親日派のオカマ床屋

2015/01/05 01:37:37 | 日記 | コメント:2件

一昨日行きつけの床屋に行ったところ長蛇の列が出来ているのを見つけた。なんでも職人(筆者が行くような店ではスタイリストとは言わない)が一人を除いて全員休みを取ってしまったため今日は4時間待ちになるという・・。筆者はヒマ人だが流石に狭苦しい店で過ごすのは嫌なので諦めて家に帰ろうとしたところ、同行者のラフィーが最近出来た店が近所にあると言うので、試しに行ってみることにした。

その店はいつも行く店から5分ほどの距離にあって、なるほど開店したばかりらしく中々小奇麗な店構えである。それに料金表もリーゾナブルなのでこの店で髪を切ることにしたのだが、店のドアを開けたときに猛烈なアンモニア臭が襲ってきたのに驚いてしまった。まるで大阪・西成の路上生活者と一緒にエレベーターに閉じ込められたような位の物凄い臭いなのだ。

「ごめんなさい!実は空調機械がまだ搬入されてないのよ」と客の頭にえらく臭いパーマ液を塗りたくっていた中年男が謝ってきた。このオヤジは年のころは50歳くらいで、身長180センチとガタイも良く中々のハンサムである。これが普通ならさぞかし女どもをヒイヒイ言わせてきたのだろうが、このオヤジはナポレオンフィッシュの様な不気味な蛍光色のアクセサリーと化粧と服を纏ったオカマであった。

あまりに臭いがひどいので帰ろうとしたが、オカマのオヤジが従業員に命じて入り口のドアを全開にしたので少しはマシになったのと、このオヤジを除く従業員が全員が全員とも実に可愛らしいネーちゃんばかりなのでこの店で髪を切ることにした。それでネーちゃんに座席に案内されて座ると、何故か他の客の髪を切っていたオカマのオヤジが「アナタ日本人カ?」と日本語で聞いてきた。

ええそうですけど・・と筆者も日本語で答えると、このオカマは何故だか嬉しそうに筆者の方に来て、ワタシ日本人ダイスキナノネ・・・との一言を皮切りに、自分は若いころ日本に行ったことがあって・・とか、付き合っていた日本人の恋人が・・と話し始めた。オカマとはいえ親日派を無下にするのは忍びないので適当に相槌を打っていると、このオヤジは散髪用具を持って控えていた可愛らしいフィリピン人のネーちゃんに何やら言って顎をしゃくった。





すると可愛いネーちゃんはさっきまでオカマオヤジが担当していたお客の髪にパーマ液を塗りたり始めるではないか・・。エーッ!!じゃあアンタが俺の髪を切のかよ!。しかしオカマオヤジは手際良くシーツをかぶせるやスプレーで筆者の髪の毛を濡らし始める。今さら担当変えてくれというのも悪いので大人しくしていたら、このオカマは腕は悪くないのだがまあ喋る喋る・・。片言の日本語だがうるさくて仕方ないのだ。

オカマオヤジが言うには、自分は若いころから日本人の男たちに囲まれていて、とても充実(どんな充実かは不明)した毎日を過ごしてきたのだけれど、もう年を取ったのと自分の店を持つだけの金が溜まったので生まれ故郷のこの町に帰ってきたのだそうだ。一体どこでの話か知らないが、このオヤジは日本人と随分と濃厚な性遍歴(ここは筆者の想像である)を重ねるうちにすっかり親日派になったのようである。

「ダケド ワタシ モウ オジイサンダカラ オトコハ ソツギョウネ」と時どき寂しそうな表情をする。筆者はオカマの生態は良く知らないが、やはり普通の生物同様に寄る年波には勝てずに精力の方も衰えてしまうようだ・・。やっぱり人生とは悲しいもんだな・・とこのオカマに同情を感じたのだが、もう髪切りも終わってシャンプーも終えた後にオカマオヤジの言葉とは裏腹のあるものを垣間見てしまった。

シートに戻ってから「ドライヤーで髪をブロウしてくれ!」と英語で言った時に、このオヤジは筆者の方を一瞬ちらっと覗き見て「オー!ブロウジョブ!」と答えたのである。もちろんこれが言葉だけならオカマの毒舌ジョークと受け取っただろう。しかし筆者は鏡越しにオカマオヤジの一瞬の目の輝き、動物が獲物を捕らえた時の様な一瞬の高揚感を見てしまったのだ。

「ドーモー!。マタキテネー!マッテルワヨー!」と投げキッスをするオカマオヤジ。こんな田舎町のオヤジが親日派でいてくれるというのは筆者にとっては大変ありがたいことである。だけどどうせなら店にいた若い女店員か、せめてフィリピンパブ上がりの中年ホステスくらいのご面相の女性が親日派であってほしかったなぁ・・。オカマオヤジよ。まだ鉄砲は撃ち尽くして無いようだから、残りの人生は韓国人か中国人相手に宗旨替えをしてみてはどうだろう?。






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コメント

2015/01/05(月) 16:59:57 | URL | Tommy #LReEZ9Gg
新年おめでとうございます。本日のブログ、おもわず笑いこけてしまいました。わたくしもリザール(Cainta)に住んでおり、どこかでお会いするかもしれませんネ。

2015/01/05(月) 17:15:19 | URL | hanep #-
「どっから来たの?日本人?韓国人?」
この質問を、何千回何万回と浴びせられているのに、まともに受け答えしている主は凄いです。尊敬です。疲れませんか?

私は性根が曲がっているので、いつも「家から来たに決まってるだろ」と答えています。

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