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大阪人の見えない競争力

海外に出て長らく商売をされていた方なら良く御存じだろうが、一旦海外に出ると東京よりも大阪の会社の方が現地に巧く溶け込んで強固な立ち位置を確保している。もちろん経済規模から言えば東京と大阪は5対1もしくは10対1くらいの差があるが、香港に長らくいた筆者の目から見ると3対1か2対1、業種によってはタメに持ち込んでいるものもある。

会社名を言えば住友に伊藤忠と丸紅、三和銀行とパナソニックに今は絶滅寸前のシャープなど大手は色々あるが、筆者の目のひいたのは東大阪の工具メーカーや堺市の金属加工メーカーなど零細企業があの手この手で中国の当局や香港の意地汚い競争相手と伍している事で、さすが商人の町大阪だなあ・・と生ぬるい大企業にいた筆者は驚きの目で見ていたのである。

筆者は関西人と商売をする前に中国人やユダヤ人、インド人とガッツリ事を構える事になてしまったので正直言うと大阪商人の底力と言うのは経験したことはないのだが、取引があった電池メーカーが大阪資本で、そこの営業マンがこれまた大阪人だったから、香港の裏町にある狭苦しい四川料理屋で彼から大阪人の商いというのについて良く話を聞かされたものである。

ただしここでは大阪人は買い値を割らない限りは売り続けるとか、顧客の自尊心をくすぐる秘訣、それに江戸への反骨精神などを皆さんとっくによく御存じのこと書くつもりは無い。筆者が彼ら大阪人から聞いた話の中で、どうやら「これだ!」と思ったのは、関西独自の歴史的風土、つまり棲み分けの巧みさということであった。

要するに関西には在日と部落、それからもっと昔でいうと江戸から来た侍や京都のお公家に寺の坊さんなど有りとあらゆるカーストが所狭しと身を寄せ合って生きてきたのだが、当然各カーストはお互い腹を割りきって付き合えるわけがないから、関西人の心理の奥底には本音と建て前の二面性、あるいは名誉や金がからむ三面性が必然的に培われると言うのだ。





これが商売とどう関係があるのか?というと、一番簡単な例で言うと企業の中間管理職というのは大手中小に関わらず案外合理的には出来ていなくて、新しい商談や顧客が来た際には当人の好き嫌い、もしくは本社の方針に合う合わないという単面的な判断基準で進める、もしくは断るを決めてしまうのだが、関西人の場合はそれとは別の見えざる販路を広げられる、もしくは二次的な効果が期待出来る、もしくは出来ないという別の物差し、間口の広さを持っているという事である。

これは上海や広東省の商人も同じで、しつこくて値段にうるさい客とは案外と長続きするものだ・・という彼らの経験則が示す通り、東京や北京の底が浅い人間よりももう一段(もしくは二段)奥行きが深いのである。じゃあ東京人も同じことをすればいいじゃないか?と思うかもしれないが、ガキの頃から棲み分けの文化に浸ってでもいない限り、付け刃で真似できるものでは絶対に無い。

という訳で筆者は30代になるかならないかのうちに純粋な東京人、しかも公立学校の教師の息子という商人としては致命的な我が身の境遇を呪ったのだが、まあ石の上にも何年と言う言葉通り、必死に香港人と伍していくことで何とか会社で生き残っていくことが出来たのだ。しかしたった一人の人間になった今、やはり棲み分けの違いと言うのは最後まで引きずるものだな・・と思っている。

さて昨年25年ぶりに大阪に来てみて驚いたのは、なんとも大阪人の元気が無い事である。22歳の筆者が店頭支援で派遣された上新電機一番館でヒーコラ言いながら、大阪のガメツイ客にテレビを売りつけた日本橋の電気街はすっかり廃れてしまい、東京資本のヨドバシカメラやビックカメラにやらっれっぱなしになっているではないか・・。

変わって目に付くのはどの通りにも溢れる中国人の数々・・。さらに難波の目抜き通りの商店が中国資本に塗り替えられていると言う悲しいニュース。いやはや大阪人はいったいどうしてしまったのか・・。おい!大阪人!。中国人の向こう張って闘っていけるのはお前らしかいないんだから、もっとシッカリ胸張って頑張らなあかんで!






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