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履物の町リリウで勘違い

マニラ首都圏から見てラグーナ州の一番奥深いところにあるリリウ(LILIW)という町に寄った時のことである。この町にある有名な教会にお参りした後、義弟が「ここでサンダルを買おう」というので町のメインストリートまで歩いていくことにした。すると・・まあ有るわ有るわ、この町は東京・浅草の花川戸通りかと思うほど履物屋ばかりなのだ。

女房の話ではここリリウはマニラ東部のマリキナと並ぶ履物の町なのだが、昔は「リリウ=サンダル」「マリキナ=革靴」と棲み分けが出来ていたのだという。ところがマリキナの都市化が進んだことで製靴産業が劣勢化し、一方リリウは靴やカバンにベルトなどへ多角化したため現在この2つの町はライバル関係になってしまったらしい。

この話を聞いて頭に浮かんだのは日本の製靴産業のことである。大きな寺院がある宗教的要素の強い地域で家畜の皮を加工する産業が栄える・・、これは日本全国で共通する傾向である。仏教とカトリックと宗教が違えど同じような形で皮革産業が形成されるのだ・・と一人ごちていたが、この件を義弟フランシスに話すと「ブラザー!それは全然違う」と言う。





リリウが皮革製品に参入したのはここ20年ほどのことで、家畜の皮が先なのではなく元々は植物繊維を使ったサンダルしか作っていなかったというのだ。そしてこのラグーナ州でサンダルやバロンと呼ばれるフィリピンの正装、そして木材工芸品などの樹木製品が名産になった理由はこの地域の気候に大きく関係しているのだという。

「今日ここに来るまでの天気をみただろう。晴れと雨降りを繰り返すラグーナ州の気候はプランテーションや植林に最適なんだよ。なのでこの地域では植物を使った産業が自然と発展していったんだ」という義弟フランシス。同じラグーナ州の最深部パキルの町にスペイン人が美しい教会を作ったのも、スペイン人入植者からみてここラグーナ州は優秀な農林業の生産地だったからなのだそうだ。

なるほど・・自分の頭で思い込むよりも他人と話はしてみるものである・・と反省する筆者。日本で言えば群馬とか栃木みたいな地味な印象が強いラグナ州だが、意外にも地域としては中々の競争力があったのだ。それにカランバには温泉も出るなど天然資源に恵まれているから、筆者の住むフィリピンの埼玉県リサール州よりよっぽど魅力的な場所のように思えてきた。





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一度生きたいところです、

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