日本製ウィスキーを探すインド人

筆者の元取引先のインド商人から突然メールが来た。日本製のウィスキーを買いたいのだが何処から購入したら良いのか分からないので助けてくれ!と書いてある。こいつは元々酒とは全く関係ない仕事をしているが儲かると聞けば何にでも手を出す男だし、それに筆者の同僚を何度か痛い目に遭わせた食わせ物、いや半分腐れ野郎だ。

自分の手の内は明かさずに他人に何かを頼むのは失礼だね・・とそっけなく回答したら、5分も経たない内に奴から回答が来た。実はつい先日日本のウィスキーを飲んでみたところ大変美味しいので自分はこの素晴らしい酒を世界に広めたいのだが、日本メーカーがまだ全然入り込めて新市場を見つけたのだ!というその場で思いついた御為ごかしが書いてある。

こいつの考えはすぐに分かる。サントリー山崎が世界最高のウィスキーを受賞したので、最近スコッチの品質が落ちたと感じている酒好き達は日本製ウィスキーに興味を持っている。それに対ドル、対ポンドで円安が進んでいるから多少値引いても利幅はたんまり取れる。それでコイツは遅ればせながら日本製ウィスキーを買ってみる気になったのだ。

ところがサントリー受賞のニュースに加えて、日本ではNHKドラマの影響からウィスキーはバカ売れになってしまったため、しばらく前からサントリー、ニッカ両社の正規輸出ルートではブツが手に入りにくくなっている事が判明した。それで旧知の筆者に頼んで日本の卸売業者から横流しをしてもらおうとの魂胆なのだ。

インド人と商売をされた方ならよく御存じの通り、彼らは自分たちで何かを新しく作り上げるよりも、横からサッと出てきて他人の商流に入り込み、自分だけがたんまり儲け後はまたサッとその場を去って後は知らない・・という盗人スタイルの傾向が強い。同じ商人の民として中国人がいるが、インド人の方が他人と共存するのではなく寄生・搾取する傾向が強い。





もしもコイツの話に乗って筆者が友人の酒問屋から山崎と余市を数百ケース(しかも思い切り値切らせた上で)分けてもらったとしよう。このウィスキーは実は彼らが説明していた新しい市場に行くと言うのは真っ赤な嘘で、実際は日本製ウィスキーがすでに十分浸透していて世界で最も高く売れるようになった国(たとえばフランス)に運ばれるのである。

そしてフランスに住む奴のパートナー(おそらく親戚か同郷のインド人)はフランスにおけるサントリーの輸入代理店にとって一番大事な大手小売店に「代理店から買うより10%安いですよ」と売り込みに行くか、格安の通販会社に売っぱらったために30%OFFなんて宣伝を打たれてしまい山崎の付加価値だけでなく折角作り上げたフランス内の商流も壊すことになってしまうのだ。

当然フランスの正規代理店は怒り爆発になる訳で、サンプルとして買ったウィスキーをサントリー本社に送り付け、シリアルナンバーから誰が横流ししたのか全部判明することになり、結局筆者の友人の酒問屋はサントリーからお咎めを受けるか下手すると契約を切られてしまい、筆者との関係も重大な危機を迎えることになるのだが、当のインド人は悪かったとかは思うことは絶対に無い。彼らにしてみれば乗せられた筆者と友人がバカなだけとしか思わないのである。

2年前に会社を辞めたので筆者はヒマにしていると思われたのだろうが、こんな依頼が来るとは筆者も随分と舐められたものである。それで数時間返事をしないでいると「お前(筆者のこと)の条件は何だ?」と聞いてきた。インド人特有の小出しの交渉をする気の様だが、こいつの舐めきった態度にはカチンときた。そして・・その時家にあるペットボトルが目に浮かんだ。

山崎や余市の空き瓶を集めて、中にフィリピン産の格安ウィスキーを混ぜて送ってやるか・・。交渉の末に前払いで50%送金してくれれば友人の酒問屋がたった3%のマージンで横流ししてくれるとか尤もらしいセリフを言えばホイホイ乗ってくるだろう。向こうもこっちを舐めてるからお互い様だし、それに「後は知らない」というのは何よりインド人のお得意芸ではないか・・。






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ホ、ホワイトキャッスルだって、いつか賞くらい取るし..(震え声)

 

仕事柄アジアの印僑と数度付き合いましたが彼らの論法、考え方は流石数学のゼロを発想した人間で英語は分かっても考えを理解するのは大変でした。
自分なら売買商売はせず口聞きなんて尚更です。
日本人は華僑に勝てず華僑は印僑に勝てず印僑はアラブ/ユダヤ商人に勝てず彼らは日本人に勝てないと輪廻のような世界があります。
ユダヤの本場のイスラエルで一番信用出来ないのはユダヤ人だから新しい国のユダヤ人は詐欺師ばっかなので彼らと商売しないと。
仏国立銀行周辺にはヘブライ語が日常会話語の一角があります。
キューバのハバナでも金持ち商売人宅はユダヤ教の置物祭壇がありシナーゴ併設の家もあります。印僑がいなくて良かったです。
今出稼ぎ?してる中南米の中心市にはJJ townと呼ばれる富裕層が住む一角があります。
JewishとJapaneseの意味、日本人は2nd warの時米国から逃れた成功者らしいです。

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