謎のBIクリアランス

永住ビザやACR-iカードの発行のためにフィリピンのイミグレに行かれた方ならBIクリアランスという書類を耳にされた事があるだろう。似たような名前でNBIクリアランスというのがあるが、これはNBI(国家捜査局)が発行する無犯罪証明書の事であり、筆者が話題にしているのはBI(Bureau of immigration)すなわちイミグレが発行している証明書のことで全くの別物である。

これは当文書に記載された人物は過去オーバーステイなどの出入国管理法に違反したことはありませんよ!という証明書らしく、ビザ延長やフィリピン人との結婚による永住権申請の際に提出を義務付けられているのだが、筆者は過去1年半イミグレであれこれ格闘して来た中で一度もこの書類を見たことも申請したことも無いのである。いつもイミグレの受付や公証人に何が必要なのか聞くのだが、このBIクリアランスだけ一切口上に上らなかったのだ。

それが一体どうしたの?とお思いの方もいるだろうが、フィリピンのイミグレというのは申請書の中にあるミドルネームを空欄にしただけで「はい!これ失格。ミドルネームが無いならばN/Aと書くのが決まり!じゃあやり直し!」と書類受領を拒否されて列の最後に並び直す様なすんごく厳しい世界なのだ。書類の一文字の間違いも許さないイミグレが、提出書類を1枚丸ごと忘れているというのはどう考えても変だ・・これは一体どういう事なんだろう・・?と愚鈍な筆者はずっと不思議に思っていたのである。


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ところが一昨日この書類の正体がついに分かったのだ。永住権の書類チェックをしていた調査官が筆者の書類の不備を見つけてネチネチ文句垂れていた時に、「BIクリアランスを取得してないんですが・・」と言ったところ、この調査官は「あー、それは料金払うだけでいいんだよ」と意外な答えをしたのだ。提出しろと書いてあるのに、金さえ払えば紙に印刷しなくて良いだと・・。さらに「アンタは過去何回もCertificate Feeを払っているはずだよ」と言う。

それでカバンの中にしまい込んだ古いレシート類を調べてみると、なるほどCertificate Feeという費用が書いてあり、Express feeと合わせて1000ペソ払っていた。やがて調査官が言ったのは「イミグレはアンタの過去の出入国データを全部持ってんだから、自分たちが発行した紙を自分たち宛に提出させる必要は無いだろう」という唖然とする答えが。だったら何で提出書類のリストに入れるような紛らわしいことすんだ?最初から過去の記録の調査費用って名目だけでいいじゃねえか。

しかし筆者が思い切り相手をバカにした表情を浮かべているにも関わらず、「あー!ここに空欄があった!ちゃんとN/Aよ記入しなきゃダメじゃ無いか!」と言って書類を突っ返しては悦に浸っている調査官。この男、肩書きはATTORNEYとあるから弁護士なんだろうが、お前こんなつまんない仕事をするために大学で法律を学んだんかい?と心が底冷えする様な寂寥感を思わず感じてしまった。


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無犯罪証明書をそんな簡単に取得できるとは。。。
ベトナムはwork permit取得に必要ですがOFWスタッフが簡単に取ったのが分かります。都民の場合警視庁に行き各指指紋採取し1週間後発行されました。

Non Aids certificateを要求する国もありますが同様に簡単に入手できるのでしょうか。
当地でOFWのwork permit申請した時大卒、エンジニア証明書が信用されず大使館のエンドースを求められました(担当官によりますが)

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