ガンが多発するクリニック(1)

香港にドクター○○○という日本人には大変有名なクリニックがある。この医者は香港大学出の香港人であるが日本語は下手な日本人より上手であり、またこのクリニックの看護婦は全員日本人であるため、英語が全くできないアホな駐在員夫人たちにとっては大変便利なホームドクターである。

さらにこのクリニックは健康診断レポートを日本語で書くので(筆者の知る限り香港ではここだけである)英語が全くできない日本の本社の人事部員や産業医にとっては大変貴重な存在であり、相場より2~3割高い費用をふっかけられても香港中の日本企業は文句も言わずにドクター○○○と契約していたのだ。

筆者の会社も長年このクリニックのお客であったが、確か2010年ごろに筆者の診断結果に「肺に影有り。肉芽腫もしくは他の腫瘍の恐れあり。要再検査」というコメントがあるのを見つけてビックリしてしまった。これは肺ガンじゃないか・・?。筆者は30年以上の喫煙者であったのですっかり恐れおののいてしまったのだ。

それで自宅から歩いて数分の距離にあるアドベンティスト病院に駆け込んだところ、この香港でも一二を争う名門病院が出した検査結果は「肺に異常は全くありません」というモノだった。それで会社にはアドベンティスト病院の結果を提出して海外赴任延長の許可を貰ったのである。





それから数か月後に部下の日本人が浮かない顔をしているので「どうしたのか?」と聞くと、健康診断に「肺がんの恐れあり。要再検査」と書いてあるのを見つけたのだと言う。はて・・この男はタバコを全く吸わないはずだが?と思ったが、ご母堂もタバコを吸わなかったのにも関わらず60歳で肺がんで死んでおり、どうやらこれは遺伝かもしれない・・と暗い口調で呟いた。

この部下は1週間後にドクター○○○で再検査を受けたが、再び芳しくない結果が出てしまったため何と細胞を採取してアメリカに送ることになったと言う。どうやって細胞を採取したのか聞き逃してしまったが、それ以前に香港には優れた検査機関が幾つもあるのに何でわざわざアメリカなのか?と不思議に思ったものの、部下はとにかく気が気でないようなので筆者も深く考えずに請求書にサインをした。

結局2か月後にアメリカから肺がんでは無い!とお墨付きを頂き、部下は飛び上らんばかりに喜んだのだけれど、この時筆者は「あんた、ドクター○○○に母親の死因を話したか?」と何気なく聞いてみたところ、ええ、一番最初に問診を受けた時に向こうから両親の死因を聞かれたので素直に答えたけれど・・と言った。

それからまた数か月後の筆者の女房の検査結果にも「左肺に影有り。要再検査」という結果が書いてあった。ちなみに女房は喫煙者で母親は若くして子宮がんで死んでいたのだ。すっかり狼狽えた女房は「ドクター○○○に今すぐ再検査に行く!」と言い張ったが、筆者は何となく胡散臭いものを感じたので、歩いて5分のアドベンティスト病院に連れて行き診察を受けさせたところ、その日のうちに驚くべき結果が出た。(続く)






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