飛んで火にいる夏の虫

女房が那智の滝を見たい!と不思議なことを言うので、ヘー・・不思議な縁だな・・と思った。と言うのは今を去ること40年前、当時東京から那智勝浦まで就航していた「さんふわらあ丸」に乗って筆者ら一家は那智勝浦に来たことがあるからである。

大学で折口信夫の薫陶を受けた筆者の父は東京中野区の氷川神社のせがれと言う血統もあってか日本の古代史に深い興味を持っていて、夏の家族旅行と言えども京都とか南九州の神宮廻りといいように何かと歴史がテーマになっていたのだ。

もっともたかが8歳の筆者がそんな事を分かるはずもなく、6つ年上の従姉妹エミコとともにホテル浦島のプールで一日中泳いでばかりいて、父が何度も滝を見に行こうと誘ったのに筆者は断固としてこれを拒絶したのだ。





しかしあれから40年が経ち、筆者も当時の父と同じくらいの年齢になったら急に古代史に興味を持つようになってしまい、今回も大神神社に石上神宮、八坂神社など周り続けているのだが、当時の筆者のように女房はお冠になってしまい「アタシは金輪際神社にはいかない!」と言い出したのだ。

ところがその女房が「滝を見たい!」と何度も言うのである。これは千載一遇のチャンスだ!。なぜなら那智の滝のすぐ脇には熊野那智大社が有るのだ。そして隣の新宮市には速玉大社がでんと控えていて、ちょっと奥には熊野本宮があるではないか。熊野三山のうち一つでも見たら残り二つを見ないとスサノオと言う闇の大王に呪われるのだ・・とでも脅してみるか。

よし分かった!お前がそんなに滝をみたいなら行こうではないか!と即答する筆者。それでさっきから女房は嬉しそうにしているが、明日からどれだけ退屈かつ長いこと歩かされるのか全く気が付いてない様子である。こう言うのを飛んで火にいる夏の虫、いや那智の虫とでも言うのだろう。バーカ!






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  •  管理者にだけ表示

No title 

 そういえば、私も那智の滝見た記憶がない。那智勝浦は、当時住んでいた芦屋市(阪神間)から、磯釣りで何回か行った様な記憶が。

トラックバック

http://dadesigna.blog.fc2.com/tb.php/635-d290e2cc