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日本の中華料理と肉まんと自己矛盾

懐石から天下一品のラーメンまで日本のグルメを堪能している女房だが、今まで食べた料理の中で唯一ハズレだったのが中華料理である。そんなの和歌山の場末の店で八宝菜でも食ったんだろう!と思うだろうが、何事も念入りに調べる筆者はそんないい加減な店選びはしないのである。

筆者らが行ったのは中国からのニューカマーが集まる島之内(心斎橋の東側)にあるIという店で、ここはキッチンからウエイター、床掃除に至るまで全員とも中国人が働いている店なのだ。もちろん客も大部分が中国人で、しかも日本化が進んでいないニューカマー(別名不法滞在者)だから、ここは絶対本場の味があるに違いない!と思ったのだ。

しかし最初に頼んだ前菜を一口食べただけで筆者ら夫婦の期待はスカッと裏切られてしまった。出てくる料理はみな中国料理独特の素材と調味料を高温で炒めた強烈さが鳴りを潜めてしまっていて、大変上品だけどせせこましい味、つまり日本人に合わせた横浜中華街の味付けになっていたのだ。

筆者の職場で香港や広州など広東省に長らくいた人たちの間では日本に帰ったら絶対に中華を食べないことが暗黙の了解の如く守られていた。そんなの神戸や横浜に行けば美味い中華があるじゃないか!と思うかもしれないが、朝から晩まで本場の中華を食ってきた人間にとっては如何なる名店であろうと別種の料理なのである。





筆者も一回目の赴任を終えて日本にいた時には新宿の新大久保で美味い店を見つけたが、店の評判が広がって日本人客が大量に現れるようになると当然味の方も日本人の味覚の方に振れてしまい、半年後に再度食べた時には味覚と脂分が盆栽の様に細かく刈り取られたみみっちい料理店になってしまっていた。

「日本のイタリア料理や料理はこんなに美味しいのに、なんで中華だけはダメなのよ!」と女房は言うが、それは中華料理の美味さの秘訣である尖がった部分がことごとく日本人が嫌うモノなんだ・・と説明してもいまいち理解されない。それで内に向かって作り込む料理なら美味いが、思い切り外に向かって開放する料理はダメなんだ・・と超感覚的なことを言ったら1/10くらい通じたような気がした。

それで今回の滞在中は中華を食うのは諦めて、今日も昼間から海鮮丼やウニいくら丼など刺身系の料理を食っていたのだが、生モノに飽きた筆者が551蓬莱軒の豚まん(関東で言うと崎陽軒の肉まんと思えばよい)を立ち食いしていたら、女房が横から覗き見て「それはナニ?」という。それでどうせ不味いというに違いないと思って一口だけ食わせたら女房は目ん玉を丸めて「美味しい!」と叫んだ。

全く日本は何もかも美味しいわね!この日本料理の肉まん(中華オリジナルと認識してない)も香港のモノとは大違いだわ!と言って筆者の手から肉まんを引っ手繰る女房。いや・・これは中華料理なんだけど・・と言いたかったが、どうも半世紀くらいかけて完全に日本化した中華料理は案外といけて、日中両国のお客を跨いだ立ち位置が曖昧な店はダメってことなのだろうか・・。何だか矛盾する事になってきたが、案外と駅前の中華屋で作ってる昔ながらの天津丼とか美味く感じたりして・・。






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No title 

香港、中国は住んだことが無いので、現地の料理の味、わかりません。

肉まん(東)・ブタまん(西)は、フィリピンで超ポピュラーなスナック、シューパオのデラックス版(笑)

美味しいと感じるのでは、この理屈からいえば、酢豚、八宝菜なども、奥様のお口に合うかも。

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