フィリピン流の旅に出よう(2)

レンタルした家に入った一行は、簡単な昼食(途中の道すがらで買ったジョリビーとかマクドナルドで可)を済ませた後でだいたい①調理場(20代後半以降の女)、②買い物・調達(運転のできる男連中)、③ベッドメイクや荷物運び、電気系統のチェックなど雑用(10代の男)、④役立たず(赤ん坊と10代の娘、それと50代以上のオヤジ)の4つのグループに分かれることになる。

そして全体の指揮を執るのはどの一族にも必ずいるゴッドマザーで、ゴッドマザーと①の調理場にいる女たちが参謀本部を形成し、以降男たちは旅の終わりに荷造りをするまで女参謀たちにこき使われる一兵卒に格下げされてしまうのだが、ここは大人しく下っ端の立場をエンジョイすることを強くお勧めしたい。

夕方まで各自が作業に終了させたあとは庭や広間で食事の始まりである。レチョンやクリスピーパタ、リエンポといった肉類に、アドボという煮物や魚やイカを焼いたものをオカズにフィリピン米をかっ込んだ後(酒は飲む前に食事を済ませるのがフィリピンのしきたりである)、フィリピン式のメインイベント(と言っても全然大したこと無いんだけど)の時間となる。





ココで用意すべきはカラオケセットと酒、それから出来ればスイミングプールかミニバスケットボールコートがあるとベストである。カラオケセットはたいがい誰かの家にあるし、もしも無ければ近所にレンタル屋がある。酒の方はプンタドールというブランデー(もどき)を一人当たり1本用意しておけばよい。あと女性用にはアップル味のビールかワインも忘れずに。

若い連中はカラオケに興じ、親父たちは酒を飲んで潰れていき、ガキと女たちはキャアキャア喚きながらプールに浮かんでいるので、あとは各自が酒に潰れたたり疲労困憊して床にはいるまで放っておけば良いのである。なおベッド数に対して参加人数が5~6倍に達しているのが当たり前なので、各自毛布にくるまって床に雑魚寝であることは了解済みなのである。

ご察しの通りフィリピン流の旅とは、ホテルに泊まって何かを与えられる快適なスタイルではなく、みんなで協力して何かを作り上げる川原のキャンプや学園祭の出店運営と同じだと思えばよい。なので自炊や雑魚寝みたいな悪環境でも「アタシも旅設計の一翼を担ったのよ」という参加意識があるから、不平不満が後から出にくいという利点があるのだ。(続く)






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