ヤバい土地を売りつけようとする叔父

女房の叔母の夫であるダニー叔父の70歳のお祝いの席で酒を飲んでいたところ、パンパンガ州から来たエド叔父(女房の母親の弟)が酔っぱらって「3ヘクタールの土地がたったの300万ペソなんだよ。それを墓地に改良すれば物凄い利益になるだろ!。こんな美味しい物件はめったにないぞ!」と目っけものの投資話をしはじめた。。

このエド叔父のダメな儲け話というのは今に始まった事では無く、野菜栽培をするのに最適な農地や、居ぬきで売りに出ているレストランなど色んな投資案件を持ってくるのだが、この墓地に最適な土地の話は結構しつこくて先月のリユニオン(一族大会合)でも耳にタコが出来るくらい何度も聞かされているのだ。

なんでもこの土地はパンパンガ州のメキシコという町にあって、リゾートと呼ばれるプール付きの宿泊施設(民宿みたいなもの)が建っていたのだが、リゾートのオーナーが店を閉めたのでかなりの安値で売りに出していると言うのである。

「大通りに面していて場所は良いし、それに墓地用に整地すれば5平米で3万7千ペソ(10万円)の価値があるんだよ。3ヘクタールの土地がとんでもない金額になるのは分かるだろう!というエド叔父さん。墓地ビジネスの仕組みはよく知らないが、土地活用率を50%で単純計算すれば1億1千万ペソに化けることになる。





それに何故か今回は遠い親戚のボニー叔父も一緒に来て「住宅への投資はもうピークを過ぎている!。墓地こそ最高の投資物件だよ」と念を押す。なんでもボニー叔父も墓地(この場合は細切れになった区画ベース)にいくばくかの金を投資していて、結構な稼ぎになってると言う。

しかし筆者は墓なんて商売は考える気さえもしないので「要らない」「興味ない」を繰り返していたが、この二人はからみ酒の癖があるために何度も何度も同じ話を繰り返す。それでこっちも相手の矛盾をついてやろうと思いいくつか質問をしたのだが、これが立て板に水のように淀みなく答えてくるのですこしばかり困ってしまった。

「死ぬ人間は山ほどいるから客には困らないし、雑草の刈り取りや清掃は遺族がやるから手間いらずなんだよ。それに建物と違って土地は毎年価値が落ちていくわけじゃないから安定的な収入が見込めるんだ」というボニー叔父。なるほど確かにその点はそうである。

しかし引っ掛かるのは、何でリゾートとして整備された土地が1平米あたり100ペソとべらぼうに安いのか?とうことだ。それにそんな絶好の場所にあるのなら住宅開発業者が真っ先に手を付けているはず・・。言っちゃ悪いがエド叔父やボニー叔父みたいな引退したヒマな爺さんにもお声がかかるというのも変な話だ。





それでエド叔父さんに何でリゾートを閉じることになったのか?と聞いてみたところ、二人ともちょっと口を閉ざした後「ま、まあ、そのー、アクシデントがあってね」と呟いた。アクシデント・・?、一体何があったのか?と聞くと、モゴモゴ何やらタガログ語で呟くだけである。

それで筆者はボニー叔父を相手に問い詰めたところ「一人死んだ」と消え入るような声で囁いた。しかしたった一人死んだだけで何千万円も資本投下したリゾートを閉じるってのも変じゃないか。それでこの点を二人にしつこく問い詰めたところ、なんと市役所から閉鎖命令が出されてしまったというのだ。

一人死んだだけで閉鎖命令が出たって・・、そりゃ一体どんな死に方をしたんだ?。それにエド叔父が数字を間違っている可能性は多々あるが、1平米100ペソというベラボーな安値でも買い手がつかないってことは、これは相当すごい事件が起こったんじゃ・・。

「ホテルや住宅と違って墓地のお客は死んだ人間だから、その土地で人が何人死んでようが関係ないだろ!」と最後に開き直るエド叔父。つまり墓地に最適な土地ではなくて、墓地にしか利用できない土地ってことね・・。心使いは有難いけれど、こんなロクでも設け話は遠慮しておきます。






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ボチボチでんな。。。あっヤバっ!怒られるw

閉鎖といえば、入管のスタバの隣の店が閉鎖しましたね。あれなんか裏事情がある気がします。

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