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気象予報士たちが逃げ出したフィリピン気象庁

2014/06/10 00:09:18 | ニュース | コメント:2件

フィリピン科学技術省の長官が、かねてから危機的な状態にあると噂されていたフィリピン気象庁(PAGASA)の頭脳流出問題について心配御無用であると太鼓判を押した。その根拠は、今でも140人の職員が気象庁に在職中であり、42人の気象学の専門家を新たに雇い入れる計画があるから代替が効くというものだ。さらに気象庁の給与は最低額が月35000ペソと他の政府機関よりも待遇が良いため、過去多くの職員たちが気象庁を辞めたのは給与が原因ではないと明言した。

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このニュースを聞いた時に我が家の全員はあんぐり口を開けてしまった。どうやらこの長官は部下から事実が伝わっていないだけでなく、どうやらテレビニュースさえも観ていないのでは無いかと思わせる程のトンチンカンぶりである。こんな男が長官をやってるという事に呆れてしまった。この件は昨年から何度も報道されていて、まず気象庁の長官が7倍の給料格差に釣られて任期途中で中東カタールの気象庁に転職してしまい、そして32人の専門職員(数人の例外を除き花形の気象予報官ばかりらしい)が外国の気象機関やフィリピン国内の他業種へ転職してしまったという話である。

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どうも気象庁が危機的な状況にあることを察知したレクト議員が独自に調査して見たところ、気象庁の給与は2010年以来据え置きで(以前の報道では月収14000ペソだった)、永年勤続など他の政府機関には有る手当も支給されず、それどころか給与も最大8ヶ月も遅配されていたなど、こりゃ職員が逃げるのも仕方無いわな・・というお粗末な状態だったことが判明。そして現在残っているのは雑魚ばかりの気象庁は今後まともな気象予報が出来るかどうか危ぶまれるほど弱体化してしまったらしい。

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「警察や役人と違って気象庁の職員は賄賂が貰えないから、給料を倍にしても優秀な予報官は集まらないと思うわ!」と従姉妹ミレットは言った。これから雨季に入るというのに、天気予報が当てにならなくなるって事かよ・・。昨年は低気圧による海面上昇という現象を庶民でも分かる簡単な言葉で伝えられなくて死者行方不明者合計8000人の大惨事になってしまったばかりだというのに。賃金格差による人材流出は避けられないとは言え、文句言われるまで何の対策も打てなかったとは・・。まあ日本の役所も似たようなもんか・・。

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コメント

日本から技術供与

2014/06/10(火) 04:41:46 | URL | romity #-
比気象庁 日本の技術協力を受け河川管理システム導入というニュース見かけましたよ。

>導入された「河川管理システム」は、設置済みの水位計のデータに加えて、JAXAが開発した降雨レーダーを搭載した人工衛星を利用して、水位計が設置されていない地域における雨量データを約10キロ四方ごとに解析、住民に
対して従来よりも精度の高い洪水情報を提供できる。比気象庁のソクラテス・パアトさん(45)は「より正確な警報を自信を持って住民に知らせることができる」と新システムの導入を歓迎した。

ということらしいです。
ソクラテスさんは、貴重なベテラン組なのでしょうかね?

Re: 日本から技術供与

2014/06/11(水) 21:34:54 | URL | 3カラット #-
主力は全部抜けてしまった様なので、庶務とか掃除夫とか用務員かもしれませんね。
タダでモノをもらえる時には殊勝な言葉が自然と口から出てくるのがフィリピン人ですから
ソクラテスさんが気象学の知識を持ってるかどうかも疑問です。

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