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サラ・ヘロニモという優等生アイドル

2014/06/02 00:14:59 | 日記 | コメント:0件

先週の平日、ロビンソン・ギャレリアのシネマ部門に勤める従姉妹のアニーから映画のタダ券が有るので観に来ないとのお誘いを受けた。平日限定の券で親戚のみんなは勤めていて来れないから自由業のアンタら夫婦なら暇だろうと思ったのよ!というお節介なセリフを言った後、「それに今日はサラの新作が封切りの日だしね♥︎」と言外にアンタこの新作観たいでしょ!と匂わせているのだが、筆者は黙って素知らぬ顔だけしていた。

このサラというのはサラ・ヘロニモの事である。今さら言うまでも無くフィリピンでナンバーワンの歌姫であり、かつ大物女優であるサラのラブロマンス「May be this time」の公開日だったのだ。なるほどチケット売り場にはこの映画を見ようとする人達の行列が遥か向こうまで続いている。いやはやすごい人気である。筆者の視線に気付いたアニーは「アタシが座席を確保出来るから行列に並ぶ必要は無いわよ」と気を回してくれたが、これも要らぬお世話なのだ。何故なら筆者はサラ・ヘロニモという人物が好きでないからだ。



数年前に香港のケーブルテレビでサラを始めて見た時の第一印象は歌が巧いという事よりも「こいつは生徒会の会長をやってそうな女だな」だった。美人で品行方正で教師たちのお気に入り。体育や音楽、美術、英語に国語などの成績は常に上位にいるが、何よりも数学や理科の成績が抜群に良い頭脳明晰な女。全然勉強してなくても地域で一番の公立高校から旧帝大の理学部や医学部、少なくとも早稲田の理工学部か筑波くらい(間違っても慶応や上智、立教、青学などチャラ系では無い)に進んで、在学中はESSや英語ディベート部で活躍。6年間真面目に勉強して教授に研究室に残るよう説得されるが修士課程で学業終了。超一流企業の研究所に配属された後は夫と子供と友人に恵まれ、市役所の無料法律相談所や生活保護相談窓口よりも、銀行や証券会社の2階個室の常連で投資信託の説明を聞いていそうなタイプである。

一方筆者は小学生から物を壊したりスカートめくりに熱中するクソガキであり、大概クラスに一人はいるサラ・ヘロニモみたいな学級委員の女から「やめなさいよー!」と注意を受けたり、担任にチクられてビンタの憂き目に遭わされていたのだ。高校は男子校で大学は男ばかりだったからサラみたいな女には滅多にお目にかからなかったが、就職するや研究開発部や特許調査部にこのタイプの女がウジャウジャいて新製品開発会議の場では随分やり込められた苦い思い出が有る。そう・・筆者が一番縁遠くて嫌いな女を体現しているのがサラ・ヘロニモ型種族なのだ。

「サラはね!厳格な父親に育てられたからセックス・スキャンダルが全く無いの!」と我が家の女性陣はさぞ立派なことの様に言うが、スキャンダルが無い女優なんて何の存在理由が有るんだろうと筆者は思ってしまう。だいたいアソコの毛もろくに生えて無さそうな女がラブロマンスに主演? 青い山脈とか50年代のヘップバーンじゃ有るまいし、今時そんなNHKの青春ドラマみたいな映画を金を払って観るなんて(本当はタダだけど)冗談もほどほどに言え・・なのだ。



「じゃあ真ん中の通路沿いの席でいいわね♥︎」とカウンターに向かうアニーをWAIT!と言って引き止めた。「実は観たい映画が有るんだよ。それにサラの映画だとタガログ語は分からんし」と言うと、アニーは「そうなの・・」とちょっと残念そうな顔をして「じゃあ観たい映画って何?その券を用意するから」と聞いてきた。えっ? しまった・・全然考えて無いや・・参ったな・・えーと・えーと・・。その時ここで上映されている映画の一枚のポスターが目に入った。「X-MEN!俺このシリーズ大好きなんだ!これを観たかったんだよ!」。

そして2時間後・・・。このX-MENという映画が子供染みていて実に退屈極まりない作品であった事は言うまでもない。しかしサラ・ヘロニモの新作映画を観るよりはまだマシだったと思っている。さてサラ!歌でも演技でもあっという間にトップを獲ったキミは現在は映画監督を目指している様だから、テレビも映画出演もこの歳キッパリと止めて、映画学科の名門ニューヨーク大学かUCLAに留学したらどうだろう。何でもかんでも器用にこなしてしまうキミならハリウッドでもソフィア・コッポラくらいには成功するに違いない。それでそのままフィリピンには帰ってくんなよ!




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