呪われた土地に建つホテル

昨日の日記で旧友K君から聞いた幽霊ホテルについて書いたが、まだ続きがあるので今日の日記でまとめて書くことにした。年間120泊もビジネスホテルに泊まる生活を20年間も続けて来ただけあって、K君はいつ終わるのかと思うほど長々と自身の幽霊体験談を話し続けたが、その中で他のホテルよりも圧倒的に多い頻度で登場するチェーンホテルが1つあった。ちなみにチェーンと書いた理由は、これが1カ所のホテルなのでは無くそのチェーンホテルの名を冠した全国二十数カ所のホテルでK君は幽霊体験をしているからである。

それでK君に「お前の会社は東○インと契約でもしてるのか?」と聞いたところ、いやそういう訳じゃ無い。むしろ一番良く泊まるのはリッ○モンド系列のほうだよ。だけど確かに東○横インに泊まると他のホテルチェーンよりも高い確率で幽霊に出くわすんだ…と言う。そして筆者が黙っていると、長年他人の顔色を見てモノを売りつけて来ただけあってK君は筆者の頭に何かが浮かんでいるのに気付いたらしく、「お前も東○インでおかしな目に遭ったのか?」と聞いてきた。

筆者は東○インに泊まった事は無いのだが、あるアマチュア怪談師がネットラジオでこのホテルでの忌まわしい体験と由来について語っていたの覚えていたのだ。それはある中年の宿泊客が深夜ただならぬ気配で目を覚ますと、部屋の中で首を吊ってぶら下がっている男の霊を見たが、なぜかこの男の身体は縮尺がおかしくて、どう見ても身長が1メートル40センチくらいしか無かったのだという奇妙だけどまあ何処かで似たような事を聞いたことがある話なのだが、筆者が興味を持ったのはその後で話された「このホテルチェーンは出ても仕方が無いんだよ…」というくだりである。

この東○インはコストパフォーマンスの高さと合理的サービスから過去20年で全国200店舗まで拡大した日本最大級のビジネスホテルチェーンであるが、この急成長を支えた鍵は前日の対顧客政策とは別に初期投資の安さ、つまり土地・建物は全て外部資本(投資家グループ)に自前で作らせて、そこから格安で借りるという財務的な身の軽さがあるのだ。しかし問題は投資を徹底的に抑えるために、非常にまずい土地にホテルが建てられているケースが多々あるというのである。





例えば神奈川県の南武線沿いにある東○インは江戸時代の刑場跡の上に建てられているし、北関東の県庁所在地の駅前にあるホテルは数十年前に家事で一家全員が焼死した跡地に建てられていると言うのだ。東○インへ建物を提供している各地の投資家グループはコスト削減のた為こういった買い手のつかない忌み地を格安の値段で購入し、風水や方位など全く気にせずに経済効率性優先で建物を作っているらしい。そして霊感が強い人は絶対に東○インには宿泊しないのだという話だった。

この話をKにすると、Kはしばらく黙り込んだ後で「それなら俺にも思い当たることがあるよ」とつぶやいた。このKの生まれ故郷にある埼玉県の某市には「あの家に代々住り住んだ人間は全員死ぬ」と呼ばれる呪われた屋敷があったのだが、新線開通でその近辺が一等地に化けるとこの呪われた屋敷は潰されて平地にされ、そして今現在そこには東○インが建っていると言うのである。

「俺は近辺に住んでるからそのホテルに泊まった事は無いんだけど、あのホテルは便利な場所にあるのに意外に空室が目立つし、それに何故だか無線LANが物凄く繋がりにくいとの噂を聞いたことがあるんだ」というK。心霊現象はまず最初に電気系統に障りが出ると言うから、おそらくこの土地に纏わる悪霊と生命を失った無念の被害者の霊がホテルの建物中を飛び交っているにちがいない。こんな恐ろしいホテルが「いらっしゃいませ」と客を迎えているとは、まるで牡丹灯籠のような話ではないか…。

さてこの日記をお読みになられた方は東○インと聞くと2つのホテルチェーンのことを思い浮かべると思うが、今回筆者が話題にしているのはホテル業としては後発の方で、○に当たる文字の画数が多い方である。なおこのホテルをネットで調べてみたら何と高知県を除く全国都道府県に約250店もあるから、アナタの近所にある東○インの土地の由来などを地元の長老に聞いてみると身の毛もよだつような話が聞けるかもしれない。そしてもしもアナタが気に食わない相手のためにホテルを予約しなければならない時が来たら、朝食も幽霊も無料で出て来る東○インをご予約されることをお勧めしたい。






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