焼死した工員達の生命の値段

2015/05/16 02:32:29 | ニュース | コメント:2件

先日マニラ北部バレンズエラで発生した工場火災は現在まで72人の死亡が確認される大惨事となったが、この工場の経営者は遺族に対して一人当たり5500ペソ(1万5千円)の保証金を払うというニュースが画面に流れた。

最初この金額を耳にした時は丸が3つくらい違いのではないか・・と耳を疑ったが、テレビを見ていた全員に聞き返すと確かに5500ペソだと言う。その瞬間に筆者は口をあんぐり開けてしまった。

避難訓練どころか非常口も作らず、鉄格子の窓枠のおかげで行方不明者も含めて約100人の工員達を焼死させたというのに、そんなはした金で遺族をなだめられると思っているとは、一体どういう価値観を持ち合わせた人物なのだろう。

しかしテレビに映し出された経営者の名前を見た時に筆者の疑問は全て解けた。それはongという中国人の名前だったのだ。中国人、それなら如何なる非常識もまかり通るからだ。



筆者が会社員時代には多くの中国人と取引したが、かれらは自分の工場の工員(同じ中国人である)など同じ人間と思っていないことは言葉の端々から感じ取ることが出来た。

「工員が作業中に死んだんだが、2万元(30万円)遺族に渡したら喜んで帰って行ったよ」なんて話は毎年何回か聞かされていたのだが、彼らの表情には単に金を損した!という渋い感情しか伺い見えなかった。

日本の一部のメディアは日本に中国人が企業進出することは良い事みたいに煽っているが、結局中国人の下で働くというのはこういう事なのだ。自分の一族以外は誰も幸福にさせない!これが中国人の哲学である。

この事件は今後裁判を通じてオーナー一族に莫大な保証金が課されるとともに、責任者の逮捕と長期刑に処せられることを望むが、こんな連中の下で働いて生命を落とした多くのフィリピン人工員に冥福を祈りたい。



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コメント

2015/05/16(土) 21:33:28 | URL | なお #-
はじめまして。

最近ブログを見させて戴くようになりました。
内容の濃い話しが多くとても為になります。

今回の件は大変な惨事で言葉がありません。
フィリピンはどうしてこうも人の命が軽いのでしょうかね?

2015/05/16(土) 22:41:42 | URL | でぶ熊 #3hri4u1c
似た経験が最初の赴任国で感じました。4年過ぎていたのでニュアンスを含め現地語はほぼ100%以上わかりましたが担当してる現場で若い作業員が感電死しローカルマネージャーに直接会わないほうが良いと言われましたが遺族が両親が事務所に来て親方、有難うございますと言われ一瞬理解出来ず俺のタイ語もたいした事ないと思いましたが話しを伺うとローカルマネージャーに持たせた補償金は軍で事故死した補償金と桁違いで親孝行と(当時も抽選で選ぶ徴兵制度あり)
改めて通夜に行くと数日やるとか。通夜客に飲み食いさせるので金がないとできません。
事故死がある仕事ですが改めて命の値段差、大事さを痛感しました。
フィリピンの中国系の対応は理解できます。

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