江戸前ウナギを夢見る女

2015/04/28 01:02:05 | 旅行 | コメント:2件

日本行きのビザ申請を済ませた女房は生活リズムが1オクターブ高い状態になってしまった。筆者は未だにあんまり良く理解できないのだけれど、昨年の秋に初訪日してからというもの女房は日本がすっかり気に入ってしまい、何かある度に「ジャパン♪ジャパン♪」と口にしはじめた。

この女房と筆者の旅に対する違いについては今まで何度かブログに書いたので詳しくは触れないが、要するに海外の旅の第一歩をインド・カルカッタで踏みしめた筆者と女房とではベクトルが180度逆の方向を向いていて、筆者が現在計画しているハノイからラオスを超えてチェンライへ入り、最後はミャンマーへと抜けていく旅などいっかな興味を示さないのである。

さて義妹や大学生の姪相手の女房の自慢話の中で頻繁に登場するのが食い物関連の単語で、特にカイセキと並んで数多く耳にするのはイガットというタガログ語であった。これ最初は何のことか分からなかったのだが、これ調べてみたらウナギのことなのだ。女房は東京・赤羽の「川栄」という店で食べたウナ重のことを盛んに言っているのである。

前回の旅の最中に女房がウナギを食べたい!としつこく言い出したので、筆者の友人で無類のウナギ好きの男に東京で一番美味いウナギ屋はどこだ?と聞いたところ、赤坂の重箱とか上野の伊豆栄ではなくこの店の名前を挙げたのである。薄汚い居酒屋みたいな作りなんだが味の方は抜群なんだよ!自信を持って勧めるね!というから、わざわざ京浜東北線に載って赤羽まで行ったのである。

川栄の特上ウナ重、それもご飯の下にもう1枚かば焼きが隠されている「シノビ」という店で一番高いウナ重を女房のために頼んだところ、最初の一口を口に含むや「こんな美味いものが世の中にあったなんて・・」と言うや泣きそうな表情をしだしたのだ。





それで京都や大阪に移動してからもウナギが食いたい!というので、各地でそれなりの名店に連れて行ったのだが、半分も食わない内に「こんなのアカバーネのウナギに比べたらダメだわ!」と言ってプイと横を向いてしまう。そりゃ大阪じゃ無理だよ、昔からウナギは江戸前に限るって言われてんだから・・。

それでフィリピンに戻ってからもマニラじゃ一応有名な日本料理店でウナギを頼んだのだが、一口食べた後「こんなもの食えるかー!」と叫びだしてしまい、以来半年以上ウナギを食べていなかったのだが、それもあと少しの我慢、やっとアタシの大好物が食えるわい・・と大喜びしているのである。

それで筆者も女房の話に適当に相槌を打っているのだが、しかし内心では女房の愚かさにほくそ笑んでいるのだ。というのは次回の旅は東京どころか関東にさえ行く予定は全く無いのだが、地図が全く読めない女房は広島というのは東京のすぐ近くにあって、電車にちょっと乗れば赤羽に行けると思っているからである。

「ウナギのあのふっくらした感じがいいのよね」と女房。ああそうだろうなあ・・、でもお前がこれから行く西日本は蒸さずにそのまま焼く直焼きしかないんだよ・・とは今のところは口が裂けても言わない。大阪には江戸風のウナギ屋が何軒かあるらしいが、そんなところに連れて行くつもりもオレには無い。

さて何で筆者がこんな意地悪なのか?というと、それは筆者はウナギが大嫌いだからである。昔からあの泥臭さと臭いが嫌なのだ。特それに美味いウナギ屋というのはウナギしかメニューに無いから筆者はお茶を飲むしか方法が無い。なので女房が何をぬかそうがウナギ屋だけは却下である。






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コメント

2015/04/29(水) 13:00:52 | URL | hanep #-
確かに、何度説明しても、日本の地図地理は、なかなか覚えてもらえない。

まあコッチも、フィリピンの島なんておおざっぱにしか知らないけど。

川栄名物

2016/07/17(日) 20:48:40 | URL | 浅野 #mgc3Eemw
いつもブログ楽しませて頂いております。川栄ですがウナギも有名ですがどちらかというと鳥料理の方が有名です。ホロホロ鳥だったり、白レバーだったり悶絶クラスの美味です。

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