死の病院が連なる町(1)

2015/03/18 03:29:12 | オカルト系 | コメント:0件

アマチュア怪談師たちの間で東京最強の心霊スポットと言われているのが東京都中野区にある江古田の森公園である。この公園は昼間は子供たちが遊んでいるごくごく普通の公園なのだが、ある霊能者の一団が酒の勢いを借りて深夜突撃したところ、ある者は公園の入り口で体がすくんでしまい、残りの人たちも中に進むにつれて体が重くなりそのまま蹲ってしまったという折り紙つきの場所なのだそうだ。

心霊スポットにはそこで自殺があったとか江戸時代の処刑場の跡地だったなど何らかの所以があるが、この江古田の森公園の場合も結核病院(正式名称は国立療養所中野病院)の跡地という立派な由緒書きがあるのだ。皆さんも良くご存じの通りストレプトマイシン発明以前の結核は死病であり、不幸にもこの病気に罹った人たちはこの病院に隔離されただただ死ぬのを待ち続けたのである。

以前の日記にも書いたが広島・長崎など大量死の現場が案外心霊スポットになっていない理由は死の苦しみの時間が短い事と関係しているようで、逆に人数は少なくとも結核病院の様に患者たちが死の恐怖に怯えながら何年にも渡ってこの世への怨嗟や我が身の不幸を嘆いた場所というのは心霊スポットとしては上々の仕上がりになるらしい。





さて幼少の時分から心霊マニアである筆者も江古田の森公園の存在は全く知らなかったので、今から4年前まだ存命中の父にこの病院の事を尋ねてみたことがある。実は父は病院跡地から南に1キロほどの場所にある神社の跡取り息子として生まれたので、ひょっとして戦前病院の地鎮祭とか夏祭りなどへ神主だった祖父と一緒に病院に出入りしていたのではないか・・と思ったからである。

しかし残念なことに中野病院は祖父の神社の管轄外であり、なにより結核菌に感染しては困るからどの家の子供も親からは「絶対に中野病院に近づくな!」と言われていたらしい。それで子供たちの間で中野病院は不気味な存在ではあったが心霊話はあくまで子供たちの想像の産物であり、リアル感のある恐怖体験話は聞くことが出来なかった。

しかし筆者の残念そうな顔を見た父は「本当に中野病院が最強の心霊スポットなのか?」と聞いてきた。いや・・何人ものアマチュア怪談師がそう言っているから・・、結核みたいな長患いした上に苦しんで死ぬ病気は場にかなり怨念をのこすんだってよ・・と答えると、「それが本当なら中野病院なんかよりもとんでもなく凄いところがあるぞ」と言い出した。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://dadesigna.blog.fc2.com/tb.php/533-8046213e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)