通夜の場で湧き出した親戚達のいがみ合い(2)

2014/05/17 00:58:16 | 日記 | コメント:0件

女房の話によるとミレットの父親(祖母の長女の婿)は、祖母の次女ルーシー叔母から長年に渡り金を無心していたらしい。長女の一家は祖母の面倒をずっと見てくれているし、他の4人の兄たちは貧乏子沢山だからルーシー叔母も自分だけが金を出すのも仕方が無いなと思っていたのだが、そのうちミレットの父親は何か起これば送金してくる事に味をしめて祖母に掛かる費用だけでなく自分の家の家計全部に家の建築費、さらには二人の娘の学費まで要求するようになったのだと言う。

ルーシー叔母の夫の香港人ユン叔父は毎月結構な額をフィリピンに送金していることが当然面白いわけもなく、一回こっきりまとめて出資するから何かビジネスをやってそこから収入を得ろ!と文句を言ったところ、ミレットの父親は色々とアイデアを出して来てその度にユン叔父から起業資金を引っ張ったが、はなから真面目にやる気など無いから全ての事業は頓挫してしまい、結局ユン叔父にとってはミレット一家への援助額が単に増えただけで終わってしまった。

「ミレットの父親のビジネスはただ一つ、祖母という人質を使って義妹と香港人の夫から金を搾り取ることだけだったのよ」との女房の言葉にいやはや呆れてしまった。それでユン叔父はブランデーを飲みながらミレットの父親にあんな態度をとっていたのか・・いやはや何とも気の毒な話である。だけどまあ外国人に貢がせるというのはフィリピンでは良くある話なんだけどね。

でも人質の祖母が亡くなったので、ユン叔父夫妻はもう金を搾り取られる事はなくなったんだろ?まあ今まで援助した金は確実に戻って来ないだろうけど、もう人質が居なくなった以上は一旦区切りがついたって事だな?と聞くと、女房は「とんでもない。ミレットの父親は遺産相続に絡んでまた金を引っぱる気に違いないわ!それにこの遺産が入り組んでて多分一悶着起こると思うのよ」


ここで言う遺産とは今ミレット一家が住んでいる土地の事であり(名義は祖母)、祖母はアタシが死んだらこの土地は一番自分に援助してくれた次女(ルーシー叔母)に相続させるわ!と「口頭で」公言していたと言うのである。そうか・・いずれルーシー叔母が相続するという名目があったからユン叔父もしぶしぶ家屋の建築費用の支払いを承諾したんだ。どうやらミレットの父親は居住権を盾に法外な立ち退き料をせしめる気という気らしい。

「ところが祖母名義の土地に住んでいるのはミレット一家だけじゃないの」との女房の言葉に思わずエッ!と言ってしまった。なんとビコールから出てきた祖母の四男と、孫(三男の子)に当たるボンギン一家が空いたスペースに勝手に家を建てて住み着き始め、ミレットの父親と揉めに揉めて立ち退きを要求されているというのだ。さしずめ北方領土に朝鮮系と中国系住民が勝手に独立国を打ち立ててロシアと三つ巴で争っている様なもの。この複雑さというかデタラメさとチンケさ・・さすがフィリピンである。

亡くなった祖母の法定相続人は四男二女の6人。次女(ルーシー叔母)への遺言は口頭のため法的には無効。よって遺産分割協議の場で5人の兄姉に相続放棄させなければならず、さらに現在この土地を占有している3家族(1家族は法定相続人では無い)への立ち退き交渉などを考えるとルーシー叔母とユン叔父の前途は多難である。さらに兄弟の中で一番タチが悪い三男は別の遺言状でも持っているのか息子のボンギンが全てを相続する権利があると喚いているらしい。

「父方の親戚は変なのが多くてトラブルが多いから、今まで付き合いは疎遠にしてたのよ」とは女房の弁。確かに母親側の親戚は全員それなりに豊かで性格的にも温和であり、叔父達の勃起能力以外は問題など無いのだが、このリサール奥地の連中は癖が悪そうである。しかし・・・筆者はこういう腐れ野郎達を相手にするのが結構好きな性分なので(話を聞いてて嬉しくって仕方が無い)、遺産分割協議には義父の代理人として参加したくなってきた。はなから遺産をもらう気がなければノラリクラリとしているだけで結構楽しめるものである。早くお通夜が明けて家族会議が始まらないかな〜🎵


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