借金踏み倒された・・(4)虚構の女

2014/10/28 00:48:17 | 日記 | コメント:0件

三日間に渡って女房の高利貸し業の破綻について日記にして来たが、本日女房から聞いた何気ない一言から事の意外な一面が見えてきた。この商売は女房・義妹・その他→家政婦ラセル→近所の工場内にいるカウンターパートの女→工員たち、というルートで融資されてると聞いていたのだが、なんと女房と義妹はカウンターパートの女、つまり今回金を返さずトンズラしたという女と直接会話をしたことが無いというのである。

お前…自分で商売する以上は代理店の先まで把握するのが当たり前だろうが…と呆れて物も言えないが、女房が言うには金主の旦那が日本人だと知れると借主たちは甘え切って金を返さなくなるし、それに警察あたりに違法ビジネスとして通報されればサメが泳ぐ海に飛び込むのと同じだから自分の存在は秘匿したかったのだ!とそれらしいことを言うが、ここで重大な疑問が湧いて来た

本当にカウンターパートの女は存在していたのだろうか?。それ以前に…金貸業というのは本当に行われていたのだろうか?…と思えて来たのである。つまり失敗したのでは無く最初から詐欺なのでは…という事だ。家政婦ラセルはカウンターパートの女が逃げたのだ!と言っているが、ここ2ヶ月の間に最終的な借り手である工員たちが元本も含めて一気に借金を返したとは思えないから、はっきり言うと高飛びするような金額を手にしたとは思えない。なのでこの話自体がリアリティが薄いな…とは何と無く感じていたのである。

筆者が思い描く仕組みは簡単である。まず最初に信頼できる融資先があると架空の話で女房を騙くらかして10万ペソを借りる。女房の取り分は金利10%だから翌月から1万ペソづつキチンと女房に返して信頼を得る。そして融資額の半分に当たる5ヶ月分の金利を払った時点で別の融資話を持ち込んでもう10万ペソ借りる。こうして5ヶ月ごとに融資話を倍々ゲームで増やして行けばラセルは融資額の半分を自分の懐に入れられる。それに女房は表に出る事を恐れているから、融資は本当に行われているかどうか確認することは無い。





この仕組みの欠点は女房が新規融資に躊躇したら必ず破綻する事だが、ラセルは自分の金の帳尻が合わなくなったらバンザイして、最近工場をクビになった工員をカウンターパートだと偽って全ての責任をおっ被せれば良い。後は息子が無事サウジアラビアに出稼ぎに行って送金してくれる様になるから、自分たちは田舎に引っ込んで悠々自適になるだけだ…と算段していたのだが、ここで息子のサウジア行きビザがなかなか下りないという時間的な誤算が出てきてしまった。

息子ラセルをサウジに呼んだの女房の義弟フランシスだから、今バンザイすれば息子のチャンスを潰してしまう。しかし女房には毎月10%の金利を支払い続けなければならないし、それに新しい融資話も女房があまり乗り気でなくなった為に帳尻は毎月合わなくなって行く。それで数ヶ月間は自分の蓄えを取り崩して女房に返済し続けていたが、息子のビザ発行がさらに遅れに遅れてしまったことで蓄えも底を尽き、ついに第三者から金を引っ張っることにしたのでは…と思うのだ。

結局このビザが発行されなかった事で女房は元本をギリギリ回収することができたのだが、一方我が家に毎日のように愚痴を言いに来てはため息をもらすアナの表情をみると何ともやりきれない思いになる。アナはつい先月ラセルに8万ペソを貸したのだが、1ペソの金利も得ぬままバンザイされてしまったのだ。そしてドバイにいる旦那に騙されたと告白したら大目玉を食らってしまった上に、クリスマスに子供達への贈り物も渡せないのよ!と半ベソをかいているのである。

さて女房はアナを不憫に思ったのか、財布の中から8万ペソを差し出して「アンタは特別に月利15%でいいわよ」と言って差し出した。ありがとう!これで子供達に不憫な思いをさせないで済むわ!と感謝感激のアナ。しかしその光景を見た時に筆者は複雑な思いに駆られてしまった。なぜかと言うとこの8万ペソはラセルが先月女房に戻した金利分で、おそらく元々はアナの金である。だけどアナがせっかく喜んでいるのだから、この裏筋の話は黙っておくことにしよう。






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