本当にダメなマニラの交通

女房がハンガーゲームという映画を見たいと言うのでオルティガスのロビンソン・ギャレリアに出かけることにした。この日は諸般の事情で公共交通機関を使わざるを得ず、開演時間は午後1時半なので昼メシも入れると11時半に家を出てば良いな・・と思っていた。

ところがアパートのゲートで待っていても来るタクシーが全て満車で拾えない。それでガードマンに配車センターに電話をしてくれと頼んだが、いやAPEC以降タクシー呼んでも数十分待ちはザラになってしまったけど、それでもいいですか?という答えである。

APECはとっくに終わったし会場から遠く離れたパッシグと何の関係があるのか?と訝ったが、女房がここでトライシクルに乗って乗合タクシーのステーションへ行った方が確実だ!と言うので大人しく従ったところ、これがまるっきりの間違いだったことが直ぐに判明した。





乗合タクシーすら来ないのだ。ステーション(と言っても単なる道端である)では多くの人間が待っていて、ISUZUクロスロードの白い車体が向こうから来るのが見えると数十人が走っていくが、そこは先客で満載でドライバーがダメ!ダメ!と手を振ってるのが見えた。

隣にいたオバさん二人はもう30分も待ってるが、筆者らの様に後から来た客が増えて来たので今日は病院に行くのはダメかもしれないという。そしてマニラはどんどん住みにくい街になって行く、もう田舎に帰った方がいいかもしれないと嘆き始めた。

まったくフィリピンの交通行政がどうかしている。朝オルティガス・エクステンション辺りで車を拾おうと佇んでいる光景を見れば都市としての交通機能が麻痺してるのは明らかだ。アジア有数の高い所得税を徴収しているというのに政府は地下鉄やバスなどの大型交通機関を導入する気はさらさらないのである。





しかし新聞を見れば見てくれだけは立派だが実際は安普請の住宅には「快適でエレガントなシティライフを・・」とか謳われているが、毎朝5時に起きて乗合タクシーを捕まえなきゃならない家なんかに数百万ペソの価値なぞ本当にあるのだろうか?

筆者が新入社員の頃はバブル景気で住宅がべらぼうに高く、千葉の八街市とかいうド田舎から2時間半かけて銀座に通っている先輩がいたが、それでも駅の外で30分待つなんてことはあり得なかった。だからここフィリピンの通勤事情に比べれば八街市の先輩なぞ快適そのものだっただろう。

さて筆者ら夫婦であるが、乗合タクシーのステーションで10分待った後で映画に行くのを諦めることにした。並んでまで見るほど価値のある映画では無いし、それに夕方帰ってくる時は帰宅ラッシュと重なるので、行きは良い良いでも無いけど、帰りは怖いのは確実だしね。






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私は全く問題ないですよ。悟りを開きました。考えを変えないとイライラしますよ。

たかが10キロ20キロいくのに4時間かかったとしても、それが毎度なら日常になります。夕方に別れて、深夜に電話があり「まだ家に着いてません」えっ?と言われることも慣れました。

日本に戻る人を見送って、見送った人は日本に着いているのに、俺はまだ戻れないのも慣れました。タクシーなんて拾うほうがどうかしています。もうタクシーなんて乗らなくなって久しいです。ここで素早く移動したいなら、トライシクル乗り場やジプの路線、白タク乗り場や裏道逆走ルートを頭に入れてこそ「マニラ市民」です。


Re: タイトルなし 

そりゃ相当の悟りの境地ですね。
出羽三山で修験道やるより、マニラに1年いた方が早く涅槃にいけるかも

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