変な死に方が多いフィリピンの田舎町

期待した台風もフィリピン上陸前に弱まってしまったため毎年恒例の親戚一同大会合(ファミリー・リユニオン)は予定通りに開催される運びとなり、筆者ら第3組(女房の祖父が8人兄妹の3番目という意味)はボウイ叔父とエスター叔母を筆頭に総勢8人でマニラからパンパンガ州サンタアナまで出かけることになった。

このファミリー・リユニオンは以前の日記で説明したとおり従兄弟世代が中心になって毎年開催されているのだが、従兄妹たちが全員60代を迎えた今は(娘息子に孫たちが参加するため)参加者数が200人を超える大会合になってしまい、一体誰が誰なのかさっぱり分からなくなっているのだ。ちなみに筆者ら第3組は30人以上いるのだが、今回は台風を口実に皆に逃げられて8人だけになってしまったのだ。

さてテーブルについて酒を飲んでいると入れ替わり立ち代わり色んな人たちが現れては「ほー!これがシエナ(女房)の日本人の旦那かね・・」と話しかけてくる(正確に言うと去年会ってるのだが・・)。そしてエスター叔母とパンパンガ語で「自分の3番目の娘が子供を産んだので11人目の孫が出来てね・・」などと近況報告し合っているのを薄らバカ笑いを浮かべて聞いたふりをしていた。





筆者は彼らの私事など興味は無いのだが、ボウイ叔父とエスター叔母がいちいち英語に翻訳してくれるので嫌でも相槌を打たねばならない。それで「サンフランシスコにいる息子が・・」とか「孫がアテネオ大学に・・」などの自慢話を黙って聞いていたのだが、ボニーという名の元ミュージシャンだったジジイが「○○は雷に打たれて死んだからなあ・・」という話を何でもない口調で話しているのには驚いてしまった。

雷に打たれて死ぬ・・。そんなの何百万、いや何億分の一の確率の死に方ではないのか・・。それで「そりゃお気の毒ですが珍しい死に方ですね」と言ったら、このボニー爺さんは筆者をチラッと見て「そんなの珍しい事じゃない。ココじゃしょっちゅうある事だよ」と諭すように言う。

はあ・・そうですか・・。でも日本じゃ滅多に聞かない死に方なので・・と答えると、一緒にいたボニー叔父の妹は「じゃあ日本では毒蛇に噛まれて死ぬケースはあるのか?」と言い出した。そりゃ無い事は無いが恐らく年に1人か2人いれば良い方じゃないでしょうか?と答えると、「あら!でも落雷も毒蛇で死んだのもここにいる私たちファミリーの一員なのよ!」と言い出した。





200人程度のファミリーの中でそんな死に方をしただって・・?。そんなの奇跡的な確率じゃないか・・と驚くと、ボニー叔父は「パンパンガじゃ何処もそんなもんだよ!」と胸を張って言う。そこから誰と誰はこういう死に方をした!という長たらしい説明をボニー兄妹が始めたのだが、もちろん糖尿病や心臓病、屋根から転がり落ちたなどの自然死が一番多いのだけれど、四分の一くらいは死に方が普通じゃないのである。

私怨とか市場の銃撃戦に巻き込まれたという殺人ケースが多いのはまだ分かるが、台風による地滑りで生き埋めになったとか底無し沼にはまり込んだといったレアな自然災害での事故死、そしてその動物の呼び名が英語で分からないので絵で描いてもらったのはアリクイのような不気味な動物で、寝ている時にこの動物に血を吸われて死んだのだ!と言うのを聞いた時には背筋がゾッとしてしまった。

まるで昔観た「グレート・ハンティング」という映画のような世界じゃないか・・。しかしボニー叔父は筆者が驚愕しているのが分からないらしく「アンタもゴミゴミしたマニラなんかでリタイアするんじゃなくて、のどかなサンタアナに移住したらどうだい?。この200人がアンタを歓迎するから生活の事は心配することは無いよ」と言い出した。ボニー叔父の親切心は嬉しいが、なんか微妙だけど肝心なところからズレてるような気が・・。






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いや、確かに、わけのわからない最後は結構ありますよ!

ワニに食われて死ぬ、歩いてたらココナッツが落ちてきて直撃して死ぬ、水を触ったら電線が入っていて感電して死ぬ、酔っ払いが空中に撃った弾が天井から降ってきて寝てて死ぬ、などなど、フィリピン人の犬死ぶりは凄いものがあります。

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