安倍を熱望していた男の末路

先日オンライン英会話スクールを起業した同期入社のMが消息を絶ってしまったという日記を書いたが、同じく同期入社のK君からMの奥さん(同じく同期入社組である)と連絡が取れたという知らせが入った。どうやらMは資金繰りに行き詰まり会社を放り出してしまったのだそうだ。

K君の説明によるとMの英会話スクールは後発組のため学費を安く設定することで何とか会員を集めていたのだが、2年半前の起業以来の円安進行によりずっと赤字がかさんでいたが、特に昨年10月末の日銀の追加緩和以降はにっちもさっちも行かなくなってしまったらしい。

「結局Mの野郎は安倍総理に殺されたようなもんだよ」とK君は書いてきたが、筆者はこの言外に込められたK君の皮肉に気付いて思わず笑い出してしまった。おい!同期の友人が破産したかもしれないのに笑うとは不謹慎な!と思うかもしれないが、Mは性根の歪んだ嫌な野郎だったし、なにより運命の皮肉というのを目のあたりにして湧いてくる笑いを堪えられないのだ。





現在40半ば以上の方ならよく御存じだと思うが、当時の学生たちは今じゃ国賊と罵られている河野洋平も右翼と非難するほど左翼的な傾向が強く(宇都宮徳馬あたりで多少右という評価であった)、自民党とアメリカと天皇制の悪口を言っていれば飲み会のヒーローという時代であり、当然ながら自民党よりも社会党や共産党へのシンパシーの方が強かったのである。

ところが同期組の中でMだけは堂々の自民党支持、しかも旧田中派ではなく旧福田派(清和会)などの保守本流支持者で、自民党は結党以来何一つ間違いはしていない!、自民党を疑う奴は頭がおかしい!、朝日新聞を読む奴は低能!俺は文春を愛読している!などと当時としては異端の思想を実に押し付けがましい口調で話すので皆から煙たがられていたのである。

しかしMの話に耳を傾けるにつれ、こいつは自分で考え抜いて保守派になったのではなく、多数派と違う意見を得意の詭弁でねじ込むことで自分を一段高く見せようとする小賢しい人間であることに気が付き、以降Mは同期の皆から疎んじられていくのだが、Mはその後も工場の高卒メンバーや愚鈍なオバちゃん相手に得意の保守思想を披露しては優越感に浸っていたのである。





それから20年以上が経った3年前の冬、中途退職するMと筆者の送別会を同期たちが開いてくれたのだが、ここは昔話をするべき場なのにMは「ついに保守のプリンスが戻ってきた!これで日本は変わるぞ!」と誰彼かまわず喚くので一同シラーッとしてしまった。この阿呆はよほど鈍感なのか安倍総理と同じく雰囲気も読むことも出来ないようなのだが、その時のMの優越感に満ちた笑顔を見るのは実に不快だった。

ところがMが会社を辞めて始めた事業は典型的な「外貨建て仕入モデル」であったため、待ちに待った保守のプリンスがおっ始めた極端な円安政策によって破たんを来たし、貯金も退職金も使い果たして夜逃げ同然に会社を畳まなければならなくなったというのだから、筆者は思わず快哉を叫んでしまったのである。まあ安倍みたいな勝共連合推奨議員を信奉すれば結局はこうなるんだよな・・。

同期のK君も「Mの奴は政治の見通しは良かったけれど、肝心の自分自身の事には先見の明が無かったようだね」と皮肉っぽいメッセージの後で、「今の日本は右派が多数派になって来てるから、Mの奴は今度は左翼になるんじゃないかな・・」と気になる事を書いてきた。そうだね・・保守のプリンスのおかげで何もかも全部失ったんだから、こんどは徹底した新左翼に参加したらどうだどう?M。






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バカウヨの末路 

バカウヨの末路ということですね

情報の検証せずに思い込みを決める人達

還暦を過ぎるとこんな人達の末路を多く見聞します

予備軍多数

バカウヨ化した国家も同じような末路をたどるのでしょうね

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