金貸しシスターズ

ここ週刊ほど女房と義妹が何かソワソワしている。先週末の誕生パーティーの際にも、義妹の携帯が鳴るや二人で会場からコッソリ出てしまい、人目のつかない曲がり角で誰かと電話で長いこと話し込んでいた。自宅にいる時も、義妹がノックもせずに寝室のドアを開けて女房を呼び出すと、女房は慌てて起き上がり下の階で義妹と話し込みはじめ、やがて女房は箪笥から何か持ち出すと二人して30分ほど外出してしまう。こう書くと主婦売春でもしてるんじゃないかと思うだろうが、実は筆者は二人が何をしているのか知っているのだ。ある日女房が迂闊にも引出しの鍵を付けたまま出かけたので何となく中を覗いたところ、そこには何十もの1000ペソ札のザクがポストイットとともに輪ゴムで縛られていて、そのポストイットには「Jenny - Grace Paz : 1st Aug29 P2,000 Balance 20,000」と書き込まれているのを見てしまったのだ。そう、この二人は金貸し業に精を出していたのである。
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以前ブログにも書いたが、二人は向かいのサリサリストアの主ジェニーの金貸し業のスポンサーになっていて、月利20%(ジェニー10%+姉妹10%)という日本のサラ金も真っ青の暴利を貪っているのである。こんな高金利で借りる奴はバカじゃないかと思うが、フィリピンではごく当たり前に月利10%+米10kgとか月利20%で貸し借りされているのである(さすがに住宅や車のローンの場合は銀行で年利18%とかで借りている)。借りる方も母親が急病に罹ったけど医療費が払えないとか、旦那が給料遅配の目に遭ってしまい今月は生活費が全く無いのよ・・みたいな高金利でもしぶしぶ飲まざるを得ない切羽詰まったケースが多い。特に7~8月は中近東がラマダン(断食月)入りして仕事が減ったことにより金が送金できず、ジェニーのところには出稼ぎ組の家族からの借金申し込みが殺到したらしい。
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さてジェニーに金を融通して「これで毎月の収入が随分と増えたわ」と喜んでいた二人だが、中近東出稼ぎ組が8月末になると金利のみならず元本ごと返済し始めたため、二人の思惑はすっかり外れてしまった。二人にとって最も良い客は元本はそのままで金利だけ払い続ける顧客で、これだと10か月後には融資残高+受け取り利息は用立てた額の2倍になるのだ。ところがたった1カ月で返済されたら10%しか儲からない。それでここ2週間は返済された現金を使って、どうやら今までは手を出さなかった小口客にまで融資し始めたらしい。こうして最近はジェニーから頻繁に融資の引き合いが来るようになり、二人で「融資するorしない&条件」を話し合ってジェニーに即答、当日もしくは翌日には現金を用立てていたのである。
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むかし香港にいる時に義妹に聞いた話では、フィリピンで一番金が入り用になるのはクリスマス時期らしい。本当かどうか知らないが12月は通常月の3倍は出費がかさむため、預金のない家は借金をして費用を賄い、次の1年かけて返済するのだそうだ。どうやら女房と義妹にとっては正に商機到来である。きっと二人でチャネル戦略やら融資条件など事業戦略を練っているに違いない。それにここ数日女房から筆者が毎月渡している生活費を前倒して欲しいとか、一括1年分前払いなどを言い始めてきた。手持ち資金の拡充を狙っているのだろうが、筆者はとぼけたふりをして聞き流すつもりである。なぜなら筆者は直接ジェニーと大口客向けの取引をするからだ。これは今まで筆者の金を使って儲けてきたのに、筆者へは1%の金利収入も渡さなかったことへの報いである。女房と義妹よ、今のうちに大きな夢でも見ておくがいい。いずれお前たちは雑魚しか集まらない現実にぶち当たるのだから。

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