エボラ出血熱に似た病気で10人死亡

ネットでローカルニュースを追っていると「エボラに似た感染症で10人死亡」という見出し見つけた。な…なに!Ebola-like-virusだと!全世界を恐怖に陥れている死の病がついにフィリピンに到着していたのか…と事の重大さにショックを受けて、思わず食い入る様に画面に見入ってしまった。

記事によると病気が発生したのはミンダナオ島スルタン・クダラット州にあるニノイ・アキノ町で、今年3月に馬肉のマリネを食べた住民100人が胃痛、嘔吐、下痢を訴えて入院、そして患者らには急性脳炎の症状が現れはじめ、現在まで10人が死亡しているのだそうだ。





フィリピン保健省が馬肉のサンプルを検査した結果、この馬肉からレベル4という危険度最高クラスのウィルスを検出、このウィルスは4〜27日間の潜伏期間を経た後風邪と同じ兆候を最初は示すが、やがて高熱と深刻な中枢神経麻痺症状が進行し死をもたらす大変危険なウィルスなのだと言う。

しかしこの記事を最後まで読んだ筆者は「全然エボラと関係無いじゃんか…」と白けてしまった。エボラと言えば全身がまだら状に腫れ上がる、致死率80%以上の脅威の死亡率、そして血液から感染するというキーワードが頭に刻み込まれているが、ミンダナオの病気はこれらと一つも被らない。なんだよ単なる脳炎じゃんか…、アイキャッチ目的の過剰見出しのようだな…。





しかし「出血熱」という病気の定義が分からないので調べてみたところ、このタイプに分類される病気はエボラ以外にも幾つかあって(ラッサ熱やマールブルグ病など)、その中にミンダナオで流行っているのとよく似た病気を3つ見つけた。クリミア・コンゴ出血熱とオムスク出血熱、ダニ媒介脳炎というのがそれで、致死率は5〜30%とエボラほど高く無いが一点だけエボラより危険な点があった。ダニから感染するのである。

このウィルスは牛や馬に羊などの反芻動物、鳥、ネズミなどを幅広い動物類を宿主として増殖し、動物間はダニを媒介して伝染して行くと言うのである。ご存知の通りエボラ出血熱のアキレス腱は伝染媒介で、エボラ患者の血液や体液に「直接」触れない限りはウィルスに感染することは無い。なのでこれだけ驚異的な死亡率を持つウィルスも未だに人類を絶滅させるには至ってないのだ。





しかしこれがダニやノミから感染するとなると別問題だ。14世紀にヨーロッパの人口の1/3に当たる3000万人が死滅したのはノミがペストを媒介したからである。なのでもしもミンダナオ出血熱(筆者が付けた仮称)がマニラの都市部の人口密集地、特に非衛生的な不法居住地域に拡がり始めたら物凄い事態になりかねないのではないか。

そう言えば最近湿気が多いから我が家のタンスの中もダニが繁殖していそうである。それになんだか身体のあちこちがむず痒くなって来た。とりあえず来月の一時帰国の時にアース製薬のダニアースレッド(白い煙がブシューッと出るやつね)を日本で大量買いしておこう。それからアース製薬の株もついでに買っとくか。うーん…3835円か。ダウの反発で月曜は一旦は上がりそうだから、水曜以降に成り行き買いだな!。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト

コメント投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  •  管理者にだけ表示

 

室内噴霧系は、フィリピンのダニには効かないという話があります。もっともよいのは、ダニ取りマットという、布団に直接かけるカバー状のもので、使い捨てでもないので良いとのこと。ご一考ください。

 

始めまして。
このニュースは大分前の話ですが、最近になって安全が確認されて報道されました。
実は、ただ、馬を食べただけではありません。病気で死んで埋葬された馬を
わざわざ掘り起こして死肉を食べた人が死んだのです。

トラックバック

http://dadesigna.blog.fc2.com/tb.php/389-ffdb5ca6