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詐欺師に薦めた新商売

ホーリーウィーク中にヒマになったので従兄弟ジェンの家にウィスキーボトルを手土産に訪れる事にした。コールセンターの仕事が潰れて現在無職になった従兄弟は奴の女房の実家を改装して大衆食堂(トロトロという)を始めているので、ツマミ類には事欠かないのである。

店頭で鶏肉を焼いている家政婦のノーラに「ジェンとジュミは何処に行った」と尋ねると、ちょっと・・今来られると不味いのよねえ・・という表情をした。なんだよ・・お前の雇い主が来る時だっていつも突然じゃないか・・と思ったが、ノーラが目くばせした方向を見てアッ!と驚いてしまった。

そこに詐欺師の若人君がいたのである。コールセンターのカネを持ち逃げしてトンズラしたと思ったのに、何でノコノコと裏切った相手の家に出て来たんだろう?。それに大株主に背任容疑で訴えられていたはずだし、下手するとぶっ殺されない危ない身の上のはず・・。

若人君と話し込んでいた従兄弟ジェンが筆者の存在に気付くと、「ブラザー!こっちに入ってくれよ!」と手招きする。どうも若人君との話がかみ合わないか、早く追っ払いたかったらしく、そそくさとテーブルの上に氷とツマミ類、そして3つのグラスを用意し始めた。





「やあ!久しぶりですね!」と嬉しそうに笑う若人君。しかし目付きは何となくドヨンとしているから、金のやり繰りで切羽詰ってるステージはとっくに越えて、深い諦念の海に沈みつつあるらしい。それに女房と娘が別に部屋でジェンの女房と話してこんでいる様だが、若人君自慢のCR-Vが何処にも見当たらない。

「実はセブに値上がり確実な土地を持っていまして!」と早速要件を切りだしてきたが、そんな土地があるなら車を手放す必要も無いだろうに・・。それで「アンタは今大株主に訴えられてるんだって?」と聞くと、ええ実はそうでして・・と案外正直に答えた。

「グリーンウッズの自宅も売りに出してるんですよ!400万ペソでいかがですか?」と言い出したので、250平米以下の土地に興味は無いよ!と回答すると、今度は絶対に値上がり確実なミンダナオの不動産投資を話し始める。

しかし儲け話が次から次へと出てくるのに呆れた筆者は「お前から1ペソの飴玉も買う気は無いよ」と答えると、それなら僕のセブの土地を活用するためのアイデアをくれないか?と言い出した。なんでも1400平米のビーチフロントのホテル開発に絶好の物件だと言うのである。





どうせ詐欺話か良くても中間で巨額のピンハネをする魂胆なのだろうが、肝心の従兄弟ジェンがどっかに行ってしまったため他に話し相手がいない。それで適当にフンフン答えていたが、アナタの意見を聞きたいと言ってる割には、外国人の銀行融資枠がどうだとか、金利は何%とか話始める。

要するに筆者は現金で投資する必要は無いが、筆者の与信枠を使ってホテル建設すれば良いのだ・・と言っているのである。こいつバカか・・?そんな単純な言葉のレトリックに引っ掛かるとでも思っているのだろうか?。しかし今まで人を騙して家まで建てたという事は、フィリピン人ってのは実際そんなレベルなんだろう。

「では一緒にセブに視察に行きましょう!。宿泊は僕の定宿であるシャングリラで!」ととっておきの笑顔でキメの台詞を吐いたが、お前なあ・・、そんな豪華ホテル泊まる金なんてもう無いだろうが!と指摘すると、若人君はジッと筆者を見た後だまってウィスキーグラスに口をつけた。

結局生まれつきの詐欺師にとっては、相手より優位に立っている、相手の思考を自分が誘導しているという優越感が溜まらない快感をもたらすのだろう。だから絶対にコイツは引っ掛からないと分かっていても、若人君は頭の中で湧き出てくる詐欺話を止めることが出来ないのだ。要するにコイツにとっては脳内オ○ニーなのだ。





二人きりで退屈なので「お前にピッタリな仕事を教えてやるよ!」と言うと、若人くんはエッ?とこっちを振り返った。お前は女相手に化粧品や健康食品の訪問販売をやれ!と言ったのである。細かい部分では話に綻びが出てしまうのでアンタが数百万ペソの商品を扱うのは無理だが、数千ペソ単位なら案外うまく熟せるのでは・・と思ったのだ。

う~ん・・でもそんな安いモノは・・、と若人君は乗り気でないが、そんだけインチキ話が次から次へと湧いてくる頭の持ち主なら一日何十人を相手に出来るだろうし、それにアンタはチープなホストクラブで働いてそうな見た目をしているから、愚鈍な主婦を騙すのはお手の物だろう!と言ってやると、そうかなあぁ・・と言いながらも満更でも無さそうである。

それで健康食品のプロモーション方法や粗利、口コミの効果などを説明すると、それらが若人くんの脳内にある詐欺の方程式にインプットされたようで、その後実に的確な質問が筆者に寄せられてきた。そして目が上下にクルクル動いている所をみると、最終計算式は「解あり」と出た様である。

なので5年後くらいに「日本で大流行の〇〇〇栄養素」とか、「中国5千年の歴史を持つ▲▲▲乳液」なんてテレビショッピングで饒舌に喋っている若人あきらソックリの社長が出てきたら、そいつは筆者の日記に出てくる男だと思ってほしい。なお筆者は1ペソのコミッションも貰っていないので全然効果のないインチキ商品と気がついても間違って筆者を訴えない様に・・。






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