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捨て子から大統領へと登り詰める女

先日の日記でも少し触れたが、2016年に選出される大統領の座に現在最も近い位置にいるのがグレース・ポー上院議員である。昨年末の世論調査ではビナイ副大統領に次いで支持率2位につけていたが、ビナイの汚職疑惑が深まっている現在グレース・ポーが1位に躍進したと見る向きも多い。

実は筆者はこの人物について最近まで良く知らなかったのだが、筆者の親戚連中の多くが次期大統領にふさわしいのはグレース・ポーだ!と言っているので、暇つぶしに彼女の経歴について調べてみたことにした。それで今日は筆者の受け売りの浅はかな知識を日記にしたい。

グレース・ポーについて検索すると真っ先に出てくるのは、彼女の両親がフィリピン映画界で「キング」の異名をとるフェルナンド・ポー・ジュニア.(FPJ)と同じく女優のスーザン・ロチェスだという事である。ただし経歴には「養女」と書かれており、よく見るとパナイ島イロイロ市のハロ大聖堂に捨てられていた赤ん坊を教会の訪問者が発見、司祭からグレースと名付けられた彼女は二組の養父母を経て最優的に映画スター夫妻に引き取られたとある。





子供の時分より養父母に連れられて映画の撮影現場に居合わせたので、周囲は当然グレースも将来は映画産業で働くと考えていたようだが、国立フィリピン大学からアメリカのボストン大学に留学したグレースは社会開発学分野に興味を持ち、学位授与後はしばらくアメリカで学校教師や地質調査センターの職員、民間企業のマネージャーの職を勤めていたようである。

しかし養父FJPが2004年にフィリピン大統領選に出馬したため急きょフィリピンに帰国して選挙活動を手伝う事になった。筆者はこの時期にフィリピンにいなかったので良くは知らないが、2004年の選挙は近年まれにみる激戦だったらしく、実際には養父FPJが勝利を収めていたのだが、現職のアロヨ陣営が票数を操作するなど不正行為を行ったため僅差で敗れる結果となってしまった。

選挙終了後にグレース・ポーは一旦アメリカに戻ったが、半年後に養父が急死してしまう。これも一部では暗殺されたのではないか・・と噂されているらしく、グレース・ポーはフィリピンに帰国して亡き父の遺志を引き継ぐ決意をする。これ以降選挙の不正監視委員会やMTRCBという映画・テレビに関する政府機関のトップを務めた後、なんと2013年の上院議員選に出馬し見事にトップ当選してしまう。





国のトップに立つ人間と言うのは普通とは違う強運の持ち主だが、このグレース・ポーの強運さというのは目を見張るものがある。捨て子が映画スター夫妻に拾われた。養父が大スターとなり大統領選に出馬した。養父が不正選挙に敗れて直ぐに亡くなったことで全国民の同情心を一気に受ける身になった。いきなり上院選に出馬してトップ当選した。大統領候補者のトップ3に入ったが、他の二人は汚職や管理能力不足で自滅しつつある・・。

このグレース・ポーの行く先に憚るものは恰も全能の神が排除しているようにも見える。彼女の出生の秘密については実は養父FPJが他の女に産ませた子供だとか(つまり父とは血のつながりがあると言う意味)、マルコス大統領と養母の姉妹との間にできた子供なのだ等々の噂があるが、いずれにせよグレース・ポーは尋常でない幸運の星の下に生まれついたのだろう。

政治キャリアはたった1年半と浅く未知数な部分も多いグレース・ポーだが、ツキが無い人物がリーダーになれば組織ごと沈没いてしまうのは筆者の経験上よく知っているので、フィリピンの将来の為にはとことん強運なグレース・ポーに大統領になってもらいたいと思う。






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マニラ市長選挙で、あのリム現市長が落選したのは衝撃でした。フィリピンの政治の世界は、きちんと悪役がいるからおもしろいですね。

私個人としては、法的に無理なのは承知ですが、
このままノイノイさんに続投して欲しい。任期満了までに、地方自治も改革してくれノイノイ!

あっ! 

筆者さん、いつのまにか、「ほにょ」に名前変わってますね!


Re: あっ! 

ハンドルネームの姓名判断をしてみたところ、非常に運気が悪いようなので変えました。

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