確定申告でブチ切れた!

日本到着の翌日に地元の税務署に行き、今年度の確定申告を前倒しですることにした。筆者がフィリピンで始めた商売は損はしなかったがすっかりコケてしまい、現在は日本の株取引で糊口を凌いでいるのであるが、源泉徴収されない一般口座の株を先日売却したため、税務署に赴いて確定申告する必要があったからだ。

「来年の確定申告の時期に日本にいないので早めに申告したいんですけど」と税務署の受付に伝え、一般人向けの税務相談室に通される筆者。本来なら来年の2〜3月に申告するのがルールだが、このためだけに日本に帰国するのも面倒だし何しろこの時期の日本は寒い…。なので来年9月まで住民票は日本に置いたままだが海外に出てしまうのです…と説明したのだ。

出てきたのは新人ぽい若造で、筆者の説明を聞いても「すみません、ちょっと先輩に聞かないと…」と言ってたびたび席を外すような下っ端である。筆者は何度か申告経験が有るので、これが証券会社の取引明細でこれが買い入れ単価、そうすると売却益がこれで、そこから基礎控除が38万円、社会保険は国民年金が19万円で、国民健康保険が・と説明して行く。

ところがここで筆者がよく知らない配偶者控除について質問した時に、この若造が「奥様はフィリピンに住んでいるのですか?」と聞いてきた。女房の住民票があるわけじゃないから嘘を言うわけにもいかない…。それで「ええ、そうですけど」と答えると、「先ほど海外へしばらく出ると言ってましたが、数か月前に日本に住民票を出したと言うことは、アナタの生活の実態はフィリピンにあるのですね」と聞いてきた。

ええ、そうですけど…と答える筆者(これが失敗だった)。非居住者は株の売却をするな!言うので売却前に住民票を日本に置いたのですけど…」と言うと、この若造は「ちょっとお待ちください」と言って先輩の方に歩いていってしまった。そして何やら話し込む若造とオールドミスの眼鏡の中年女。やがて戻ってきた若造は、「あなたは社会保険の控除を受けられません」と言い出した。

はあ…?と驚く筆者。冗談じゃない!これとは別の特定口座の株を同時期に売却しているけど、源泉徴収としれ地方税を5%払ってるじゃねえか!。税金を払う時は居住者扱いとして5%余分に税金を払うけど、控除を受ける時は住民票を出しているのにも関わらず非居住者扱いとして不利になるとはどういう事だ!と爆発してしまった。





ところが…、この若造はまたもやオールドミスの元に駆けつけるとあれこれ指示を仰ぎ、また筆者に怒鳴り散らされてはオールドミスの元に駆けつけるというのを3回繰り返し、ナントカ条文という難解な法律を持ち出して来やがった。ようするに本来なら住民票の除票を提出して社会保険は「払わなくても良い(驚き)」のに、任意加入しているのは筆者の勝手だから(唖然…)控除対象にならないというのである。

お前…政府があんだけ国民年金に入ろう!と言うから俺はわざわざ任意加入で入ってるのに(しかも400円余分の付加コース)、税務署は「非居住者は入んなくても良いんですよ」と言いやがるのか…。だったらお前に海外にいるって言わなきゃばっくれられたのか!とか、本当の事言ったら馬鹿を見る税務署!と散々罵ったが、相手はこんなの慣れっこだから筆者の負けは決定である。はっきり言えば良く調べずに行った筆者が馬鹿なのだ。

けっきょく社会保険料24万円分の20%(ここでも5%は居住者として地方税を払う)を渋々払わされる筆者。海外に住んでる事など黙ってて「来年の2〜3月だけ海外にボランティアに行ってる」とで言っとけば余分に払わなくても済んだのに、航空運賃を浮かそうと思って税務署に行ったらマニラー東京往復航空券と同じ値段だけ損してしまった…というお馬鹿の見本のような話だ。

待合室で待ってた女房に事の顛末を話すと「あんた馬鹿ね!」と怒られてしまった。知らないことはトコトンまで事前に調べないと動かないのが筆者の信条だが、今回は売却した一般口座の株の買い入れ価格の記録を紛失していたことに気づき、しかもみなし取得価という制度がいつの間にか無くなっていたため、売却額の5%という超低価格を取得額にみなされる可能性が有ったため、そこまで頭が回らなかったのである。

幸運な事に株を買った際の記録を売り手が奇跡的に保管していたことを発見し、売却額の19%((100-5%)x課税率20%)を税金で持って行かれる事は無くなったのだが、そこですっかり安心してしまったのが間違いの素だった。それにまさか非居住者の定義で税務署がダブルスタンダードを持っているとは思わなかったのも迂闊と言えば迂闊である。

怒り浸透の筆者は帰りの道すがら本屋に寄って税務関係の本を数冊まとめ買いしてしまったことは言うまでもない。本屋の親父は筆者のあまりの剣幕に筆者のことを自営業者と勘違いしたらしく「知り合いの税理士を紹介しましょうか?」といらぬ事を聞いて来やがった。こうなりゃ徹底的に税金の事を調べ抜いて地元の税務署が手に負えない脱税のプロにでもなってやる!。この4万8000円は高くつくぞ!国税庁!。






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夕食から戻り記事を拝読したら昔の経験と同じだったのでコメさしていただきます。
健保、国保等各種に関係するので国内所得は愚息に譲った会社の役員報酬だけにし、たま~にある日本のお客さんには本業の会社と契約を無理にお願いしてますが同じような事が起こり税理士に相談したら同じ見解なので以降彼に全て依頼し処理してもらってます。

帰京するのは年に4~5度、延滞日数は100日未満ですが国内居住のメリットは大きいのでそのままにし少し面倒ですが二重課税防止手続きせず現住国と日本双方で税務処理してます。

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