馬鹿メイド万華鏡

筆者の家はラセルという42際のオバちゃんを2年近くメイドとして雇っているが、このラセル、隣人から「ウチで働けば1000ペソ余分に払うよ」とヘッドハンティングを持ちかけられたそうである。筆者がこの話を義妹から聞いた時には、てっきりラセルが給料の上乗せを要求しているのだと思ったので、だったらもっと若くてミニスカートが似合うメイドでも雇えばいいんじゃないか!と冗談を言ったが、義妹は「ラセルみたいな真面目なメイドは滅多に見つからないのよ!」と真剣な表情で怒り始めた。確かにラセルは文句も言わずに黙々と仕事をこなすし、性格も温厚で料理以外はこれと言って不満はないのである。

筆者の住むサブディビジョンは殆どの家が月3〜4000ペソでハウスメイドを住み込みで雇っていて、彼女らメイドの仕事範囲は炊事・掃除・洗濯に育児と家事全般に及んでいる。みんなルソン島北部の山奥やビコール地方など貧しい地方から出て来ていて、大抵は子供が大きくなって手間がかからなくなったから・・という主婦が多いのだが、中には16歳の乙女なんてのもいるのだ。低賃金の割りにかなりの重労働なので筆者は彼女らを随分と気の毒な人たちだと最初は思っていたのだが、1年も住んでいるとメイドたちの意外な面を彼方此方から耳にするようになり筆者も考えが少し変わってきた。今日は筆者のサビディビジョンで発生したメイドがらみの事件をここで紹介したい。


まず我が家の真ん前の住むサリサリストアのメイドA(10代後半)のケース。雇い主のジェニーは売り物の菓子や小銭が度々無くなるためメイドAを疑っていたが、ある時Aが店の中で商品のポテトチップスをボリボリ食っているのを発見した。そこでジェニーが叱りつけたところ、このAはキョトンとした表情を浮かべただけで謝りもしない。どうやら何が悪いのか理解出来ないようで、ジェニーがいくら説明しても「どうして?」と言うだけだったという。そこでジェニーはAをクビにしたが、このAはサブディビジョンを去る時に知り合い全てにジェニーの悪評を撒き散らしため、今だにジェニーのところには新しいメイドが来る気配は無い。

続いて2軒隣のビーンが雇ったメイドB(30歳)の話。このメイドは真面目に働くのでビーンの一家は重宝していたが、ある日市場に買い物に行ったまま突然と失踪、メイドの持ち物はどうやら何日間もかけて外に運び出したらしく何も残っていなかった。そしてタンスの奥に隠していたビーンのヘソクリ30万ペソとアクサセリー類が何処を探しても無い・・。早速ビーンはミンダナオにあるBの実家に電話をかけたが、出てきた旦那は女房とは10年以上も会ってないよ・・と悠長な事を言うだけで埒があかない。仕方なく警察に被害届を出したが、警察もこんな事件をまともに捜査するわけもなく結局今までなんの進展もないとの事だ。



ゲート近くに住むノエミーのメイドC(30代後半)のケース。このメイドCが来てからタオルや買い置きの石鹸、さらには食器が頻繁に無くなるようになった。Cが盗んだに違いないとノエミーは確信したが、しかしこのCは滅多に外出する事は無いし、しかも出る時は常に手ぶらである。おかし〜な・・と思っていたノエミーだが、ある夜半にトイレの中からゴギッゴギッという変な音がするのが聞こえた。ドアを開けようとするが中からCの「ちょっと待って!」という声がするだけでそのまま籠城状態に・・・。そこでノエミーの長男が機転をきかせて家の裏手に回ってみると、そこに見知らぬ女が立っていてトイレの小窓から押し出される扇風機を手で抱えているところだった。

爪切り女リサの隣に住むアニーのメイドD(20歳前後)のケース。アニーの家は共稼ぎなためメイドDが留守番と子守役を仰せつかっていたが、アニーと旦那は「なんかいつも家に帰ると部屋が臭いな・・」と不思議に思っていたそうだ。そしてある日体調不良で会社を早退したアニーが家に帰ってみると、なんと夫婦の寝室で男とセッ○スしているDを発見、しかも隣室では素っ裸の男2人がテレビを見ていた。どうやらDは近所の男達を部屋に連れ込み毎日事に及んでいたようである。売春をしているのか男狂いなのか不明だが早速Dをクビにしたところ、以来アニーは近所の男達から変な目で見られるようになり、毎日怯えて暮らすようになってしまった。



そして最後はエイボンの代理店をしているノーラのメイドE(20代半ば)のケース。ある日ノーラはメイドEのお腹が少し膨らんできたのを発見。あんた妊娠したのか?と聞いたところ「実はそうです」という答えが・・。多分サブディビジョン内に浮気相手でも見つけたのだろうと思っていると、ある日お隣さんが「お腹の子の父親はあんたの旦那だって噂になってるよ」と告げられ呆然・・。怒り浸透のノーラはEと旦那を問い詰めたが、旦那は自分は何もしてないと必死に抗弁。どうやらこの娘は虚言癖があるのでは・・と判断したノーラはその場でEを解雇。ところがEは今度は「本当の父親はあなた達の息子の○○です。」と言い出したので二人とも驚愕・・。その後これも虚言のようだと分かったが、この件以来ノーラの家はなんだか気まずい雰囲気に包まれているそうだ。

いかがだろうか?フィリピンでよく聞く殺人や強盗手引きなど重大犯罪の話ではないが、フィリピンでメイドを雇うということはこういったセコい目に遭うことと隣り合わせなのだ。だからメイドを雇うな!と言っているのではなく、ダメだったら直ぐに解雇する冷淡さとともに、この手のトラブルを楽しめるユーモアのセンスを持ち合わせる必要があるだろう。それから下半身がだらしないメイドも多いので、貴重品ばかりかご主人までメイドに盗まれないようにご注意を・・。




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