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ミンダナオのニュースを見て思う事

2013/09/16 13:53:15 | ニュース | コメント:0件

ザンボアンガの武装占拠でフィリピン政府とモロ民族解放戦線(MNLF)との停戦交渉が失敗、両勢力は再びにらみ合いの状態に戻ってしまった。いったいMNFLは今後どういう筋書きを描いているのだろうか?兵隊の一部は人質のふりをして逃げてしまったそうだし、退避ルートもフィリピン政府軍に抑えられてしまった状況では、最後は降伏するか制圧されるくらいしか無さそうである。近所に住む女房の叔父は「MNFL議長のミスアリは状況を完全に読み違えたんだよ」と言っていた。
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叔父によればこのミスアリ氏というのは中東で言うとPLOのアラファト議長のような人らしい。確かに筆者が学生のころにこの名前を聞いたことがあるくらいだから昔から抵抗運動の親玉をやっているのだろう。しかしアラファトと違うのは途中で権力失墜してしまい、議長とは名ばかりのMLLF内の一少数派閥の長に転落してしまったことだ。イスラム勢力の主導権はMNLFから枝分かれしたモロ・イスラム解放戦線(MILF)が掌握しており、ミンダナオ・イスラム自治区(ARMM)の自治政府への格上げと地下資源や税収の利権配分をフィリピン政府と交渉を進めているらしい。これが面白くないのが仲間外れにされたミスアリ議長、それでイスラム勢力内での主導権を取り戻すため今回の武装占拠を実行したという。
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「今回の武装占領は最初からなんか変なんだ」叔父が言うには、アメリカの大統領が軍事条約を締結しに10月にフィリピンに来るのだからアキノ大統領は絶対に反政府勢力に妥協は出来ない事は分かっているはずだ。「もし仮に武装占拠でフィリピン政府から大幅な譲歩を引出し、ミスアリがMNFLの主導権を取り戻したとしても、ミスアリはARMMの知事時代に金からみでダーティーな噂があるから自治政府の首相になることは絶対に無い。じゃあ自治政府の実現をぶち壊してもう一回最初からやり直しましょう・・となったらイスラム教徒全員から命を狙われてしまう。今回の武装占拠はミスアリが深く考えもせず起こした軽率な行動だよ。」
     Obama
  
そこへ義妹が「だからポーク・バレル(政府開発助成金の横領問題)が原因なのよ!」と会話に割り込んできた。またこの話かよ・・お前が言ってる「これは大規模不正を衆目から逸らす為に議員たちが仕組んだ芝居です」というのはユニークだけど飛躍がありすぎるんだよな。叔父は一体何を言ってるんだ?という顔で義妹を見ている。我々のいぶかしげな表情を見て取った義妹は「違うのよ。ミスアリはARMMの知事時代にポークバレルでたんまり裏金を稼いでたの。これが表沙汰になるとイスラム教徒に見捨てられるから、同じ境遇にいる上下議員たちと共謀して武装占拠に踏み出したのよ。敵の敵は味方でしょ」としたり顔で説明した。はぁ・・しかし・・なんで女ってのは色と欲と金からみでしかニュースを見ないんだろう?でもアラファトも莫大な遺産額で世界中が驚愕させたよな。案外これが真実だったりして・・。

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