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シンナー中毒のガキが徘徊する青空市場

2014/08/21 00:02:13 | 日記 | コメント:1件

筆者は運動不足解消のため週末には2時間ほど散歩をすることにしているのだが、最近この散歩コース上にある住宅建設地に奇妙な一団を見かける様になった。この一団は全員が大きなビニール袋を抱えていて、お互いに中身を交換しあったりゴザを広げてガラクタを露天販売しているのだ。なので週末にはこの空き地は青空マーケットのような感じになっているのだが、この連中の不気味な風体が災いして客が来るどころかこの場所だけエアポケットの様に誰も近寄らなくなっているのである。

この一団は総勢40人くらいだが、小学生くらいの子供が12〜13人混じっているのでどうも家族単位のようである。しかし着ている服があまりにも汚いのと、地べたベタッと座って胡座をかいている立ち振る舞いが何とも言えない貧困感と無法感を醸し出していて、まるで新宿地下街のレゲエの叔父さん達のダンボール村みたいな異空間を編み出しているのだ。そして筆者が一番驚いたのはガキ達の汚さである。全員が全員ともズタボロの服に裸足、それに青っ洟が乾いてガビガビになったカスが顔にこびりついているのである。

「あの地域は行っちゃ駄目よ!身ぐるみ剥がされるから!」と筆者に警告する従姉妹ミレット。なんでもこの連中はビコール地方から来たクズ拾いのグループで、クズを求めて全国を廻る放浪民なのだと言う。なるほど・・やはり家族だったのか。だけどガキたちの学校はどうなるのか?と頭に浮かんだ素朴な疑問を口にすると、なに言ってんの!あのガキ達は生まれてから一度も学校なんか行ってないのよ!というミレットの答えに驚いてしまった。

筆者が子供の頃には近所に旅芸人の一家や家族チンドン屋など特殊な職業の一家が住んでいたが、少なくとも子供達は学校には通っていた。それにフィリピンでも筆者の女房の実家があるリサール州の山奥でさえ子供たちは全員が全員とも学校に通っているのだ。それがまさか学校に行けないガキ達をまさか自分の目で見るとは・・。まるで日本の山奥深くに潜む謎の漂泊民族「サンカ」を発見したかの様な気分になってしまった。





さて先週土曜日に青空市場の側を通りかかったので、市場の傍で連中が袋から自動車部品らしきガラクタを袋から出したり入れたり忙しくしている様を眺めていると、6〜7歳くらいのガキ3人が筆者の方へ歩いて来て「#%+$€£¥&!」と叫んだ。このガキッ!うるさいな!と思ったが、3人組を無視して青空市場の様子を観察していると、このガキが手に持っていた細長いビニール袋を指差してまた「#%+$€£¥&!」と叫ぶ。そして筆者の鼻腔に漂ってくる揮発性の臭い・・。このガキたち・・シンナーやってやがる。

ガキたちが言ってる言葉は分からないが、シンナー袋を指差して叫んでいると言うことは「シンナーを買いたいから金をくれ!」という事らしい。よく見ると3人ともすでに目がドヨンと濁っているから相当あっちの方角へ飛んでいるか脳が溶けてしまったようだ。そして筆者が何もせずに無視を続けていると、このガキのうちただ一人の女の子が筆者にしなだれかかってきたのだが、その時別の強烈な臭いが筆者の鼻腔に漂ってきた。臭っ!・・生まれてから一度も風呂に入った事が無いんじゃ無いか・・と思うくらいの強烈な体臭だった。

いっぽう筆者とガキのやり取りなど何処吹く風と言った感じで、青空市場の大人達はトライシクルで運ばれて来たズタ袋を開けてはあっちこっちの袋に分配することに忙殺されていた。こいつらっ!自分の子供がシンナー中毒になっても何とも思わないのか!それに今や物乞いまで身を落としているぞ!と怒りが湧いて来たが、下手するとこいつら一団に袋叩きの目に遭わされるかもしれないので、けっきょく観察は中止してその場を立ち去ることにした。

「あの子達はジープニーやレストランの中に勝手に入り込んで物乞いをしてるのよ」という義妹。ジプシーのガキ同様に生まれた時から親に乞食のノウハウを伝授されているので羞恥心などハナから無いらしい。だけど子供が目の前でシンナーやってて平気な親なんているか?という筆者の問いに対して、義妹の口からは「親達も子供の頃からシンナーやシャブに手を出して来たのよ。だから息子が強盗になろうが娘が売春婦になろうが何とも思わない人たちなの」と唖然とするような答えが・・。

外国に行った時には自国の基準を持ち込んで現地の人たちを批判するな!というのは国際コミュニケーションのイロハのイだが、このビコールから来たクズ拾いの一家の道徳観や倫理観は全世界どころか哺乳類生物全体の基準からも大きく逸脱しているに違いない。なおこの青空市場やシンナー漬けのガキ達の写真を撮ろうとしたが、iPhoneを出した途端にかっぱらわれる恐れがあったので写真を掲載出来なかった事をお詫びします。






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コメント

どこまで...?

2014/08/21(木) 09:27:59 | URL | ハイカイオジさん #5bAGT/qc
しかし、それでも生きていけると云う所がヒリピンの凄いところですねぇ。セブで路上でお食事中の凄い身なりの修行者に少額を喜捨しようとしたら断られました。上には上がいる。ヒリピン、奥が深い...かな?

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