臭い女に巡り合う男

九龍・山林道にある居酒屋で同僚Mと関係会社のK氏、そしてK氏の部下のチュイさんの4人で飲んでいた時の話である。このK氏は当時60歳を少しばかり超えていたが見た目も中身も40代の筆者よりよほどカクシャクとしており、ホーチミン工場と深セン工場、さらに香港支店の3つの役職を掛け持ちして忙しい日々を過ごしていた。

「いや~、ベトナム女性のアソコの食いつきは全くたまりませんねぇ~」とホヤの塩辛と熱燗を交互に口に運びながら嬉しそうに夜の自慢話をするK氏。なんでもここ20年ほどは夜のお勤め(もちろん古女房が相手ではない)を毎晩欠かさない性豪なのだと鼻を膨らませている。なるほど定年を迎えても雇用更新を名乗り出たのはこういう理由があったのか・・、全く羨ましい人である。

「だけどKさん。ベトナムの女性は締りは良いけどアソコの臭いは結構キツイんじゃないですか?それに中国人だってアソコには恥垢が砂利みたいにびっしりと固まって・・」と少しばかり嫌味を言ってやったところ、このKさんは真面目な顔つきになり「いや~、私も最初はそう思ったんですけれど、だけどねっ!あれは個性なんですよ」と朗らかな表情で言う。

なにっ!個性?アソコの臭いがですか?と聞くと「そうですよ」と言う。なんでも今から20年前にK氏が一番最初に囲った中国女のアソコがあまりに臭かったので、正直に「お前は臭い!」と言ったところ、失礼ね!アナタ!これは中国人にとって大事な個性なのヨ!私たちはこの臭いを大事にしているのヨ!と怒られたと言うのである。





そりゃ生まれつきアソコが臭い女の言い訳じゃないですか?と言うと、違いますよ!その後に囲った女も同じことを言った(つまり臭かった)というのだ。臭いは個性なんて話は初耳である。それで「そうですか?でも香港の女たちはそんなに臭くないですけど・・」と反論したところ、K氏はイヤイヤ!と手を振りながら「香港の女も同じように臭いですよ!」と言いはるのだ。

なんか話が噛みあわない・・。確かに中国人は衛生観念が薄いから総じてアソコが臭いのは事実なのだが、一方香港女性も少数派とは言え臭い女も確かにいるものの、自分のアソコの臭みを個性だと言い張る女など出会ったことは無い。香港人はそれなりに文明国であり女性もオシャレだから身だしなみもしっかりしているのである。

ところがK氏は香港だけでなく台湾の女でさえも臭かった!と言い出したのである。それはアンタが格安の売春宿の女専門だからじゃないか!・・と言うと、K氏は怒り顔になって「何を言う!チムシャツイのBBOSSの女たちだぞ!それも一人じゃなくて何人も何人も臭かったんだよ!」と高級ナイトクラブの名前を挙げた。しかもその怒り方が物凄くマジなのだ・・。

どうやらK氏は女性のアソコを舐めるのが趣味らしく、その方面についてはひとかどの見識を持っている様である。まあアソコが臭い臭くないを巡って本気でケンカになるのも意味は無いので筆者は一応非礼を詫びることにした。それにK氏の方も一廻り以上年下の筆者に対して声を荒げたことに気まずさを感じている様である。





さてK氏がトイレに立っている間に、傍にいた同僚のMが「あの人は犬みたいに嗅覚がヒトの何十倍も発達しているんじゃないか?」と言い出したが、それにしてはシメサバとかイワシの丸干し、イカ納豆みたいな臭みの強い食べ物ばかり注文しているのは変だ・・。じゃあひょっとして臭いフェチなんじゃ?、でもそれだったら臭いのが好きでして!とか正直に言いそうなタイプだよなぁ・・。

さてトイレから帰ってきたKさんは止せばいいのに再び女性のアソコの臭いについて話し始める。ベトナムの女性はツンと来る揮発性の・・とか、雲南省の場合はドワーッと広がるヘドロ系でしてね、あとラードとか食用油の影響が大きいみたいですよ・・など実体験を重ねただけあって統計と分類が実践的である。

それで何気なく「アナタは今まで臭くない女と巡り合った事はあるんですか?」と聞いて見たところ、日本で若いころ・・とか、韓国のソウルで一度・・など無い事は無いが臭かった体験談に比るとサンプル数が極端に少ないので、どうも臭くない女との出会いはごくごく数えるほどしか無かったようだ。つまりこのK氏はいつもジャンケンに負ける男のように臭い女と巡り合う星の下に生まれたようである。

「人それぞれ外見や性格も違う以上、アソコの臭いにも一人一人特徴が・・」と頼んでも無いのに滔々と説明するK氏。どうやら何度も何度もアソコが臭い女に巡り合ううちに我が身の不幸を嘆くのではなく、それを個性として受け止めることで自分のやり切れぬ思いを昇華するようになったらしい。この前向きな精神は是非とも見習いたいものだが、だけど・・、やっぱ臭いもんは臭いよなぁ・・。






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