体内に溜まりこんだ水分にご注意

昨日の朝起きたらベッドの一部分がびしょびしょに濡れているのに気が付いた。最初はいい年してお漏らしでもしたのかと思ったが、水でぐっしょり濡れているのは筆者の背中(それも上部)に当たる部分だけである。つまり上半身のごく一部から汗が噴き出したようだ・・。それで今日の午後まだ暑い最中に1時間半ほど歩いて思い切り汗をかいてきた。

この分かった様で分からない書き出しには意味があって、筆者は漢方医学でいう所の痰湿(たんしつ)という困った体質の持ち主であることが原因である。これは水はけが非常に悪い体質という意味で、どうやら筆者の体は一番水が溜まっている胸部から強制的に水分を出したようなのである。まるで嘘のような話だが本当のことなのだ。

今から3年前に筆者は異常な寝汗や頻発する呼吸困難(これが一番つらかった)、内臓のあちこちの痛みと情緒不安定に悩まされていたのだが、香港の有名な病院で精密検査を受けても「中性脂肪がちょっと多いくらいですね」と言う呆れた診断結果しか出て来ず、ほとほと困り果てていたのである。

それで親しい友人が勧める漢方医の扉を叩いたのだが、この漢方医はタバコはスパスパ吸うし、なにより店で一日中麻雀を打っているようなロクデナシのオヤジである。しかし筆者の手を取ってジッと目とつぶるや霊能者みたいに何かを探知したのか診断書に何やら文字を書き始めた。





そこには脂肪肝とか高脂血症らしき病名がずらずら書かれていたけれども、これらは筆者の体型を見れば小学生だってわかる病名である。しかしこの漢方医が最後に痰湿体質という文字を書き込むや大きく丸で囲んで「お前の問題の根っこはこれだ!」と言った。

そして分厚い中国医学の本を取り出して「ここを読め」というので見てみると、そこには痰湿を放置していると最初は体のだるさや消化不良などの軽めの症状が現れるが、放っておくと数年で動脈硬化、糖尿病に肝機能障害、肺機能不全などの重大な病気に発展してしまうとあった。つまり西洋医学で気づいた時には遅いと言われる病気の前駆症状が痰湿という事を言いたかったらしい。

「お前の体には古い水が溜まってて代謝機能が低下しているんだ。息が苦しいのも寝汗をびっしょりかくのも、すべては体の水はけが悪くなっているからだ!」という漢方医。そして物凄くにが~い漢方薬を処方した後で、このままだと肺か肝臓の病気で死ぬぞ!。1週間に一度でいいから思いっきり汗を出せ!と諭すように言った。

そして翌日から仕事の後にアップダウンの激しい道を汗ダラダラになるまで歩いたところ、ある朝ちょっと凄い量の痰(子供の頃に流行ったスライムという緑色のヌルヌルした玩具に似ていた)が噴き出てきて、呼吸の苦しさも下にベットリ生えていた白いコケも綺麗さっぱり消えて無くなった。





ただし勿論たった一回の運動で全てが改善するわけもなく、その後も汗かきと漢方薬を飲み続けることで何とか体調の方も良くなってきたのだが、数か月後に筆者は会社を辞めてフィリピンでセミリタイア生活に入ってしまい、日がな一日ゴロゴロしているだけ生活に入ったので元の木阿弥になってしまったようなのだ。

それで中国医学を少しばかり調べてみたところ、痰湿の原因は筆者の様な生まれつきの体質の他に、運動不足と脂っこい食べものが原因になると書いてある。そして「運動不足は万病の元」という表現を良く聞くが、これは正しくは運動によって体内の水を出さないことが原因なのだそうだ。つまり汗だけ存分かいていれば逆に運動なんてしなくても良いという事らしい。

さてこの話をフィリピンに移住したリタイア組に当てはめてみると、徹底的に野菜が欠けた脂っこい食事、治安が悪いから外出しない、エアコンの効く部屋に籠りきり、・・これってまさしく痰湿へ一直線ともいうべき生活スタイルではないだろうか?。勿論ゴルフやテニスを週に一回でもプレイしていれば問題は無いだろが、ほとんどの方は家でゴロゴロ型ではないかと思う。

せっかく余生を南の国で過ごすことにしたのだから、炎天下の中を歩けとは言わないが、エアコンをつけないで寝るとか、半身浴30分とかいろいろと工夫して思い切り汗をかくことで健康を維持してもらいたいと思う。ただし筆者も言うばっかりで、実際にはなかなか出来なんだけれどね・・。そう、これは自分に向けた戒めのメッセージです。






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