親戚一同から村八分にされた男

2015/03/14 03:16:37 | 親戚付き合い | コメント:0件

女房の従兄弟ボンギンが来週から海外へ出稼ぎに行くというので突然と我が家へ挨拶に来た。このボンギンは一族のはみ出し者であり、さらに妻と子供二人とも盗癖があるので筆者は貴重品を全て2階の寝室へと運び込み、連中が餞別を要求して来たらニッコリ笑って「NO」と言ってやろうと身構えていたのだ。

ところがボンギンは祖母の遺産をガッポリせしめたせいか女房に金品を要求してくるようなことはせず、また筆者と義妹が目を大きくして一行の一挙手一投足を見張っている事に気が付いたらしく盗みの方も諦めたようで、予想と裏腹に女房とボンギン一行との会話は至極和やかであった。

このボンギンは20年前に香港、その後は韓国に移動して何年か不法就労していた事があるので、今回はアメリカにでも密入国するのかと思ったが、話を聞いてみたところ何とアンゴラに行くと言う。アンゴラ・・?たしか筆者が学生の頃は内戦状態でイエメンやレバノンと並ぶ超危険国だったはずだ。





「アンゴラのダイアモンド鉱山に仕事が見つかったんだよ」と言うボンギン。そういえば以前にアンゴラは凄い勢いで経済成長しており、中国人や旧宗主国ポルトガルの人間が出稼ぎに行っているとは聞いていたが、まさか女房の身内がそこへ行くことになるとは考えもしなかった・・。

しかし何と言ってもアフリカである。治安の方は大丈夫か・・と思い、さっそくネットで検索してみたところ、まあ出るわ出るわ・・。犯罪が多いとかいうレベルでなくギャングが国を乗っ取った形の様だ。それでお前大丈夫かよ・・と聞いてみたが、ボンギンは全然気にしていない様子である。

「俺がいるのは都市部じゃなくて鉱山だからさ・・」とケロッとした顔で言うが、昔から荒くれ者が集まる鉱山は殺人が横行しているものだし、特にダイヤモンド鉱山なんて一番ヤバそうな気がするんだけど・・。





しかし女房と義妹も別段ボンギンの身を案ずることもなく、愛想を浮かべながら適当にやりとりするだけで、小一時間ほどするとボンギン一行は帰っていった。それで女房にアイツ生きて帰ってこられるかな?と言ったところ、別にいいんじゃない・・と実にそっけない。

ボンギンは子供の頃から色々と問題を起こし続けたし、特に昨年亡くなった祖母に生前暴力をふるったり、土地を不法占拠して正規の相続人である叔母から立ち退き料をせしめてからは一族からは完全に村八分状態になったのだ。つまり生きようが死のうがどうでも良いってことだろう。

義妹も「どうせだったら一家全員アンゴラに呼び寄せて、そのまま永住しちゃえばいいのよ!」と言ったあと女房と顔を見合わせて大笑いしていた。フィリピンは家族愛が強いと言うけれど物事には限界があるという事らしい。あばよボンギン、死んでも化けて出てくるなよ!。






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