れて正直良く判らないのだが、辛い物を食べた時の刺々しい体の熱さとは違う柔らかい温かみが体全体にじんわりと染み入って来るようで何とも気持ちが良くなってくる。粗末な家に住んでろくな暖房も無い昔の人たちはきっとアヘン成分を適度に摂って寒い冬を越していたに違いない。





だいたい七味唐辛子にはケシの実が入っているのだから、日本人だって昔は適度なアヘン成分は必要だと思っていたのだ。ところが麻薬中毒者の拡散を恐れた明治政府はアヘンだけでなく麻さえも禁じてしまったため、こういう昔ながらの知恵というのが庶民は味わえず、さらに1ミリグラムでも摂取すれば廃人になるかのではないか・・と言う誤解が生まれてしまった。

ハッキリ言ってヘロインとか生アヘンに様に精製されていなければ大して問題はないのである。それに麻だって適度な摂取量なら酒よりも遥かに安全だし、ストレスが溜まったオヤジたちを酒に逃げさせるのではなく、儲からない駅前スナックには許認可制でマリファナを解禁して思いっきり高い税金を取った方がよっぽど国民の平均寿命は延びると思う。

でもまあ駄目だろうな・・。以上屁理屈を述べてきたけれども、これはケシの実鍋と聞いてあの体全体に染み渡る独特の旨味を思い出したからである。もう一度あの鍋を食いたいな・・・。熱帯だと南に面した斜面で高度千メートルくらいの場所がケシ栽培に最適だと言うから、ミンダナオかベンゲット州あたりでどこか合法的にケシの実料理を食えるところはないだろうか・・。






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何でもアリの中国人 

知り合いの台湾の社長が絶対行きたくない国が赤い中国と糞韓国だそうだ。
何でも、韓国でタクシーを降りたらチップが少ないと鉄パイプ持って追っかけられたそうな。笑
中国とは商売したくないそうだが、何故かしら香港のメーカーの代理店にはなっていた。

中国の食べ物は何でもアリだから食べたくないな。廃油で調理しているかもしれんし。
中国メーカーの家電品とかオモチャも酷いね、検査印が押してあっても不良品だから。

 

↑私は三年間韓国におり、タクシー何百回も利用しましたが、そんなことはただの一度もありませんでした。

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それにしても、香港の火鍋って辛すぎませんか?
現地の人は、さらに辛い香辛料を入れてましたが俺は無理。
あれって、どうやっておいしく食べられるのか。コツがあるのかな。


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