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アイス・バケツ・チャレンジに文句をつけた団体

2014/08/30 00:06:55 | ニュース | コメント:0件

フィリピン・カトリック司祭会議が現在世界中に広がっているアイス・バケツ・チャレンジに対して苦言を呈したようである。このチャレンジは周知の通りアメリカALS協会が難病治療の研究資金集めを目的としたもので、すでに全世界で1億ドルもの募金を集めているが、カトリック司祭会議が噛み付いたのはALS治療に受精卵が使用される可能性があるからだと言う。

ALSの特効薬になりうると注目されているのは最近何かとお騒がせの万能細胞で、これは受精卵をベースとするES細胞と、治療を受ける本人の皮膚を使うIPS細胞の2つのタイプがあり(小保方さんのSTAP細胞もiPSと似た様なタイプ)、アメリカALS協会は「研究では大部分がiPS細胞が使われている」と公表しているのだが、カトリック司祭会議はこの「大部分」というのは全部じゃ無い!と言うことは受精卵も使ってるんだろ!、という論法でアイス・バケツ・チャレンジに待ったをかけたい様なのだ。

中絶禁止どころか試験管内で合成された受精卵も「一つの生命」と主張するカトリックらキリスト教右派たち。彼らのおかげで宗教色の強いブッシュ前政権下ではES細胞研究は予算を凍結されてしまったが、合理的なオバマ政権になってからは公的資金投入を解禁してしまい、以来カトリック協会は事有るごとにES細胞研究に目を光らせ、一方ライバルのIPS研究を持ち上げる発言をして来たのである。

さて司祭協議会のヴィレガス議長は「イベント感覚でALSという悲惨な病気を世界に知らしめるのは大変結構な事」とアイス・バケツ・チャレンジ自体には肯定的に評価したものの、「しかしALS協会は受精卵を使った研究開発には一切募金を回さないと公表すべき」と募金の使い道に対しては辛い評点を付けた。

まあ宗教団体っていちいち煩いし、だいいち聖書やコーラン、仏典や資本論に書いていることをマトモに受け取ったら日常生活なんて送れないから何処かで折り合いをつけなきゃいけないんだけど、世界中が盛り上がっているところに水を差して注目を浴びるという手段だけはどうもいただけないね。






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