フィリピン人の嘘に惑わされるな

フィリピンの大晦日と言えば花火である。筆者が最初に経験したのは今から20年近く前の事で、当時エドサ・コンプレックスにあったエスペランザというバーで狙っていた女を取り逃がした筆者は店のママに誘われるまま彼女の家へと向かったのだが、その時タクシーで目撃したのは山火事と思うばかりに煙が濛々と立ち込めたマニラの風景だった。

3年前にフィリピンに移住してからは大晦日は毎年リサール州の田舎町で過ごすことにしているのでマニラの花火はずっとご無沙汰なのだが、20年前の光景が鮮烈に残っているので毎年末には女房に対して花火を買っておくよう頼み、だいたい夜の11時くらいからガキどもに花火を仕掛けるように命じるのである。

ところが今回の大晦日では夜8時くらいに花火が無いことに気が付いた。一体どうしたんだ?と義弟に聞くと「今年は花火がえらく高いんだよ」と言う。エッツ?どれくらい高いのか?と聞き返すと、「去年最後に打ち上げた大型花火は4千ペソもするんだって!」と答えた。なお筆者は昨年の値段を把握している訳では無いので何%くらい上がったのかは分からない。

フィリピンの花火というのは大概が中国製なので通貨価値変動を輸出単価に反映したのかな・・と思ったが、しかし過去1年に限って言えば多少人民元安なのである。じゃあ人件費の高騰か?などと考えたが、中国人の値上げと言うのはあの厚かましい国民性とは裏腹に実は大変謙虚な場合が多いから、これはやはりフィリピン国内の業者によるボッタクリであろう。

すでに夜8時を回っていたから今さら花火を買いに行く訳にもいかない。それで仕方なく毎年恒例の行事は諦めたが、義弟も心なしか寂しそうな表情をしながら「今日は雨になったから花火を買わなくて良かったよ」と呟いている。しかし酒を呑みながら他の話をしていても「雨だから・・買わなくてよかったよ」というフレーズが何度も何度も繰り返されることに何か違和感を感じた。

そこで同じテーブルにいた女房に「去年と比べてどれくらい値上がりしたのか?」と聞くと、女房はちょっと考えるそぶりをした後でオールモスト・ダブル・プライスという答えが口から出た。2倍!買うタイミングもあるのだろうが2倍じゃ仕方が無いな・・と思っていたのだ。少なくとも昨日までは・・。





昨日の午後、田舎町からパッシグの自宅に帰る車中で従姉妹ミレットが大晦日の昼に隣町の市場に買い物に行った話をし始めた。会話の中に豚肉がいくらだ!とかソーセージが思いのほか高かった!などと言っているので、じゃあ花火はどうだったんだ?とさりげなく聞いたところ「花火は去年と大して変わらないわよ」とすんなりと答える。

ちょっと待て!ほとんど2倍じゃないのか!と聞き返したら、いや、大型花火の値段を見ただけだけど去年は2400ペソ、今年は2600ペソだった!」とミレットは答える。この女は一族の中では一番聡明であり薬学部卒業だけあって数字には非常に強いのである。そしてバックミラーには女房が神妙な顔つきをしているのが映し出された。

ちなみに筆者は義弟のように花火が出来なかった事を怒っている訳では無く(事を荒立てるような話じゃない)、事実を正確に伝えないことにカチンときているのだ。これは筆者が営業部出身で自分に好都合な条件を引き出すためにありもしない事実を言い立てる中国人やユダヤ人のウソを見抜く立場にあったことが大きい。いわば職業病なのだ。

家について女房を徹底尋問したところ、「市場でマグロを一匹買ったためにキャッシュが足りなくなり花火代を削った」と白状した。もちろん小サイズのマグロ一匹がそんなに高いわけはないし、余分に豚肉を買ったとか花火は禁止されてるとか、もしくはアタシは花火がそんなに好きじゃないから・・といったいい加減な理由があるに違いないが、やっと事実が見えてきたのである。

でも雨が降ったんだからアタシの決断は正しいじゃないか!と半べそ顔で女房は訴えるが、NO!そんなのは結果論である。最初から「お金が足り無くなっちゃんたんで花火代カットしたわよ」と言えば筆者にちょっとムッとされるだけで済んだのに、「花火が高い!」と有りもしない事をいうからこうなったのである。

フィリピン人を配偶者に持たれた方なら重々ご承知だろうが、この「理由:○○だから」というのは要注意である。自分に不都合なことを隠すためだけでなく、その場のノリで事実と全く違う事を言っているケースが多々あるからだ。なので部下が新規顧客の開拓に手間取っているとか、恋人の親がやけに頻繁に病気になるといった場合は、質問の角度を変えて事実を見つけ出すことをお勧めする。






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最近、フィリピンの天気予報も正確になって、大晦日は雨だとの予報が、1日前から出ていたような。

まともな花火は、ボカウエ ブラカン製品が多いですよね。メイドインフィリピン。安物や不良花火、連発爆竹は中国本土製品が多いとか。違法花火も、ブラカン等の違法零細企業製造。

打ち上げ花火やスターマインの、コンピューター制御の花火、フィリピンの技術も上がりましたね。昔はしょぼかったのに。

私的には、嘘、アリバイ、言い訳に関しては、逃げ道を残して、あまり追い詰めないことにしています。

ひょっとしたら、一族のうちお金が必要な家族が居て、そちらを助けるためにお金又は物(食料品等)が流れたのかも。

私のところでは、買い物やクリスマス、新年’の買出しは、昔から私の仕事なもので、買いすぎだと’、怒られています。

花火に除虫菊の成分を一定量混ぜることを法案化すればよいのに。新年の蚊取り線香花火。(笑)

 

奴隷の血?

マサマ・シノガリンですけんね 

ははは、うちのは嘘つき~と呼んどりますたい。
嫁の親とか兄弟の言うことは、どこまでが本当でどこからが嘘か分からんばい。

マニラの友人が言うとりました。
フィリピン人は嫁でも絶対信用するな。当たり!

 

嘘つきは、よくいますが、これは教育が悪いから?、富裕層のフィリピン人はどうなんでしょうか。

 

富裕層もピンきりですから。成り上がりの富裕層も、努力してあがった富裕層も、代々続いている富裕層も、落ちるのを必死に防いでいる富裕層も…
私的には、富裕層の宗教によっても違うし、メキシコ系富裕層の方が心があると思います。

上に行くほど、大家族の規模が小さくなる。最終的には、両親、祖父母、兄弟姉妹の親族だけの大家族になるという説もあります。

いつも例に出して、耳障りでしょうが、チャンネル7を救った、例の女性。クリスマス休みには、両親、5人の兄弟姉妹。姉夫婦と幼児、幼児の為のヤヤ(乳母)で、ファーストクラス(ビジネスかな?)で日本旅行。日本は楽しい。また行きたいとか。

このあたりになると、うそはつかないでしょうね。嘘をつく必要もない。使っている常識が上品・(心がある)ですから。でもね、数百’ミリオンペソ稼いでも、生活も性格も変わらない。貧しい人を見下ろさない。すごいと思います。本当の富裕層は。


 

学校の教育より、家庭の教育の違い・家風だと思います。確かに、公立学校でも道徳的な事は子供に教えていますが、家庭環境が。

富裕層でなくても、生活にゆとりがあり、両親がしっかりした人間なら、それなりの道徳観はあると思います。

お金を借りて返せないのも、嘘ついてお金を自分の財布に入れるのも、かぴっとSAぱたりむ(たとえ自分が傷ついても、助かるためには背に腹は変えられない。)(たとえうそつきのレッテルが貼られても、今日のお米を買うために仕方がない)ですからね。

使っている常識がマグダレーナ(夜の蝶)の世界の人も多いですよね。

娘が かんとぼーい(スタンバイ無職男) に、口説かれて ばあじん を奪われそう。どうせなら、お金で売れば家庭にお金が入るから、娘を買って と私に依頼する親が居る(そんな常識を使っている、家庭がある。)のですよ。(実話)(ダスマエリアFの家族)

アフリカの国と同程度かな? 

さっき、テレビでアフリカの国で古着や中古品を販売していた日本の業者の話が出てたが
現住民のスタッフに任せてたら、従業員が持ち逃げしたりして潰れたそうな。当たり前?

何十年経っても息を吐くように嘘をつく民族性は変わらんな、商売でもしたらえらいこっちゃ。
タイの警察で働いている日本人の話も出てたが、20年経ったら大分まともになったそうな。やっぱり。

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