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近所で殺人事件が・・

パッシグに越してきたので歩いて5分の距離にあるエスター叔母夫妻に挨拶に行ったところ、なんと目の前の家に緑色のテントが敷かれている。ひょっとしてこれは・・と思ったが、ちょっと家の中をのぞくと大量の花束が飾られていて入口に棺桶らしきものが置かれていた。どんぴしゃり!葬式である。

しかし家族以外は誰もいないし料理類も並べられてないから、ちょうど今から葬儀が始まる様だ。と・・そこへエスター叔母の旦那であるダニー叔父が通りに表れて「今日はこんな事になっちまったから飲むのは家の中にしてくれ!」と酒飲みらしい配慮を見せてくれた(通常フィリピンでは家の表通りにテーブルセットと扇風機を持ち出してそこで飲む)

遺影を見ると筆者と同じか若干若そうな男なので「交通事故ですか?」と聞いたところ、ダニー叔父は手をピストルの形にした後でブン!と音を立てたあとニッと笑った。射殺・・つまり殺人事件だ。叔父の何ともない態度とはあべこべに筆者は少しばかり背筋に冷たいものが走った気がした。





エスター叔母の話によると、死んだ男はトライシクルのドライバーで、数年前までスカッターエリア(不法占有者が軒を並べるスラム街)の住人だったが、男の母親の妹だか姉が年をとったので面倒を看る代わりにパッシグのサブディビジョンに男の妹と弟とともに住み込んだのだそうだ。しかしこの新しく来た兄妹は揃いも揃って麻薬に溺れるロクデナシだったという。

そして事件の方だが、一昨日トライシクルに乗って客待ちしている時に旧知の男が表れ、激しい言い争いになった後でいきなり発砲になったというのだが、近所のうわさでは殺人者は同じスカッターエリアに住む麻薬の売人で、支払いでもめて凶行に及んだのではないか・・という事だった。

しかし・・筆者が最近まで住んでいたリサール州の町でも年に数回は麻薬がらみの殺人が起こっていたからこれは別段珍しいことではない。しかし今回の事件がいかにもフィリピンらしいのは、公衆の面前で殺人が発生したのにも関わらず、この殺人者は名前も顔も特定されているのに未だに逮捕されていないというのだ。





「なんでそんなことが起こるんですか?」とダニー叔父に聞いたが、殺人者はスカッターエリアのバランガイキャプテンの親戚かビジネスパートナーで、目撃者たちは何故だか全員口をつぐんでしまっているのだという。でも警察は重要参考人として身柄拘束くらいするんじゃないですか?と訊いたら、警察は現場検証してお終いってことが結構多いんだ・・と言ってまたまたニタッと笑った。

さらにややこしいことに、殺人者が本来憎んでいたのは実は殺された男の兄の方らしく、この兄は「弟を殺した奴は許さねえ!」と復讐を口走っていたらしい・・。つまり殺人者と弟を殺された本来の敵の間で血で血を洗う報復戦になる可能性があるわけで、となると目の前に住むエスター叔母の家にも流れ弾が来る可能性もあるんじゃあ・・。

ダニー叔父は事の重大さを分かっていないのかもしれないが、エスター叔母の心配そうな表情を見るとちょっとこの家に遊びに来るのは危ないような気がしてきた・・。しかし目撃者たちは警察の捜査に対しては口を閉ざしているというのに、事件の背後関係や被害者一家の復讐の誓いなどが妙なリアル感を持って近所に一気に広まっていく・・というのがいかにもフィリピンらしい話だ。一体どこまでが本当の話なんだろう?






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