愛人稼業の愛犬家

昨日の日記で登場した愛犬家グループの親玉らしき女(通称「玉姐」というのでココではお玉と呼ぶ」)が深夜ユン叔父の家に現れ「犬を3日間ほど預かってくれ」と言いに来た。なんでもしばらく旅行に行くのだという。

ちなみにこの犬の預かりというのはグループメンバーの間では頻繁に行われていて特段珍しい事では無いらしく、お玉も高校生の娘と小学生の息子を連れて泳ぎにでも行くのだろう・・と思っていたら、なんと翌日にお玉の娘が家に犬の首輪を届けに来た。

子供ほっぽっておばさん連中で旅かよ・・日本でもよくある熟女3人湯けむり珍道中か・・いいご身分だねえ!とルーシー叔母に言ったら、違うよ!あれはお玉のお客が来たんだよ!と意味ありげな口調で呟く。

実は最初の瞬間に全ては分かったのだが、知らぬふりをしてルーシー叔母を喋らす事にした。齢36で二児の母、それにご面相も大変よろしく無いにも関わらず、お玉はいつも派手目な薄着、それに一昔前のキャバレーのねーちゃんが履く様なラメ色のサンダルを着用していたのが気になっていたからだ。

お玉はね・・、数年前にアル中の旦那と別れて二人の子供を引き取ったんだけど、ウエイトレスの給料じゃ犬どころか自分の子供さえ養え無いから香港人の契約愛人になったのよ。それでお客が中国にやってくると犬の世話を頼みに来るの・・。子供達は昼は学校行くから誰も犬の面倒見れないでしょ!



へえ・・あのお玉がねえ。まあご面相はかなりダメだが体つきはそれなりにイケるし、それにガラッパチだけど性格も明るくて気も随分と回るから新小岩辺りのスナックにいれば(アッチ関連は一切無いとしても)結構人気者になりそうなタイプである。特に暗めで気弱な初老の紳士ならお似合いだろう。

そしてルーシー叔母はお玉が愛人として月2万元なにがし(40万円)を受け取っていると言うのだが、一体何故そんな事まで知ってるのかと聞いてみたところ、いつもお玉が愛人契約金の交渉場面を面白おかしく語っているからだというのである。

ここら辺が中国人の面白いところで、自分は自分、相手が何をしようと勝手という個人主義が中国人の基本だから(世間体という概念が薄いと言うか無い)、別にお玉が風俗店で働こうが路上で客を引こうが誰も後ろ指を指したりはしないのだ。

退職した香港政庁の官僚と富裕な商人と契約愛人が一緒に飲茶しながら愛犬の自慢話に打ち興じる。相手の素性を知っていても(フィリピン人のルーシー叔母を除いて)誰も気にしない。恥の文化日本とは随分と感覚が違うが、こういう中国人のアッケラカンとしたところは筆者が好きなところだ。

さて3日後に犬の散歩道に現れたお玉は「下川島は良かったわよー!」と顔いっぱいに笑顔を浮かべながら泊まったホテルや食べた物、そして旦那に買って貰ったアクセサリーを見せたりしてアレコレと説明し始めた。そのそばでは高校生の娘がニコニコしながら母親の話を聞いている・・。これも一つの家族の肖像だよな。




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